第三話 格上
「ガアアアア!」
俺に襲いかかってくる石達を返り討ちにする。
「はっはっはっーこの程度では俺には勝てないぜ?」
レベルも3になり、ここら辺の石が相手では苦戦をしなくなった。
(レベルアップしました)
お?遂にレベル4かいよいよ鑑定の取得が出来そうだ。
ステータス出てこい!
名前 無し
種族 タルク
レベル 4
HP 13
パワー 4
防御 65
素早さ 4
特性
展性
耐熱(弱)
スキルポイント 3
よし、それじゃあ鑑定取得!
(承りました。しばらくお待ちください……………………………………スキルポイントを3ポイント使い、鑑定を取得しました。残りスキルポイントは0です)
よっし!早速鑑定を使ってみるか……
とりあえず、今倒した石を鑑定してみる。
名前 無し
種族 タルク
レベル 3
HP 0 / 12
パワー 3
防御 60
素早さ 3
特性
耐熱(弱)
スキルポイント 3
………つまり、この鑑定というのは簡単に言えば今まで見ていたステータスを自分以外の生物(石をこれから生物として扱う)のものでも見れる様になったというところか?
そう思って試しに水たまりに鑑定を使ってみた。
癒やしの水
特徴 使っているだけで1秒につき体力が1回復する。
何だこれ!?この水そんなすごい物だったの!?
というか鑑定って基本なんにでも使えるみたいだな……
面白く思ってそこら辺を探索、石を倒しながら鑑定をしていると、周りより少し大きめの石を見つけた。
…何だあれ?今まで倒してきた石は全てタルクだったが、あれは色が違う。
白ではあるのだが、なんだか少し大理石の様な美しさがある。石膏像とかの質感に似ているかな?
そう思って近づいてみると、襲いかかってきた。
やっべ!でもまぁ展性があるからある程度は大丈夫…か!?
しかし、体力を見ると3も減っていた。
まずい、コイツは今まで倒してきた奴とは格が違う。
「こういう時の為の鑑定!」
名前 無し
種族 ジプサム
レベル 11
HP ?
パワー ?
防御 ?
素早さ ?
特性
耐熱(弱)
耐乾燥(弱)
耐水(弱)
スキルポイント 10
嘘だろおいおい、鑑定ってもしかして格上には効かないのか?
仕方がない……今はコイツから逃げるしかないな。
俺は全速力で逃げた。
数分後に後ろを確認したら居なくなっていた。
良かった……そこまで執着してなかったみたいで……
俺は傷ついた体を水溜りで癒した。
「とりあえず、またあんなのに会っても大丈夫な様に俺もパワーアップするしかないな。鑑定以外にもスキルを取らないと」
俺は再び同族狩りを決意した。
ごめんなさい、最弱スキルも9999個集まれば最強だよね(略してさいきゅー)の方ばっかりでしばらく更新してませんでした。
とりあえず向こうが一区切りついてからこっちも更新します。