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変わってしまうんだね

作者: Do-rei

僕には、幼い頃から知っている友達がいた。保育園児の頃からの友達だ。

思い返してみたら色んなことをしてきた。涙があふれてきた。

保育園の頃毎日のように遊んでいた。あまり覚えてないが。

小学生になっても、僕は友達ができなかった。でもアイツがいた。

夏休みには一緒にプールに行き、冬休みには雪合戦をしていた。

高学年になりやっとたくさんの友達に巡り会えた僕。親友もできた。

でも、相変わらずあいつとは仲良く遊んでいた。

時間は流れ、中学3年になった。僕らは同じ塾に毎日かよった。

ともに支え合い、助け合い 受験と言う名の壁を乗り越えた。


高校生になった僕らは、それぞれの道へ

なかなか会えなかったけれど、久々にあったときは笑って、今までのように。

高2になり、友達からある事を聞かされた僕。

「アイツが、お前のことめんどくさいって言ってたぞ。何かお前のこと苦手みたい」

僕にはそれが信じられなかった。嘘だと思った。というより、嘘だと信じたかった。


ある日電車に乗った僕はアイツに会った。以前みたいに声をかけてみた。そしたら

「お前かよ!!めんどくせーやつにあってしまった!」

ということを言われてしまった。

その時、友達からきいたあの言葉を思い出した。

「ホントだったんだ」

心の中でつぶやいた。「笑っている」という仮面をかぶって「泣いている」自分がいた。


人の心は、思いは、感情は、時が流れれば変わってしまう。

時よ止まれとか、戻れとか願っても叶わない。

昨日の友達が明日の敵に。っていうこともある。

そんな時の流れというものの中、僕たちは生きている。

そんな時の流れというものにより、過去を忘れてしまう。

だから、今を。

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