表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

シチュエーションボイス シナリオ

作者: 雪月

イケボな方に読んでいただきたい、女性向けシチュエーションドラマ用シナリオを書いてみました。

営利活動以外ご自由にご利用ください。


設定

社会人の優しい彼氏。同棲中。毎日帰りの遅い彼女を心配している。

物わかりの良い大人なふりをして、本当は色々したいのを我慢している。

ドアの開く音


「おかえり。今日も遅かったね」


足音と、ガバっと抱きつく衣擦れの音


「わっ!(優しげに笑いを含んで)どうしたの?何だか、いつにも増して甘えたさんだね?」

「うん?疲れたの?…そりゃぁ、毎日こんなに遅かったらね…(軽くため息)」


彼氏、彼女の頭を撫でてあげる衣擦れの音


「おつかれさん。…よしよし。ごはんは?食べて来た?」

「じゃあお風呂入っといでよ。お湯入ってるよ」


足音、ドアが閉まる音の音の少し後に、シャワーの音


SEフェードアウト、時間経過の間


ドアが開く音


「あれ?早かったね?」


足音に続いてベッドがきしむ音


「んー?まだ甘えたさんモードなの?」


彼女を抱きとめてあげる衣擦れの音


「(やや呆れ気味)って、ちょっと。髪まだ湿ってるじゃない」

「まったく、そんなに早く僕に甘えたかったの?」

「(仕方ないなぁという感じで)…はいはい、甘えたかったんだね。好きなだけ甘えて良いから、風邪ひく前に髪乾かそうか。ドライヤー持ってきて?」


パタパタと気持ち急ぎめの足音が一度遠ざかり、また近づいてくる


「(軽く笑う、嬉しそう)はははっ、…いや、なんかさ。あんまりにも嬉しそうだから。そんなに急がなくても良いのに」

「ほら、」


ぽんぽんと布を叩く音


「ここ座って」


ベッドに腰掛けるきしみの音

ドライヤーの乾いた音が続く


「こうやって改めて触ると、髪、ほんと柔らかいよね」

「それに、(近づいて)良い匂い」

「…うーん、そうだね。同じシャンプーなんだけど、なんでだろうね。なんか、僕の髪よりも良い匂いな気がする」

「って、ちょっとー!もたれ掛かられたら乾かせないから。ちゃんと座って?」

「(ほんの少し呆れ気味に)…まったく、拗ねないの。もう少しだから」


数秒ドライヤーの音


「はい、これで終わり!ちゃんと乾いたよ」


彼女が彼氏にバフッと抱きつき、倒れる音


「わぁっ!(からかって)甘えてきたと思ったら押し倒すなんて、大胆ー!」

「ははは、冗談だって。いちいち拗ねるから、からかいたくなるんだよ」

「(トーンを変えて)でも本当に、あんまりベッドの上で甘えられちゃうと、僕が我慢できなくなっちゃうからね?明日も仕事だし、疲れてるでしょ?」


ふとんをかぶせる衣擦れの音


「今日はこのまま寝るまで抱きしめててあげるから、良い子で寝ましょうねー」

「ははは…。はいはい、分かったから。頭撫でてあげるから拗ねない、拗ねない」

「(小声で)ほーら、ゆっくり目を閉じて?こうして、ゆっくり、ゆっくり頭を撫でられていると、だんだん、だんだん眠たくなってきて…」

「(ささやくように)あ、もう寝ちゃったかな?(拗ねた感じで)まったく、最近本当にすぐ寝ちゃうんだから…」


彼女に近づく衣擦れの音


「(耳元でささやき)次の休みには、僕の方が甘えさせてもらうからね」


キスの音


「おやすみ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ