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短編集

素敵な眼鏡…?

作者: 瑠音

私は眼鏡を買った。


帰り道嬉しくて、眼鏡をかけて歩いてみた。


雲ってあんなにもフワフワなんだ。


木々の葉っぱも太陽に照らされながら、1つ1つが綺麗に輝

いている。


川の水は透き通っていて、小魚が優雅に泳いでいる。


道端に咲いている花は、赤やオレンジで、とても綺麗だった


私は今まで、こんなにも素敵な世界を見ることもなく生きて

きたのかと思うと本当に勿体ないと思う。


自分の家に到着するまで、私は感動するばかりだった。


「ただいま~!」


「おぅ、お帰り~。」


愛する夫の声がする。


早く眼鏡をかけた姿を見て欲しくて、私は急いでリビングに

向かう。


夫は、ソファーに腰をかけて、テレビを見ているところだっ

た。


テレビに写っているタレントも良く見える。


「見て見て!眼鏡にしてみたんだけど、どうかなっ?」


私は上機嫌で尋ねた。


夫が振り返って私を見る。


その瞬間、私は固まった。


「お、似合ってるじゃん!」


「え、あ、ありがとうっ…。」


私は、笑顔をひきつらせながら廊下に向かう。


私の夫の顔って…あんな感じだったっけ…?


もっとかっこ良かったと思ってたけど…?


もしかして、目が悪かったから気づかなかったの…?


私はフラフラしながら洗面台に手をついた。


そこで、私はまた固まる。


「…私ってこんなに老けてた──?」

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― 新着の感想 ―
[良い点] 私も視力が低く眼鏡をかけているので、余計我がことのように感じてしまいました! 今までぼんやりとしか見えていなかったものがはっきり見えた時の喜び。何だか懐かしいです(^▽^)/ でも今回…
[一言] 僕も現在視力0.2であります! 眼鏡買おうと思ってました……(笑) なるほど、くっきり見えて素敵なものと、そうでないものがあるんですね(笑) 買わない( ̄▽ ̄)
2016/07/18 23:11 退会済み
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