シチュエーションボイス シナリオ
イケボな方に読んでいただきたい、女性向けシチュエーションドラマ用シナリオを書いてみました。
営利活動以外ご自由にご利用ください。
設定
社会人の優しい彼氏。同棲中。毎日帰りの遅い彼女を心配している。
物わかりの良い大人なふりをして、本当は色々したいのを我慢している。
ドアの開く音
「おかえり。今日も遅かったね」
足音と、ガバっと抱きつく衣擦れの音
「わっ!(優しげに笑いを含んで)どうしたの?何だか、いつにも増して甘えたさんだね?」
「うん?疲れたの?…そりゃぁ、毎日こんなに遅かったらね…(軽くため息)」
彼氏、彼女の頭を撫でてあげる衣擦れの音
「おつかれさん。…よしよし。ごはんは?食べて来た?」
「じゃあお風呂入っといでよ。お湯入ってるよ」
足音、ドアが閉まる音の音の少し後に、シャワーの音
SEフェードアウト、時間経過の間
ドアが開く音
「あれ?早かったね?」
足音に続いてベッドがきしむ音
「んー?まだ甘えたさんモードなの?」
彼女を抱きとめてあげる衣擦れの音
「(やや呆れ気味)って、ちょっと。髪まだ湿ってるじゃない」
「まったく、そんなに早く僕に甘えたかったの?」
「(仕方ないなぁという感じで)…はいはい、甘えたかったんだね。好きなだけ甘えて良いから、風邪ひく前に髪乾かそうか。ドライヤー持ってきて?」
パタパタと気持ち急ぎめの足音が一度遠ざかり、また近づいてくる
「(軽く笑う、嬉しそう)はははっ、…いや、なんかさ。あんまりにも嬉しそうだから。そんなに急がなくても良いのに」
「ほら、」
ぽんぽんと布を叩く音
「ここ座って」
ベッドに腰掛けるきしみの音
ドライヤーの乾いた音が続く
「こうやって改めて触ると、髪、ほんと柔らかいよね」
「それに、(近づいて)良い匂い」
「…うーん、そうだね。同じシャンプーなんだけど、なんでだろうね。なんか、僕の髪よりも良い匂いな気がする」
「って、ちょっとー!もたれ掛かられたら乾かせないから。ちゃんと座って?」
「(ほんの少し呆れ気味に)…まったく、拗ねないの。もう少しだから」
数秒ドライヤーの音
「はい、これで終わり!ちゃんと乾いたよ」
彼女が彼氏にバフッと抱きつき、倒れる音
「わぁっ!(からかって)甘えてきたと思ったら押し倒すなんて、大胆ー!」
「ははは、冗談だって。いちいち拗ねるから、からかいたくなるんだよ」
「(トーンを変えて)でも本当に、あんまりベッドの上で甘えられちゃうと、僕が我慢できなくなっちゃうからね?明日も仕事だし、疲れてるでしょ?」
ふとんをかぶせる衣擦れの音
「今日はこのまま寝るまで抱きしめててあげるから、良い子で寝ましょうねー」
「ははは…。はいはい、分かったから。頭撫でてあげるから拗ねない、拗ねない」
「(小声で)ほーら、ゆっくり目を閉じて?こうして、ゆっくり、ゆっくり頭を撫でられていると、だんだん、だんだん眠たくなってきて…」
「(ささやくように)あ、もう寝ちゃったかな?(拗ねた感じで)まったく、最近本当にすぐ寝ちゃうんだから…」
彼女に近づく衣擦れの音
「(耳元でささやき)次の休みには、僕の方が甘えさせてもらうからね」
キスの音
「おやすみ」