第21話 お菓子屋さんでゲーム
「うっわあぁぁぁ!!」
注:これは悲鳴ではありません。通報しないで。
ならなんなの?って思う人もいるかも知れない。でも、これは私が感嘆してるだけ。
なんと、王都を回っても良いことになったの!だから、今日はマリーとアスカと一緒に、王都ヘ……。
と思ったんだけど、アスカは予定があるらしいからマリーと二人で王都を探索です。
もちろん、平民の服を着て、幻術までかけてね。
王都に入った途端に、憧れの街、っていう雰囲気が流れてきて、感動してしまった私とマリーは今、お店を見て回っています。
「あっ!あそこ、お菓子屋さんっ!」
「本当ですね。あっ、ゲームに勝つと、おまけを付けてもらえるみたいです」
まじかっ!!やるしかないっしょ!!
「お、嬢ちゃん達、いらっしゃい!買ってくれるならうちはゲームもやってるけど、やってくかい?」
「「もっちろんです!!」」
マリーとハモるのは初めてかも。
まぁ、今回のゲームは、本気と書いてマジでやります。ガチで勝ちにいく。
今はお金持ちの王族だとはいえ、元が市民の私は、自分が得することなら本気でやる精神の持ち主。
お菓子のおまけが付いてくるとなったら、本気でやらせてもらいますとも。
「ルールはこうだ。俺が手に持っているビー玉の数を当てたら勝ち。ビー玉は最大で10個までな。嬢ちゃんたちが質問をして、その数字を当てられたら勝ちだ。質問は3つまでで、はい、いいえで答えられるやつだけな」
「わかりましたっ!四則演算はできますか?」
「おう、大丈夫だ。よろしくな」
マリーと話し合った結果、私が先にやることになった。元小学生の威厳なんてないと思うが、転生者として頑張ります。
まぁ、2択の3つの質問じゃ数字絞れないから、運がいるんだけどね。
「よっしっ!!!」
勝った。おまけのお菓子は、3つ好きなのもっていって良いって言ってたから、クッキーみたいなの2つと飴みたいなのをもらった。クッキーうまし。
次はマリーの番。黙ってみてますよ、はい。
「6個以上ですか?」
「はい」
「じゃあ……その数は2で割れますか?」
「……はい」
「うがぁぁぁぁぁ!!……その数は、同じ数を掛けたときに6が入っていますか?」
めっちゃ唸ったな。大丈夫か?……飴うまっ。
「……はい、だな」
「うがぁぁぁぁぁ!!」
2回目。ほんとに大丈夫かな。
「さっきスイ様は8個だったから……6個っ!!」
おじさんはゆっくりと手を開く。その手の中に入っているビー玉の数は……
「残念だったな、嬢ちゃん。また来てくれや」
「うがぁぁぁぁぁ!!」
ほらほら、マリー。クッキーあげるから。
「ありがとうございました。楽しかったです」
すぐに立ち直ったマリーは、ドアの近くでおじさんに挨拶する。
「おう、じゃあな。気に入ってくれたようなら、また来てくれや」
「「ありがとうございました!」」
お読みいただきありがとうございます!他の作品もよろしくお願いします!もうすぐテスト期間で、投稿がまばらになると思います。また読みにきてください!




