表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョン王国を作ろう!  作者: MH25
序章 『全ての始まり』
6/15

第6話 十四年前の嵐の日に

回想編です。

シャルル(主人公の父親)視点です。

~シャルル邸・書斎~

「······行ったか」と、虚空に浮かんだマップを見てる俺の口からこぼれた。


「当主様ついにこの時が来てしまいましたね······」ミリアムはそう言ってきた。


「······そうだな、あいつがこの家に来て十四年。あの嵐の日からそれだけの日がったということか」そう俺は言うとあの十四年前を思い出していた。


~十四年前・シャルル邸~

コンコン


「こんな嵐の日に誰だ、ミリアム見て来い」


「わかりました」


コンコン


「ここはシャルル領主の屋敷だ、雨宿りなら他を当たれ」


「ユグドラシルと七つの家名」と、フードを被った奴らが言ったのはハイエルフの王が七つの家に当てた秘密の文言だった。


「······エンビリア興国」と、今は地図に残っていない国の名をミリアムは言った。


「確認した。元エンビリア興国、47代興帝(こうてい)シャルル・ド・マーニ殿の部下の嫉妬の騎士団団長ミリアム・ケーニヒ殿ですね?」


「······あぁ、昔はそうだったよ。今はただのミリアムだ。で、お前らハイエルフが直々に来るとはどんな緊急の要件だ?」と、ミリアムはフードを被った奴らの中を覗きこみつつ言った。


「······他の人に聞かれるとまずいので中で話をしても?」


「あぁ」と、だけミリアムは言いフードの集団を屋敷内へ招き入れた。


~シャルル邸・辺境伯執務室~

コンコンと、ノックの音が聞こえた。


「誰だ」と俺が聞くとミリアムの声が聞こえた。


「当主様、ハイエルフの方々をお連れしました。至急の要件だそうです」


(は、ハイエルフが今更何故私のところへ······? そして至急の要件とはなんだ······?)考えれば考える程に俺の頭の中をぐちゃぐちゃにしていった。


「当主様、ハイエルフの方々が玄関でお待ちなので······」と、そんな中ミリアムはもう一度聞いてきた。そのミリアムの声で俺は色々な考えで渦巻いてた頭がすっきりした。全ての疑問はハイエルフ達に聞けばわかるだろうと俺は執務室へ呼ぶようにミリアムに言った。


「あぁ、ミリアムすまない。ハイエルフの方達をここに呼んできてはくれぬか?」


「わかりました当主様。今から呼んできます」


(さて、ハイエルフの奴らめどんなことを言ってくることやら。あいつらが命令してきたことで簡単なことなど一つも無かったからな······)

誤字脱字があったらすいません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ