第1話 本好きな少年
初めましての方ははじめまして。MH25という者です。
初めてのダンジョンマスター物になりますがよろしくお願いします。
~セントリーナ王国~
この国は東は砂漠、西は世界樹、南は海岸、北は標高の高い山々がある国だ。中央にはこの大陸一美しいとも言うべき『セントリーナ城』がある。北の山々から流れてきた河川によって農業と牧畜が盛んな北西部、南の海に面して漁業が盛んな南西部と、とても自然の恵みに恵まれている国である。旅人であれば1度はこの国に来てみるといいだろう。
今の文章はある1人の旅人が書いた本の一部である。この本を読んだ時、僕は思ったんだよ。これはいい所だけしか書いていない!、と僕は思ったんだ。何故なら東にある砂漠についての記述が何も書いてないんだ。だって砂漠のことを書いたとしたらこの国に観光客は来なくなってしまうと思うんだ。だから、僕がこの国の砂漠についてこの日記に書き記そうt······。
バーンッッッ!!
「どこだぁっ!! このっ、バカ息子がぁぁっっ!!!」
僕が日記を書こうとした瞬間に、なんと僕の父さんがドアを蹴破って入ってきたのです!
「ち、父上っ! なっ、なんでしょうかっ!」
「お前、また武術の稽古をサボったらしいなっ!!」
この武術の稽古というのが、とても僕には素質が無いために、師匠にひたすら打たれるだけという、とても稽古とは言えないものでした。
「いやっ、そのっ、それには深いわ、訳が······」
「ワケも、サケも、しったこっちゃないんだよ!」
ドスドス、グッ!
父さんは僕の方に歩いてきて僕の胸のタイを掴み、引っ張りました。
「さぁ! 来なさい!」
「ち、父上っ! ぐっ、ぐるしいでずっ(苦しいです)!」
そして、僕は父さんに引っ張られ稽古場で師匠にボコボコになりボロ雑巾のようになるまで打たれまくるのでした······
誤字脱字があったらすいません。