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ダンジョン王国を作ろう!  作者: MH25
序章 『全ての始まり』
3/15

第3話 禁書

文字の量は基本変えません。

2017年4月29日 本文の一部変更済み。

さて、あの後父さんが帰ってくると、屋敷内はバタバタとし始めました。

僕はやる事も無いので屋敷内にある、図書室の本を持ってきて読む事にしました。


~シャルル邸・図書室~

さて、僕は小さい頃から本を読むのが好きでした。

なので、入り口付近の本は一通り読み尽くしました。

師匠には、「お前は本の虫か!」と、言われましたが、自分も全くその通りだと思いますね。


と、考えている内に奥の方まで来ちゃいました。

ここは父さんに来てはいけないところに指定されていました。

それを思い出し、引き返そうとした時でした、ふと、僕の目に1冊の本が留まりました。


『異界・魔物図鑑』


そして、その本がある本棚を見ると様々な本がありました。


『ダンジョンとは?』


『ダンジョンの運営方法』


『魔物合成召喚書』


と、何故かダンジョンや、魔物についての本が殆どでした。

しかし、これらの本は国で禁書に指定されているはずでした。

なぜ、それがここにあるんでしょうか······?


しかし、何故か僕の心の中で読みたい、という気持ちが膨れ上がってきているのです。

それは、何というか心の奥底にある本能的な意味で読みたいのです。

じっと本棚を見ると封筒が本と本の間に挟まっていました。

そして、僕の手はその封筒へと伸びていました。


~封筒~

前略、この手紙は後世のために私······・······が書き残したものである。

この屋敷内にはある一つの秘密が隠されている。

それは、ダ······で······コアは······にある。

もし、もしも、私が亡くなってしまったならこれを読んでいる君に託したい。

そして、私の息子がダ······マ······になったならこの真実を伝えてくれ。

中略、後のことをよろしく頼む。


と、手紙はあちこちが破れてしまっていました。でも、何か大切な気がしたので自分の懐に入れ、その本棚にあった何冊かの本を持って自分の部屋に戻りました。

誤字脱字があったらすいません。

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