第40話 説教という名の悪夢
追い詰められた後に、説教の予感がしてから3時間後。
「前回、たくさん教えましたよね!あの返事はウソだったんですか!?」
「そりゃあ前回と違って、周りにはアスカもいませんでしたし、マリーは怪我をしてました。でも!!」
「平民である5人の冒険者を助けるだけなら、マリーでもできたと思います。実際、報告に走れるほど回復していました」
「うっ。で、でも、あれはっ──」
「もうやらない、という約束さえしませんでしたが、スイ、あなたなら分かっていると思ってましたが?」
「そうだな。誕生日パーティーのときにお前が言っていたが、第4王女とは言え王族なのだ。お前が異端とは言え、平民のために竜種の群れに飛び込む3歳児の王女など、史上初だぞ」
……めっちゃ叱られてます。誰か助けて。
そんな、お前3歳の王族だったん?みたいな顔、カイルにされても……。
「っ!!分かった!!分かったから!!もうお説教終わりにして!2人のことも話さなきゃいけないし、2人に話さなきゃいけないこともあるし!」
「そ、そうですね。私も、色々と聞きたいことや話さなきゃいけないことが、たくさんあるんですよ!」
「そ、そうだよね。僕も故郷のこと知ってる人とたくさん話したいし!」
っ!フィーア!!カイル!!ありがとぉぉぉ!!
このまま、あと3時間くらい怒られたらどうしようかと思ってたよぉぉ!
我が友達よ!!
「うーん。どうせ、また同じような境遇になったら同じことするんだろうけど……まぁ、好きにすれば良いわ。ただし、スイ以外の人だけでも解決できる、命に関わることがあるなら、首を突っ込まないこと」
「私がやらなかったら、私以外の人の命がなくなったりするとしても?」
「そういうときは、自分の命を第一に考えて動くように。護衛以外の人にあなたを守らせる必要はないけど、自分の安全をよく考えなさい」
「はぁーい」
お母様が、私の疑問(というか攻撃?)に譲歩してくれたので、私も頷いておく。
前回も今回も、私が無傷で帰ったのが大きかったんだろう。今回できた小さい切り傷とか擦り傷とかは、全部治癒魔法で治してから帰ったからね。セーフっ!
「じゃあ次は、ほとんど分かってるルカ……いえ、“スイ”の秘密ですね」
っ!バレてるのはほぼ分かってたけどさぁ……。
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