表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/53

第3話

投稿した後アクセス人数とかに見れることを最近知りました

第3話


コンコン、


「ヨシアキ様おはようございます」


ノックの音が聞こえる。結局、ベッドが固くて寝心地悪かったな。


「起きてるよ。入るなら開けてくれ」


そういうとメイドさんは入ってきたが昨日の人達とは違うな。


「おはようございます、ヨシアキ様。ご朝食の用意ができていますので、どうぞ」


そういってトレーを渡してきた。メニューはパンと牛乳?みたいだ。


「随分と軽い食事だな」


昨日の晩飯から見ると大違いだ。


「そうなのですか?朝食の後に謁見の間にて王様から今後のお話があるそうなのですぐに来てもほしいそうです」


メイドさんは首をかしげながらそういう。メイドさんの反応から、これが基本みたいだな。しかし、王様自ら話をするのか――昨日の引きずってなければいいのだが……


~~☆~~☆~~


食事を済まして部屋を出ると今度は兵士に連れられて謁見の間に行った。



「勇者達よ、今日は旅の共の顔合わせとそなた達の実力を確認させてもらう」


そう王様言うと3人の女性が前に出てきた。その中には昨日いた姫さんもいる。


「まずは、勇者マサヤの共だ」


そう王様がいうと、姫さんが前に出た。


「最初はわたくしから、クリスティーナ=フィア=ユルカです。昨日お会いしたからお分かりのようにユルカの第一王女で、属性は光です。どうぞ、リスティーとお呼び下さい、マサヤ様」


姫さんの容姿については、前に言ったか。ゲーム設定のせいで、甘やかされた姫としか見えないな。しかし、第一?つまり他にも王女がいるのか……まだ見てないがそのうち会うだろ。


「次は私、セシリー=ノートンだ。見てのとおり騎士で騎士団の副長を任されている。属性は土だ」


セシリーと名乗った女性の見た感じは、真面目に騎士精神を重んじるような人物だな。背丈は正也より少し小さい167くらいか髪は赤のショートで胸は姫さんよりも少し大きいぐらいだが、モデルのようにスタイルがきっちりされているから美人だな。


「最後に、わたしですね〜。わたしはレン=ヴァレンシアと申します〜。これでも〜、宮廷魔道士である〜師匠の〜一番弟子なんですよ〜。属性は〜、水と〜風で〜。どちらも〜派生を使えます〜」

レンにこいつは、どうも見てもおっとり系だ。髪はブロンドのセミロングで背丈は姫さんより少し大きいみたいだから162か?しかし、2人とはちがってゆったりとしたローブ姿でもわかるほど主張の激しい胸だと!!


正也のパーティーは随分と濃いメンツになりそうだな。


「では、次にヨシアキの共を紹介しよう」


そう言われて出てきたのがどうみても問題児3人組。ケンカ上等のような顔つきをした下っ端兵士に、どうみてもドジっ子魔女、そして、僧侶の格好をしたじじい。


「では、ワシから「ちょっとまて、王さんや、これはどういう配分だ!」……」


いくらなんでもこのメンバーはないだろ!?


「このメンバーなのには、我から説明しよう。勇者マサヤには私の娘を入れているのは王族が参加しなければ勇者に対して申し訳がないからだ。そして、副長と宮廷魔法使いの一番弟子を入れているのには娘の護衛も兼ね備えているからだ。人数が3人なのは、あまり大勢で行くと外交問題になるからだ。そして、パーティーをわけるのは、魔王を倒すのと同時並行で世界の国々へ渡り、世界の平和を取り戻してほしいからだ。そのためにも一刻も早く解決をしてほしいから二手にわかれた方が効率がいいという判断だ」


「正也のパーティーにどうこういうつもりはない!俺のメンバーにはこんな、じじいとドジっ子と不良なんだよ」


「それは、お主のせいだ。もともと勇者の共は勇者マサヤのメンバーともしもの数人しか用意していなかった。その残りの数人がお主の昨日のおこないのせいで『王に無礼をはたらくような者と旅などできませぬ』といってお主についていきたくないと言ってきたのだ。お主に対して信用されていない者を連れていると寝首を取られることがあるかもしれんのでな。その者たちぐらいしか見つからんかったようだ」


たしかに、昨日のは問題になるのは仕方がない。って、どうみても王様にやついてやがる!?きのうの腹いせか!


「なら他の奴を探してくれ、どうせ今すぐに出るわけではないからな。特にじいさんなんかは旅に耐えきれるかわからん」


「そうか、なら探させよう。見つかるかはわからんがの」


王様はにやにやしながらそう答えた。それに俺に対して勇者と呼んでない。勇者と呼んでほしくないとはいったが、これでは器の小さい王としか思えん!


「あのー。さっき言っていた属性ってなんのことですか」


おとなしく聞いていた正也が王さんに聞く。


「属性とは、魔法のことだ勇者マサヤよ。これから勇者達には、魔力と属性の確認。それから身分証明となるカードを作る。では持って参れ」


そういうと3つの水晶?のような玉を持ってこさせた。


「まずは、魔力を確認させてもらう。勇者マサヤよ、玉の上に手を置くのだ。そうすればどれほど魔力をもっているのか確認できる」


一人が正也の前に玉を持ってきた。正也は玉にそーっと壊れ物でも扱うように手を置くと「ピシッ」と音が聞こえて玉にヒビがはいった。


正也はどうしようみたいな顔をして周りを見まわしているがみんな「おおー」と言っていて、王様は笑顔で


「さすがは勇者であるな、勇者マサヤはかなりの魔力をもっているようだな。玉の容量を超えるとは我々の見立てが甘かったな。一番大きいのを持ってこさせるのでその間に属性を調べよ」


正也は「ほっと」したのか胸に手をおいてため息をしている。そして、次に用意された玉に手を置いた


すると赤・緑・白と玉の中で光りだした。


「なんということだ!勇者マサヤには3つの属性があるとは」


王様や周りの人たちが驚いている。


さすがに俺も驚いた。最初から3つとかどんなチートだよ。俺が知っているとおりなら、本来1つしか選べず周回して属性を増やすしかないはずだ。


「それぞれ、どうなっているんですか」


正也はさっきの影響かそれほど驚いているようすはない。


「それは宮廷魔道士のワシ、オージェから説明いたしましょう」


すると、いかにも魔道士の長というじいさんが説明しだした。


「属性はそれぞれ、火・水・風・土・光・闇の6つがあり、最初の4つには派生と呼ばれる、炎・氷・雷・重力が存在するのじゃ。光と闇には派生がないが適正のある者が少なく珍しいものなのじゃ。本来は一人に1つの属性しかもたないのじゃが、ワシの弟子のように、稀に2つもつ者もおる。しかし、3つとなると世界にワシも含めて片手で数えるほどしかおらんから、勇者殿はすごい人というわけじゃ」


じいさんの説明を聞いて正也はうなずいているが、俺にはエクスフィアクエストや他のゲームと一緒で定番と変わらないというかんじだな。


「ではヨシアキの属性をしらべよ」


そういわれて玉に手を置くと6色に光りだした。


これはさすがにチート過ぎる。王様や周りも目を見開いてあいた口がふさがらないようだ


唯一反応できたのは正也ぐらいで、


「吉晃さん、なんでそんなにあるんですか!どんなチートですか!」


なんて言っている。もし俺の予想が正しければ、これはチートでなくて努力の結晶や。


「全てに適性があるのは驚いたが、魔力がなければ使えないから意味のないことだ」


王様が、認めたくないのかそんなことを言っている。


「では、ステータスカードを作るのじゃ。玉に手を置きしばらくすれば光りだして光が出なくなれば終わりじゃ。右手を前に出して「ステータス」と言えばカードが出てくるのじゃ。カードには名前と所属している国が表示されるのじゃ。また、本人のみ能力値がみえるのじゃ」


そう言ってオージェのじいさんは正也の前に玉を持ってきた。


今までと同じようにして終わり、正也は右手を出し「ステータス」と言うとカードが出てきた


「へぇー。僕の能力ってこんなものなのか。平均値がわからないから強いのか弱いのかわからないな」


「勇者マサヤよ、ステータスはA~Fそれぞれ±付きで18段階と伝説上のS・Mなどといわれておる計20段階で表される。参考程度に我が兵はF+が平均で、我が国最強といわれる騎士隊長のマルサスは平均E+で高いものはDもある」


そう言われて一人の騎士が前に出た。たしかこいつは初日に俺に突っかかってきた奴じゃん。こいつがこの国最強とはな。


今度は俺の番か。そうして玉に手をやるが一向に光らない。どうしたものかと思ったがまさかと思い「ステータス」と言うとカードが出てきた。


さてさて、俺の能力はと……やっぱりそうでたか、HPやMPがないのは気になるがさっき調べようとした魔力はおそらくMPのことだろう。MPはINT依存だと思うがどうなるやら。


「問題なくカードが出たようだな。それでは用意ができたので勇者マサヤよ、再び手を置くのだ」


王様が呼び正也は以下略


「最初から170とは、ワシの弟子より少し少ない程度でこれから修行すればゆくゆくはワシを超えるほどになるはずじゃ」


オージェのじいさんがそういうと。


「宮廷魔道士であるオージェを超えるとな!勇者マサヤは勇者マサムネのように見事魔王を撃ち滅ぼすことができそうであるな」


王様は上機嫌になっている。


「さて、今度はヨシアキだが、魔力のあまりの小ささに測れないことにならないか心配であるな」


王様は嫌みたらしく言っている。さっきの属性のことをなかったことにしていやがるな。



まぁいいさ、俺が手を置けば、んなことは言えなくなるはずだ。


そうして俺が玉に触れると玉は粉々になってしまった。すべての人が驚き声に出せない状態になっている。やっぱり思った通りだな。俺はゲームの状態でこの世界に召喚されたみたいだ。


「なにが起こったというのだ!オージェよ説明せよ!!」


しばらくして、王様が復活したみたいでじいさんに問いただしている。


「し、信じられませんが、最初にマサヤ殿と同じ現象で玉が割れた以外かんがえられませんのじゃ」


「そんなことがあるわけなかろう!宮廷魔道士のオージェでさえ測れる玉が割れるだと!ヨシアキの魔力は300以上あると申すのか!」


残念だったな王様よ、ゲームと同じだということは俺の魔力は限界値までいってんだよ。


ここで能力値について説明おこう。このゲームの限界値は999で魔王でも一番高い能力で600ぐらい。普通にプレイすれば平均450でクリアーになる。そして周回プレイすれば、クリアー後のステータスが引き継がれる。だから俺の能力値はすべて999「俺強~して何が楽しいのかわからん」と言いたそうだが裏の魔王が鬼畜過ぎて、平均700で運が良ければ勝てて、平均800ぐらいで普通に倒せるというおどろくほどのゲームバランスの悪さがこのゲームにあった。だから周回ボーナスポイントやステータスアップのアイテム回収のために何周もしているプレイヤーが多いのだ。


さてさて、これからおもしろくなりそうだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ