表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
第4王女は元小学生です!  作者: 琥珀 蒼
第1章 小学生と転生王女
3/108

第3話 転生ってやつなんです

 ………………はあっ!?

 いつもはレースなんてないよね?起きた時に一番初めに見えるのは白い変哲のない天井だよね?でも、ここにはあるよね?

 ……とりあえず2度寝だね!おやすみ!



 …………えー、ただいま、先程の光景が夢ではないことが証明されました。

 まず、今誰かに抱きしめられているんですよ。

 そしてですね、その人がずっと言ってる言葉が……

「かっ、可愛すぎるっ。流石私の妹ぉっ!」

 これだからです、はい。知らない間に姉ができてました。

はにゃ、しちぇ」

「あぁ、苦しかったかしら。ごめんなさい」

 今、滑舌がかなり悪かったような……ま、いっか。離してもらえたし。

 そして、今私のことを抱きしめていた人を見る。

 14歳くらいかな、私より少し年上。ストレートの金髪を腰まで伸ばしてて、これが美少女か、と思わせる容姿だ。水色のドレス着ているし、やっぱりここは異世界なのかな?少なくとも日本ではなさそうだね。

 でも、やっぱりこんな姉、もった覚えはないと……

 ──っ!うわぁぁぁぁぁぁ!!

 脳内に私の悲鳴が響く。な、なにこれ?なんか色々分かるようになった。これは、私の、記憶?エナドリ飲んだときみたいに力が漲る。飲んだことないけど。

 数秒後、とりあえず情報を得た私は私は改めて口を開く。

「おはようございます、アリスお姉様ねーしゃま

 そう、この美少女、私の姉である。なぜ忘れていたのか分からないほどにはっきりと思い出した。

 私はこのグランドール王国の第四王女、グランドール・フラン・スイ、2歳で、このお姉様は第一王女のアリスお姉様である。このお姉様は次期女王様なんだよ、この国は女王制だから。

 「お姉様ねーしゃま勉強べんきょー時間じきゃんはまだですよね?なにかあったんですか?」

 あと私、噛みすぎだよね?2歳の滑舌だから、伝わるだけ良しとしましょう。

「何かあったか、ですって、スイ!大事な妹の誕生日に寝ていられる私ではありません!今日は、パーティーもあるんですから」

「えぇぇ!!わしゅれてましたぁっ!ステアお姉様ねーしゃまですか!?ジェニお姉様ねーしゃまですか?!」

 大変だっ!記憶を取り戻したからには、しっかりとパーティーの準備を手伝わないと!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ