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なんでもないようなこと

朝焼け空

作者: 夏野レイジ

時折、普段起きている時間よりも少し早い時間に起きることがある。

気温が低かったのか、寝つきが悪かったのか。

何が原因なのかはわからないが、とにかくいつもより少し……といっても、1時間ほどだが、早く起きることがあるのだ。

そういう時は、適度に着込んで外を歩くのが癖となっている。

肌寒い秋の空気に包まれながら外を歩けば、様々なものが目に飛び込んでくる。

枯木の香り交わる風、朝露に濡れた草花、日の出を喜び囀る小鳥たち、ごそごそと動き始める家屋。

ふわぁ……。

口から大きなあくびが1つ。朝焼け空に白い煙が立ち上る。

人々のざわめく時間帯が始まろうとしていた。

自転車や車での移動が大半でしょうが、たまの散歩も気持ちいいものです。

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