241列車 いて・・・いないで・・・
1.名前は?
大嵐響です。読みはおおぞれひびき。読みづらいのは仕方ない。だって難読だもん。
2.男?女?それとも阿部さん?
男の子。身長はないけどね。
3.学生?社会人?
ていうかまだ中学生だよ。
4.好きな番組は?
番組よりこのごろ多い前面展望のDVD。
5.今、何してる?
「伊那路」なう。
6.愛読書は?
ヴァンガード。
7.もし自分の子供が同じ進路志したら、どうする?
僕みたいになっちゃいけないっていう人と僕みたいになってほしいっていう人両方いるよね。
8.部屋に小説は?
0。
9.最近の悩み事?
僕進級できるのかなぁ。
10.怖い話は苦手?
中性。でも、好き好んで聞かないね。夜寝れなくなる。
11.鉄道ネタなら。好きな車両は?
223系。あいつは神。
12.皆さんにすすめたいもの(なんでもあり)
神に祈りを・・・ゲホッ。ウソ。
13.好きな歌・アーティスト?
ビーゼニトラレル。こんな歌ねぇよ。
14.好きなスポーツ?
陸上の短距離。
15.生まれ変わるなら、男性、女性どっちがいい?
幽霊っていうのはダメなの。ていうか生き返ってねぇか。
16.嫌なことは?
バス。無理。
17.自分が嫁って言っちゃうぐらい好きなもの?
前面展望。
18.最近はまっているもの(何でもアリ)?
最近かぁ。乗り鉄するのにはまってる。
19.一番行ってみたい時代?
未来かなぁ。
20.これまでの悔いは?
初恋は小4。その時の子に全く話しかけられなかった。これ、誰にも話すなよ。
21.一番行ってみたい場所は?
初恋の人が転校した先。
22.自分の手元にあったらいいなって思うもの?
手紙。このほうが自分の気持ちを伝えられる気がする。
23.自分にもし裏があるとしたら、それはどんな性格?
エロいとかはないよなぁ。ていうかそれも表の中の一部だよね。
24.自分の理想の立ち位置はクラス何位?
夢前よりも下。新発田と比べると・・・。論外。
25.一番立ち会いたい現場はどこ。
小学校4年生の時。
12月1日。今日は萌を誘って大阪市営地下鉄の車両でも撮影しようと誘った。萌も乗る気で難波にデュエモのカードを買いに行こうと提案してきた。まぁ、何でなんばでカードかといったらねぇ・・・。そこはいいとして・・・。
「ナガシィ。今日は30000系動いてるかなぁ・・・。」
萌が聞いてきた。
「さあなぁ。あいつは動くかどうか分かんないからなぁ・・・。」
僕はそう返した。だってそれは仕方のないことだ。御堂筋線の30000系はまだ1本しかない。それが10系、10A系、21系との共通運用だから、運用に入るかどうかは分からない。それに、もし朝ラッシュのためだけに運用に入ったとすれば、新金岡行きで車庫に入ってしまって、日中は動かないことが確定する。
「・・・。」
今日はエンジョイエコカードというのを使って地下鉄を乗る。これは平日には800円、休日は600円で発売している。つまり、休日に乗ったほうがお得なのだ。
「ナガシィ。今日は四つ橋線と中央線と30000系撮ろうよ。」
「・・・。」
「ねぇ、聞いてる。」
萌の顔が目の前に入って来た。
「わっ。ビックリするなぁ。」
「ねぇ、聞いてた。今のこと。」
ここで聞いてないとかって言ってもくすぐられるだけだよねぇ。でも、聞いてたって言ったって今萌がなんて言ってたかわかんないから結局くすぐられることになるかぁ・・・。僕の選択肢はどっちを選んでも最終的には一つしかないってこと・・・。
「・・・。」
「聞いてなかったでしょ。」
「・・・ごめん。」
「はぁ。どうしちゃったの。12月に入って本当に始まったのか実感がないね。就活。」
「・・・そうだな・・・。」
本当はこうじゃいけないんだと思うけど・・・。
梅田に到着すると江坂から乗ってきた10A系1123Fから下車。なぜ、緑地公園からではないかというと、江坂で会社が変わってしまうからだ。このエンジョイエコカードは大阪市営地下鉄の管内でしか使うことができない。江坂から千里中央までの間と長田から学研奈良登美ヶ丘の間はそれぞれ会社が北大阪急行、近畿日本鉄道と変わってしまうので、使うことができないからだ。
「ドアが閉まります。駆け込み乗車は大変危険です。おやめください。次の電車をご利用ください。」
駅員がこういうアナウンスをしても無理して乗り込もうとする人がいるようだ。一度閉まるドアが開いた。そして、また閉まる。
「ファァァ・・・。フォォォォォォン。」
10A系は少し前の話でも触れたが、警笛音が少しだけ低い。それを実物で確認した。この10A系が発車して、完全に淀屋橋方面に車体が消えてから、僕たちは歩き出した。
梅田の改札から出て、地下でつながっている四つ橋線の起点である西梅田駅に向かう。西梅田のホームには御堂筋線でよく見る21系と同じ顔で青いラインの入っている23系が旅客扱いをしていた。これに乗り込んで、ほぼ中間の大国町で下車。その間に更新済みの23系とは会ったので、この駅で待つことにした。
「ナガシィ・・・。」
「えっ。」
何か今日はいつもより抜けている気がするなぁ・・・。
「四つ橋線って更新車一つだけだったっけ。」
「そうだよ。」
「じゃあ、あれしかないのかぁ・・・。」
萌はなんば方面を見て、そうつぶやいた。
大国町は御堂筋線の列車が来てから四つ橋線の列車が入ることが多い。その時はほとんどの列車が一堂に会することが多く、地下であるため音がこもり、とてもうるさくなる。
今日はなぜかお互いに会話が少ない。なんでだろう・・・。でも、12月今日から就活が始まるわけかぁ。なんか就活らしいことを一つもやっていないのだけど・・・。これから本当に萌が敵になるわけかぁ・・・。本当実感がないなぁ・・・。
「間もなく2番線に、花園町、住之江公園方面行きの電車が参ります。」
ホームにアナウンスが流れた。
「これだよねぇ。」
「えっ。うん。」
もうすでにライトが光っており、いつでもホームの明かりが照らす中に入ろうとしてきている。そして、青いラインの入った23系23601Fが姿を現した。四つ橋線で唯一30000系に準じた改造を受けている編成である。車両は貞一に止まり、ドアを開ける。僕たちは短い間に列車の先頭を撮り、その次に車体の側面についている1号車を現す表示を撮った。そして、乗り込み2号車の1号車よりの席に腰掛けた。ここはちょうど台車の上。モーターの上だ。
「フュゥゥゥゥ。ヒィィィィィィィィィィィ。」
更新車はほかの車両と違いGTO素子ではなくIGBT素子を利用している。なので、独特の太い音ではない。走り出してからはずっと高い音が床下から聞こえてきた。
「次は、花園町、花園町。Next stop is Hanazonocho.Station number Y17.」
次の駅の案内が日本語と英語で入る。
「・・・。」
ポタ・・・。涙がこぼれ落ちた。萌に見られてはいけないと思い萌に見られないよう連結部のほうを見た。
(なんでだよ・・・。)
自分がなんで今涙がこぼれたのか・・・。
(なんでだよ。萌だって俺の敵じゃないか・・・。それなのに・・・。俺はいったい何考えてるんだよ・・・。いつも隣にいてくれて・・・。いじって来るけど、いると楽しいのに・・・。それが・・・。離れることを考えたら・・・。もう、中学の時みたいなことにはなりたくない。でも・・・。萌が俺の隣からいなくなることを考えると・・・。ダメ。成長しなきゃ。就活なんて萌と同じ会社につける保証なんてどこにもない・・・。むしろ、そうなる方が珍しい・・・。俺は・・・。)
右手が自然と僕の顔を覆っていた。
(矛盾してるじゃないか・・・。萌が隣にいてくれるだけでもいい・・・。就職したら、そんな甘ったれたことなんて言ってられないのに・・・。なんでだよ・・・。)
「・・・。」
この姿も萌に見られているってことは分かってるのに・・・。
「ナガシィ・・・。」
萌は声を掛けてきたけど、それだけだった。そこから先のことは何も言わなかった。萌には見られたくないなら、こんなところで泣くんじゃない・・・。そう自分に言い聞かせて・・・。
(ハハ・・・。心の中じゃあ分かってるつもりだったのに・・・。全然わかってないや・・・。)
自分が本当に弱い人間なんだなぁ・・・。このときほど実感したこと。今までないよなぁ・・・。
そんな気持ちのまま住之江公園に着いた。
「ナガシィ・・・。どうしたの。」
「・・・なんでもないよ。」
すぐにそう否定した。自分の中ではあれは将来のために・・・。すべてしまい込むことにした。いつまでも萌に依存してちゃダメだ。
(ウソよねえ・・・。ナガシィ。さっき泣いてたもんね。何か寂しいことでも想像したのかなぁ・・・。やっぱりそれって・・・。)
(何言ったって分かっちゃうよねぇ。)
今萌は僕の心の中でも読んでいるのかなぁ。
それから中央線の24系と近鉄7000系を撮影して、難波に向かい、カードショップでカードをあさった。僕は萌のそれに付き合っていただけだけど、なぜか萌の後姿が遠い気がする。何・・・。僕はここでもついに萌に後れを取ったわけ・・・。なんて考えちゃったけど・・・。戻るときは北大阪急行の8000系の8003F。この編成も更新車でVVVFがIGBTに変更されたり、ヘッドライトが変更されたりと結構小さい部分の更新がなされている。それに乗って、エンジョイエコカードの圏内の端である江坂で下車。そこで80円の切符を買い、その先の緑地公園に向かう。その時にあたった車両はちょうど30000系。それに乗って緑地公園に戻り、その30000系が千里中央に行って戻ってくるのを緑地公園のホームで少しだけ待って、家に帰った。
「・・・。」
家に帰ると僕はベッドの上で天井を見つめていた。何かすることが見つからないような気がして・・・。
「・・・。」
僕はこのときこういうことを考えていた。
僕は萌に会うまでクラスの人とほとんど話したことはなかった。クラスの人からは物静かな人だろうって思われていたのかなぁ・・・。萌のおかげで、磯部、端岡、二ノ橋、金剛、宿毛・・・。いろんな人と会って、話せて、触れあえて・・・。僕はどこまで萌に助けられてる・・・。今度は僕が自立しなきゃいけない番じゃないの・・・。でも、僕には萌の存在が大きすぎる・・・。敵なんて言ったって、自分さえよければいいなんて言ったって・・・。
「僕は・・・。僕は甘いの・・・。」
自分に問う。寝返りをうって、うつ伏せになる。
(僕は・・・。いつの間にか萌なしじゃいれなくなってるの・・・。)
なにも答えが見つからない。
(矛盾してるじゃないか・・・。本当に・・・。萌のおかげで今の僕があるわけじゃない・・・。就活じゃあいてほしくないって思っても・・・。)
「フッ・・・。」
ポタ・・・。ポタ・・・。
今回はタイトルつけるのに困りました。




