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Heavens Gate  作者: 小鳥大軍
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The origin of the story

目を覚ましたら、そこは知らない場所だった。何もない白い部屋。ここはどこなのか。今はいつなのか。何故自分がここにいるのか。何もわからない状況で、いきなり声が聞こえてきた。

『あなたの所属するチームを選んでください。』

「は?」

いきなり聞こえてきた声は、意味がわからないことを言い出した。今ここには俺しかいないから、多分俺に向けて言っているのだろう。

「どういうことなんだ?」

意味がわからないので、『声』にきいてみる。その声が聞こえたのかは知らないが、言葉が返ってきた。

『『絶対負けないチーム』か、『お前はもう、負けているチーム』のどちらかを選んでください。』

「何がだ?」

ときくが、

『選んでください。』

意味がわからないよ。まあ、名前が気に入ったほうのチームでいいよな。

「じゃあ、『お前はもう、負けているチーム』で」

『了解しました。三河みかわ つなぐ様は、『お前はもう負けているチーム』で、よろしいですね。』

「ああ、いいぞ。てか、何で俺の名前知ってるんだ?」

『では、ルールの説明をしていきます。まず、これから行ってもらう場所では、2つのチームに分かれて勝負をして行ってもらいます。勝負内容は、その都度おしらせしますのでご心配なく。』

無視された。まあ、それは置いといて。なるほど、2チームに分かれて勝負するのか。うん、なんで勝負するんだ。てか、

「ルールは?」

『ルールですか。』

その声は、どこか悲しそうな声だった。もし顔があれば、うつむきながら言っている。そんな声だった。

『そんなものありません。』

「いや、それルール説明って言わないよな!」

思わずツッコンでしまった。でも仕方ないよな、だって言ってることが変なんだもん。

「そもそもここはどこなんだ?何でここにいるんだ?」

『では、そろそろ転移してもらいます。』

「ちょ、おい!説明しろ!」

次の瞬間、俺の意識は、飛んだ。














次に眼が覚めると、そこは屋外だった。周りを見るに、どこかの学校の屋上だろう。空の感じだと、夕方くらいか。むむ!俺の第六感シックスセンスが言っている。誰かが近づいてくる!まあ、冗談は置いといて、足音が近づいてくるな。どこかに隠れるか。いや、隠れる理由がないな。じゃあ、どうしよう。笑っとくか。

「ハーハッハッハ!」

「うわ、なんか変な奴がいる」

来たのは、俺と同じくらいの背丈の男だった。歳も、同じくらいか。顔は・・・イケメンだな。ふふ。ははは。

「死ね」

「うわ、ひっど!いきなり死ねとか!いや、まあいいや。ここにいるってことはうちのチーム選んだんだよな。ああ、『お前はもう、負けているチーム』な」

ポーズを決めながら言ってきた。驚いた。何で知っているんだ?ならばこいつにきくか。

「ああ、そうだ。一つきいても」

「ならよかった。じゃあ、付いて来てくれ。」

「ああ、わかった。一つき」

「ああ、そうだ。俺の名前は賀古かこ 祐真ゆうまだ。気軽にゆうまって呼んでくれ」

「ああ、わかった。ひと」

「あのさー。お前って」

「一つきいてもいいかな!!!!」

「お、おう」

やっと反応した。こいつは人の話を聞かないタイプなんだな。ふう、やれやれだぜ。

「で、何が聞きたいんだ」

「ああ、ここは一体どこなんだ?なんで戦うんだ?なんで俺は、ここにいるんだ?」

「いっぺんにきくなって。えーっと、ここは死後の世界だ。天国に行くために戦っている。お前がいるのは、死んだからだろ」

なん・・・だと。いや、マジで。え?死んだ?いやいや、ないない。だって俺、

「いや、俺生きてるよ」

「うん。死んでんだよ。で、俺の質問な、お前、どうやって死んだんだ?」

え、死んだ?いやいや、ないない。だって俺死んだ記憶ねーもん。いや、まて、死んだ記憶どころかここに来る直前の記憶もない。うん。まあ、わからないので

「わから・・・ない」

「あーそのタイプか。まあ、ドンマイ」

そう言いながら祐真は、ポンと肩に手を置いてきた。ちょっと、うざい。

「じゃあ、今からうちのチームの本部に行くから、付いてきてくれ」

そういう祐真に、付いていく。室内に入ると、そこはやはり学校だった。学校の中を進み、ある教室の目の前に立つ。その教室は、生徒会室!

「ここが、『お前はもう、負けているチーム』の本部。生徒会室だ!」

うん、見たら分かる。

「まあ、ドアの前で突っ立ってても意味ねえから、中に入ろうか」

といい、祐真はドアを開いた。と同時に祐真が吹っ飛んだ。あ・・・ありのまま今起こったことを話すぜ。祐真がドアを開けたと思ったら、吹っ飛んでいた。な、何を言ってるかわからねえと思うが俺も何が起こったかわからねえ。催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。

「おっそいのよ!あなたを迎えに出してから何分かかったと思ってるの?90分よ90分!一体何をやってたのよ!」

「いや、最初行った時いなかったからちょっとそこらへんをブラブラと・・・」

「いなかったら一旦帰ってきなさいよ!ったくもう、あんたアホね。ああ、そこのドアのところにいるのが新しい奴?」

そういうと、声の主は俺を呼んだ。呼ばれたので、出て行った。出て行ったら、ショートカットの美少女がいた。

「えーこの人が、我らがリーダー、新井あらい 由香ゆかだ」

と祐真が体をさすりながら言ってくる。

「そゆこと。これからよろしくね、えーと」

「三河 継です」

「そう。これからよろしくね、三河君。私のことは、気軽にリーダーって呼んでくれて構わないわよ」

リーダーは気軽じゃないと思う。

「まあ、俺らは、ゆかっちって呼んでるけどな」

「なにバカなこと教えてんの!?せっかくこいつにはリーダーって呼ばせようとしてたのに!このアホ!」

元気一杯の女の子だ。こんな子が彼女だったら・・・・・・・苦労するんだろうな。

「ま、これからよろしくな、継」

そう祐真が言ってきた。


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