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MAIN TRAFFIC2  作者: 浜北の「ひかり」
Sasago Vocational College Episode:1
54/108

238列車 思いつき

1.名前は?

 隼結香です。


2.男?女?それとも阿部さん?

 女です。


3.学生?社会人?

 学生です。


4.好きな番組は?

 ハヤテのごとく。


5.今、何してる?

 大阪市営の電車の警笛を聞いているのだ。


6.愛読書は?

 ハヤテのごとく。


7.もし自分の子供が同じ進路志したら、どうする?

 やめとくのだ。


8.部屋に小説は?

 無いのだ。


9.最近の悩み事?

 阪急電鉄の3300系と5300系の区別につきにくい・・・。


10.怖い話は苦手?

 苦手だよ。


11.鉄道ネタなら。好きな車両は?

 京浜急行電鉄(けいきゅう)2100系。


12.皆さんにすすめたいもの(なんでもあり)

 音当てクイズ。


13.好きな歌・アーティスト?

 シーメンスGTO。


14.好きなスポーツ?

 ない。


15.生まれ変わるなら、男性、女性どっちがいい?

 うーん。なんかどっちでも都合が悪い気がする・・・。


16.嫌なことは?

 GTOが少なくなるなることだ。


17.自分が嫁って言っちゃうぐらい好きなもの?

 青眼の白竜。


18.最近はまっているもの(何でもアリ)?

 M車。


19.一番行ってみたい時代?

 未来。


20.これまでの悔いは?

 E1系引退する前に乗れなかった・・・。


21.一番行ってみたい場所は?

 2012年9月28日以前。


22.自分の手元にあったらいいなって思うもの?

 タイムマシン。


23.自分にもし裏があるとしたら、それはどんな性格?

 男の性格。


24.自分の理想の立ち位置はクラス何位?

 中。


25.一番立ち会いたい現場はどこ。

 乗務員室。

 11月。この月の14日。学校はほかの学科がたくさん遠足に出かけるので、その日は学校が休校となる。そんな日がある月だった。

「・・・。」

僕は一人時刻表とにらめっこしていた。いま開いているページはJR時刻表の東北新幹線(とうほくしんかんせん)のページである。

「えーと。E2系(イーツーけい)の「はやて」・・・。「はやて」・・・。」

指を目で追いながら、僕は時刻表にE5系という表示のない新青森(しんあおもり)行きの「はやて」を探していた。すると新青森(しんあおもり)行きの「はやて11号」、「はやて17号」、「はやて27号」、「はやて39号」。東京(とうきょう)行きの「はやて26号」、「はやて28号」、「はやて38号」しか残っていない・・・。他はすべてE5系で運行される「はやて」になっている。今、東北新幹線(とうほくしんかんせん)にE5系が何本投入されているかはわからないけど、E2系「はやて」の数がE5系の投入率を物語っていた。これで、来年の春にはE2系「はやて」が危なくなる。

(まだE2系(イーツーけい)が元気なうちに新青森(しんあおもり)にでも行ってみたいなぁ・・・。)

時刻表に目を通しているとどうしても速達「はやて」に乗りたくなってくる。しかし、時間が問題だ。停車駅が上野(うえの)大宮(おおみや)仙台(せんだい)盛岡(もりおか)八戸(はちのへ)しか停車しない速達「はやて」で一番最初に東京(とうきょう)を発車するのは8時28分発の「はやて17号」。しかし、この「はやて」に乗るためには新大阪(しんおおさか)をいくら早く出ても間に合わない。それほど乗り換えに時間がないのだ。だったら。この「はやて」には自動的に乗れないことになる。次に出る「はやて」はE5系を使った「はやて19号」。停車駅は「はやて17号」にいわて沼宮内(ぬまくない)二戸(にのへ)七戸十和田(しちのへとわだ)が加わっている。この後の「はやて」は12時56分東京(とうきょう)発の「はやて27号」まですべてE5系の表示・・・。

(こんなのまってたら、日がくれちゃうよ・・・。)

今度は東北新幹線(とうほくしんかんせん)上りダイヤを見てみた。さっきの「はやて19号」が新青森(しんあおもり)に到着するのは12時33分。到着直前に数少ないE2系「はやて26号」が新青森(しんあおもり)を発っている。この次は同じくE2系「はやて28号」。その「はやて28号」は八戸(はちのへ)盛岡(もりおか)仙台(せんだい)大宮(おおみや)上野(うえの)の速達タイプ・・・。東京(とうきょう)到着は17時08分・・・。

「ナガシィ。」

(もえ)のそういう声が聞こえた。

「また、120円でどこかに行こうって思ってたんじゃないの。」

「う・・・うん。確かに。さっきまでは思ってたよ。」

「さっきまで・・・。」

(もえ)が聞き返してきた。

「なぁ、今回はさぁ、お金は僕が持つから、どっか遠くにでも行ってみない。」

「遠くってどこへ。」

「・・・し・・・新青森(しんあおもり)・・・。」

「へぇ・・・。新青森(しんあおもり)かぁ・・・って新青森(しんあおもり)。」

(・・・そりゃそうなるよねぇ・・・。)

と思いながらも、僕は新青森(しんあおもり)行きを詰めた。本当に新青森(しんあおもり)まで日帰りで行くことは可能になっているんだ。日本もだんだん新幹線で近くなってきはじめちゃってるなぁ・・・。

 11月7日。今日は英会話の授業が終了するともう授業がない。前期に管理者の授業を受けていた人たちも、授業がない。というわけで、学科内全員がここで授業終了だ。今日は授業が終わってもすぐに帰らず、校舎の中に残っていた。近畿(きんき)が誘ってきたからだった。今は1階の自動販売機の前においてある机で、近畿(きんき)が宿題を終わらせているのを見ていた。その場所には(もえ)もいて、デュエモをやっている。

「はぁ。お前らそんなところ行くの。」

近畿(きんき)は目を点にして聞き返してきた。まぁ、当然の反応だろう。草津(くさつ)に言っても、高槻(たかつき)に言っても、同じような反応が返ってくるだけだろう。

「かぁ。すごいなぁお前。」

「いやぁ。思い始めたら、本当に止まらなくて・・・。」

「本当。ナガシィったらそういうところどうにかならないかなぁ・・・。」

「い・・・いいじゃん別に・・・。お前だって行けるのが嬉しいんでしょ。」

「・・・。」

「あっ。じゃあさぁ、新青森(しんあおもり)行ったらE5系(イーゴけい)撮ってきてくれない。」

「ああ。乗る「はやて」がE5系(イーゴけい)だからなぁ・・・。」

しばらく話していると栗東(りっとう)もそこに加わって、しばらくの間そこにいた。僕たちがいる前は予備校に通じるでは入口になっていて、そのシャッターが閉まってすぐに僕たちは外に出た。外に出て、すぐ解散したわけでもない。ちょっとした手ほどきを栗東(りっとう)から受けていた。

「ピロロ、ピロロ、ピロロ、ローン。・・・ファァァァ。フォォォォォン。」

栗東(りっとう)の持つスマートフォンからこういう音が流れてくる。警笛当てクイズである。

(とも)ちゃん、(もえ)ちゃん。これ何。」

「えーと・・・。」

僕は近畿(きんき)が部屋に泊まりに来た時見せてもらった動画を思い出した。大阪市営地下鉄(おおさかしえいちかてつ)の車両は新しい車両と更新車の警笛が低く、未更新車や古い車両の警笛が高いという傾向にある。今の警笛は低かったし、まだクイズは始まったばかりだから・・・。

「10Aでしょ。」

「正解。」

「よく警笛だけで分かるわねぇ・・・。」

「ピンローン、ピンローン、ピローン、ローン。・・・・・・ファン。」

さっきの電子音と違って明らかに空気笛感マックスの音である。

「10系未更新・・・1104F・・・。」

「これ分からんかったらなぁ・・・。」

この次の警笛は御堂筋線(みどうすじせん)21系。これは走行音で判断。次の御堂筋線(みどうすじせん)30000系はブレーキ解除音で判断。次の北大阪急行(きたおおさかきゅうこう)8000系はブレーキ解除音だけで判断した。警笛クイズなんだから、警笛だけで判断しろよという声もあるかもしれないが、そんな細かいところは気にしない。この先、谷町線(たにまちせん)30系(ステンレス車)、谷町線(たにまちせん)30系(アルミ車)、谷町線(たにまちせん)30系3544F、谷町線(たにまちせん)22系、谷町線(たにまちせん)22系22615F、谷町線(たにまちせん)22系50番台、谷町線(たにまちせん)22系22662F、谷町線(たにまちせん)22系更新車、谷町線(たにまちせん)30000系、四つ橋線(よつばしせん)23系、中央線(ちゅうおうせん)20系、中央線(ちゅうおうせん)24系、近畿日本鉄道(きんきにっぽんてつどう)7000系、近畿日本鉄道(きんきにっぽんてつどう)7020系、千日前線(せんにちまえせん)25系、千日前線(せんにちまえせん)25系更新車、堺筋線(さかいすじせん)66系前期車、堺筋線(さかいすじせん)66系後期車、阪急電鉄(はんきゅうでんてつ)3300系、阪急電鉄(はんきゅうでんてつ)3300系更新車、阪急電鉄(はんきゅうでんてつ)5300系、阪急電鉄(はんきゅうでんてつ)7300系、阪急電鉄(はんきゅうでんてつ)7300系更新車、阪急電鉄(はんきゅうでんてつ)8300系、長堀鶴見緑地線(ながほりつるみりょくちせん)70系前期車、長堀鶴見緑地線(ながほりつるみりょくちせん)70系後期車、長堀鶴見緑地線(ながほりつるみりょくちせん)70系更新車、今里筋線(いまざとすじせん)80系の順番で警笛だけを流されたが、分からないもののほうが多い。特に堺筋線(さかいすじせん)は最初どこを流しているのかわからなかった。

 さて、そんなことをしていたら、時間が結構経った。僕たちが荷物を担いで、立ち上がると、

「あっ。(とも)ちゃん。今日ちょっとお前の部屋遊びに行っていい。」

と言ってきた。

「えっ。あんまり遅くまでいたら・・・。」

「大丈夫だって、大和路線(やまとじせん)の最終の王寺(おうじ)行きに乗れれば帰れるわけだし。」

「・・・。」

「ふぅん。じゃあな。」

栗東(りっとう)とはそれで別れた。

 さて、部屋に入るとなにをするか。まずは緑地公園(りょくちこうえん)で勝ってきたマックスを食べることである。僕たちは普段生活している部屋に3人で入った。さすがに3人入るとこの部屋の狭さがわかる・・・。それが終わると今度はパソコンを開いて、ネタ動画あさり。近畿(きんき)が知っているネタ動画を見て笑っていた。

 しばらくたつと近畿(きんき)が眠気に負けて寝入り、僕と(もえ)だけが起きているようになった。僕たちもしばらくはパソコンをしていたけど・・・。ちらっっとパソコンの画面右下の時刻を見た。

近畿(きんき)・・・。」

僕は近畿(きんき)の身体を少しゆすった。それだけでは起きそうになかったので、もう一度ゆすってみた。するとゆっくりゆっくり近畿(きんき)は目を開けた。

「もうすぐ御堂筋(みどうすじ)の終電出ちゃうぞ。」

「・・・んっ・・・。(とも)ちゃん。今何時。」

近畿(きんき)は目をこすりながらそう言った。

「23時30分なる。」

「・・・。」

(もえ)は僕のベッドの上から近畿(きんき)を覗き込んでいる。近畿(きんき)は僕のすぐ右で体を4分の1回転させると、

「ごめん。(とも)ちゃん。朝まででいいから泊めてくれ。」

「・・・分かったよ。」

「・・・なぁ、御堂筋(みどうすじ)緑地公園(りょくち)始発って何時何分。」

「5時11分。」

「・・・そうか・・・。5時11分かぁ・・・。」

近畿(きんき)はあくびをして、また目を閉じた。

さすがにヤバいということで、日付を越えそうになる直前に僕のベッドの上で二人で寝た。

 何分ぐらい経っただろう・・・。

(とも)ぉちゃん。」

近畿(きんき)が口を開いた。寝ていたわけではないのだろうか・・・。

「ちょっと。床寒いなぁ・・・。」

近畿(きんき)は分かりきったようなことを言った。

「ああ。さっきエアコンのタイマー切れて、止まったからなぁ・・・。」

「マジすか・・・。どうりで寒いわけだ・・・。ところで、(もえ)ちゃんは。」

「えっ。(もえ)。いるよ。ここで寝てる。」

「よく寝るな。男二人いるこの部屋で。下手したら、ヤバいことされるかもしれないのに・・・。」

「まぁ、それは俺がさせないけどねぇ・・・。」

「分かってるって。冗談。大体俺にも彼女はいるわけだし。」

「・・・。」

「ナガシィ・・・。走ると転ぶってばぁ・・・。」

その言葉に驚いた。普段(もえ)の寝顔は見ることはないわけだし・・・。ていうか、今(もえ)はいったいどういう夢を見ているんだろう。

「心配されてるぞ。」

「転ぶって。俺は(もえ)の中じゃあ本当にドジなんだな・・・。」

不満そうな声で言う。

「いいんじゃないの。別に。」

「・・・。ドジじゃないつもりなんだけどなぁ・・・。」

(・・・じゃあ、昨日は何だったんだよ・・・。)

そのあとは別に会話も続かず、僕たちは思い思いに布団をかぶって、寝入った。

 結局起きたのは8日の3時56分だった。これ以上寝ていると5時に近畿(きんき)を送り出せないと思って、起きた。ゴツーン。起きた瞬間何かにぶつかった。

「イターイ・・・。」

眠っている目をこすって、見てみるとぶつかった相手は(もえ)だった。

「もう・・・。ナガシィ。痛いなぁ・・・。」

「・・・。」

僕は口の前で人差し指を一本たてた。

 4時50分。近畿(きんき)が起きたので、部屋の明かりをつける。全員昨日の服装のままである。5時になると近畿(きんき)は部屋を出て、遅い家路についた。数時間後。僕たちはまた会うのだ。


思いついた結果がこれだよ・・・。

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