第4話 誕生日パーティー
誕生日パーティー!記憶を取り戻したからには、しっかりと準備を手伝わないと!
「第2王女も第3王女も違うわよ。でも、スイらしいわね」
お姉様は一度言葉を区切って話を続ける。
「スイ、いいかしら?今日は、スイの3歳の誕生日よ」
「ふぇっ?」
私の、3歳の、誕生日パーティー、ね。
「えぇぇぇぇ!?」
「そして、スイのために!じゃじゃーん!私自らスイのドレスをデザインしたのよ!!」
「えぇぇぇぇ!?」
「あと、王族は3歳の誕生日に魔力測定があるわ!頑張るのよ!」
「えぇぇぇぇ!?」
驚き連発である。
私が驚きで固まっている間に、アリスお姉様が私の専属メイドであるマリーにドレスを持ってこさせた。ドレスは淡い紫色で、胸元の白い部分に紫色の紐が通してあるのが特徴的だ。
「ちょ、ちょっと待ってくらしゃい、お姉様。こんなに綺麗なにょ、私には、似合わにゃいよ?」
「そんなわけないでしょ?私がスイのドレスを仕立てたのよ。スイの可愛さを最大限に引き立てるドレスにしたに決まってるじゃない。ねぇ、マリー?」
「もちろんです!銀髪に映えますし、水色と桃色のオッドアイの瞳にも……想像するだけでも、とても可愛いスイ様になることが目に見えてます!」
「ほらね?」
「でも、こんなに可愛いにょ、私にはもったいにゃいでしゅ……」
「そんなことないって言ってるのよ。一度着てみましょう?」
「で、でも……」
数分後、淡い紫色のドレスを着た私がいたのは、王城にある中では一番広いホールの舞台の上だった。
結局着るのはあのドレスに決まったので、その後すぐに始まったパーティー会場でスピーチをしてるってわけ。
うぅ。やっぱりドレスに着られてるって。だってスピーチ聞いてる人の9割以上真っ赤な顔して別のとこ見てるもん。絶対に笑われてるって。
「──このパーティーで、たくしゃんの友人もつくれると嬉しいでしゅ」
少し短めだが、3歳とは思えないスピーチを終えると、準備が終わり次第魔力測定だ。頑張ろっ!




