『支配』
サイクロプス…倒せるわけがない…恐怖で震えが止まらない。
テ「そうだそうだ。サイクロプス討伐する前にリンの強さ教えて。」
リ「…Fランクですけど…」
テ「あ、そうじゃなくて。私に攻撃してみて。」
リ「死にますよ?」
テ「ダイジョブダイジョブ!むしろ殺せるもんなら殺してみろって感じ!」
リ「全力で行きます。」
もちろん噓だ。こんな年下相手に全力でやる気はない。
とりあえず出来るだけ弱く、出来るだけ優しく、氷を飛ばし___
『支配』
気がつくと私の目の前にはいくつか街を飲み込みそうなほど大きな氷の塊があり、私のMPは半分以上消費されていた。
すると突然氷が砕け、無数の破片が私の元へ飛んできた。なぜだろうか?死ぬとは思わなかった。
一つの氷が私の喉元へ触れたとき。
氷が溶けた。
私は腰が抜けたのか倒れるように座り込む。その瞬間、大量の水が私をめがけて降り注いだ。湖を丸ごとひっくり返したような雨に流された所から記憶がない。
そして私は今、ベットに寝ている。
リ「あれ…?」
テ「私の勝ちぃ!」
リ「…はぁ。」
テ「それじゃ、サイクロプス倒しに行こ!」
リ「…テットさん、ほんとにFランクですか?」
テ「んなわけねえじゃん。」
リ「…詐称ですか…」
テ「ほら、はやくサイクロプス倒しに行こう!」
リ「…わかりました…」
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