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MAIN TRAFFIC2  作者: 浜北の「ひかり」
Sasago Vocational College Episode:1
50/108

234列車 掴ませて

久しぶりに黒崎たちの話です。


1.名前は?

 鳥峨家大希。


2.男?女?それとも阿部さん?

 男。


3.学生?社会人?

 学生。


4.好きな番組は?

 大河ドラマとしては「功名が辻」。


5.今、何してる?

 で、何してる。


6.愛読書は?

 ・・・まぁ、それはエロいマンガも少しは・・・。


7.もし自分の子供が同じ進路志したら、どうする?

 無いと思う。


8.部屋に小説は?

 小説はない。今は小説を見れるサイトがあるからな。


9.最近の悩み事?

 梓はこういうところも受け入れてくれるのかなぁ・・・。


10.怖い話は苦手?

 だいじょうブイ。


11.鉄道ネタなら。好きな車両は?

 個人的には名鉄1000系(「パノラマスーパー」)。


12.皆さんにすすめたいもの(なんでもあり)

 恋愛はいいねぇ。


13.好きな歌・アーティスト?

 うーん。GTOもIGBTも甲乙つけがたい。


14.好きなスポーツ?

 野球とサッカーは経験あるよ。


15.生まれ変わるなら、男性、女性どっちがいい?

 この顔がどうにかなるなら男性のまま。どうにもならないなら女性がいい。


16.嫌なことは?

 この女の顔つき。


17.自分が嫁って言っちゃうぐらい好きなもの?

 そこまでじゃないから。


18.最近はまっているもの(何でもアリ)?

 N700系。


19.一番行ってみたい時代?

 未来。


20.これまでの悔いは?

 悔いより気になることのほうが多いよ。


21.一番行ってみたい場所は?

 ヨーロッパぐらい行ってみたい。


22.自分の手元にあったらいいなって思うもの?

 黒崎。会いたい。


23.自分にもし裏があるとしたら、それはどんな性格?

 少なくとも俺の真逆だね。


24.自分の理想の立ち位置はクラス何位?

 目立っても仕方ないし・・・。


25.一番立ち会いたい現場はどこ。

 梓と結婚できるなら、新婚生活してる時。

 10月13日土曜日。今日は学校に駆り出されている。瀬戸学院の学祭なのだ。

「はぁ。なんでこんな格好しなきゃいけないわけ・・・。」

黒崎(くろさき)は自分がさせられている駅員の制服コスプレを見てため息をついた。

善知鳥(うとう)先輩なんだし仕方ないんじゃないの。まぁ、メイド服よりはましに思わなきゃ。」

「いやだよ。もう。あたしはこんなの着てるところ見られたくないんだからね。」

「ふぅん。彼氏に。」

「なっ・・・。」

まぁ、当たってるから反論のしようがないのだが・・・。

「脱いでもいいけど、脱いだら、脱いだで善知鳥(うとう)先輩何してくるか分かんないからなぁ。善知鳥(うとう)先輩って胸が小さいこと結構気にしてるみたいだし・・・。まぁ、(あずさ)は脱いでも何も言われないと思うけどねぇ・・・。」

「何よ。遠まわしに・・・。」

まで言ったところで、言うのをやめた。なんか思いっ切り言いそうになったからだ。

 黒崎(くろさき)たちは高校の展示できている人たちのところまで行った。

「おはよう。みんな頑張ってるなぁ・・・。」

永原(ながはら)がそう声を掛ける。

「おはようございます。永原(ながはら)先輩。」

「おはよう。」

永原(ながはら)は目線を模型の位置にまで落として、今走っている車両を見つめた。分かるわけじゃないだろうに・・・。

「これなんて言う電車なの。」

「それは電車じゃあありませんよ。」

どこからか否定の声が聞こえた。それを言ったのは大湊(おおなみ)だった。

「それは電車じゃなくてディーゼルカーです。まだ北海道とか西日本じゃ、まだふつうに走ってますよ。キハ40ぐらい。」

キハ40っていう形式は初めて聞くものだし、黒崎(くろさき)が見ても全く見たことのない顔をしているのだ。これが北海道を走っていたりするのなら、見たことがないのは分かる。

「こんなに古いのまだ走ってるの。」

「あんまりJRが儲かってるなんて思わないほうがいいですよ。まぁ、儲かっているJRはもうかってますけど、JR西日本とJR北海道はそんなに経営よくないんですから。特にJR西日本は魔改造(まかいぞう)をよくしてますよ。」

「マカイゾウ・・・。」

「はい。元の車両の原形をほとんどとどめずにする改造のこと。魔改造(まかいぞう)っていうんですよ。」

「まぁ、JR西日本は魔改造(まかいぞう)のエキスパートだからなぁ。末期色(まっきいろ)と言い113系3800番台(サンパチくん)といい。よくあんなにしたよなぁ・・・。」

「・・・。」

目が点になりながら、大湊(おおなみ)の言うことを聞いていた。いろいろと分からない単語が飛び交う。魔改造(まかいぞう)という言葉は今大湊(おおなみ)から解説があって何とか理解することができたけど、マッキイロとかサンパチクンとか。それはいったい何。マッキイロって黄色のことだよねぇ。でも、サンパチクンは何。電車って「くん」とか「ちゃん」付で呼ぶものなのか・・・。鳥峨家(とりがや)も専門学校行き始める前まで鉄道に多少興味があるなんて思わなかったけど、少なくとも鳥峨家(とりがや)は「くん」「ちゃん」付で呼んでないなぁ・・・。(もえ)だって、そんな呼び方してないと思った。だいたい、自分の訳が分からない形式で呼んでいたと思う。

(つばさ)先輩。次内回り何にするんですか。北陸の「チャンダーバード」行っちゃいましょうよ。」

(えっ・・・。そんな癒し系の名前の列車なんてあるの。)

「「サンダーバード」かぁ。「サンダーバード」はまだまだだよ。」

まぁ、「チャンダーバード」なんて名前あるわけないよね。でも、「チャンダーバード」イコール「サンダーバード」で通じるのがある意味すごい。

「「サンダーバード」がまだなかわりに「スカイダイビング」出そうぜ。」

何をするつもりなの。

「いーや。「スカイダイビング」はやめとけ。いろいろと面倒だから。次はC11形蒸気機関車(シーにちょんちょん)の「かわね路号」行こうぜ。」

と言って北石(きたいし)まで話に入ってくる。

「かわね路号」はいいとして、その前の「Cにちょんちょん」って何・・・。

「「かわね路号」の隣どうするんだよ。近鉄(きんてつ)の16000系にでもするのか。そんなの無いぜ。」

南海(なんかい)の「ズームカー」でいいじゃん。」

「いや。そもそも実物が単線なのに。複線の模型にそんなのを走らせるなんておかしいです。」

あたしにはすでにいろいろとおかしいです。

「それ言ったらこれはどうなるんだよ。」

北石(きたいし)はそう言って、さっきキハ40だと言っていた白と緑色のドアをした車両を指差した。なお、当該車両はキハ40系400番台です。

「いや。それはまだ函館本線(はこだてほんせん)とかあるからいいじゃないですか。」

「・・・。」

「もめてるみたいだけどさぁ。これとこれなんかどうかなぁ・・・。」

永原(ながはら)はそう言って、二つのケースを取り出していた。

「えー。それはないです。」

(真っ向否定・・・。)

「あの。永原(ながはら)先輩。それ両方ともさっき走らせたんですけど。」

「えっ。この313系っていうやつと313系ってやつ・・・。あれ。これ同じじゃん。」

「同じ言わないでください。先輩が今左手に持っているのは5000番台で、名古屋(なごや)で快速やってるやつです。右手に持ってるのは中央本線(ちゅうおうほんせん)の「セントラル(ゼニトラレル)ライナー」です。両方とも形式は同じですけど、違うんですからね。」

来た。このものすごい小さい違いで見分けるっていうポイント。箱の中を実際に開けてみると塗装が違うことと車両の数が違うことは分かったけど、これ以外何が違うんだろう・・・。(もえ)はあたしが見つけられる違うプラスで分かっているからすごいんだよなぁ。あたしには全然理解できない。

「あっ。じゃあ、あの「連結面ピッカーン計画」のところやろうぜ。」

「ああ。でも、ナガシィ先輩の207系と223系ねぇじゃん。」

(あっ。ナガシィ君模型持ってたんだ。)

「・・・諫早(いさはや)。」

「なんですか。」

「お前いま、網干(あぼし)の7000番台と宮原(みやはら)の6000番台持ってる。」

「今日は網干(あぼし)宮原(みやはら)も常駐ですけど。」

「出してもらっていい。」

「じゃあ、相方は321(これ)でいいんじゃないのか。」

北石(きたいし)が言った。

「あっ。ちょうどいいですね。こっちは西明石(にしあかし)行きで、221系は米原(まいばら)行きですから、ちょうど方向が違いますしね。」

確かに。米原(まいばら)西明石(にしあかし)は方向違いだけど、その前に行ってた「連結面ピッカーン計画」ってなんだろう。(もえ)たちが行ってる大阪あたりはいったい何をしているわけ。でも、それは模型が走り始めるとはっきりした。先頭車同士が連結しているところのヘッドライトがついたままになっていたのだ。何だそんなことかって思ったけど、何でライトつけてるんだろう。頭と頭をつなげているんだから、そんなところのライトをつけても意味ないと思うんだけどなぁ・・・。まぁ、意味はあるのかなぁ・・・。

 結局全員の知識の多さに振り回されながら、そこで数分過ごして、また自分たちがやっている場所に戻ってみた。こっちでも、自分たちには理解不能な単語の嵐になっていた。とにかくいうことがすごい。電池イコール睡眠薬。・・・確かに。別な意味の睡眠薬にはなりそう・・・。

「アズタン。モエタン。ちょっとこっち来て手伝って。」

善知鳥(うとう)先輩に呼ばれて、そっちに行った。

「ちょっと。このアルコールでさぁ、線路をきれいにしてくれない。でないと車両が言うこと聞いてくれないから。」

「・・・。」

何をすればいいのかと言うのは近くにいたアヤケン先輩を見ていたからわかった。でもそのアヤケン先輩も変な言葉を・・・。何。このサークルは変人さんの集まりですか・・・。それともこの部活に入ったら全員こうなるんですか。頭の中が訳が分からなくなってるけど、少なくとも、あたしはこうなりたくない。

 またまた雰囲気に押されて、この部屋を後にして、また高校生の展示場に来てみた。するとそこの人数は減っていた。さっきまでいた北石(きたいし)柊木(ひいらぎ)大湊(おおなみ)の姿はなくて、代わりに(はやぶさ)潮ノ谷(しおのや)大嵐(おおぞれ)の姿があった。3人で足りるのかなぁ・・・。

「あっ。こんにちは。」

そう言って、(はやぶさ)が立った。暇をしているみたいである。少しばかり人が少ない時間になっていた。走っている列車は赤い電車。ここら辺を走っている赤電とかまた違って8両と長い。

京急電鉄(けいきゅう)っていう東京のほうを走ってる鉄道です。ほら、ちょっと前に土砂崩れのところにツッコんで脱線しちゃったっていうニュースがあったじゃないですか。」

「・・・。」

そんなニュースってあったっけ。まぁ、そういうところを走ってる会社なんだなぁ・・・。

(はやぶさ)先輩って本当に「ドレミファインバーター」好きですよねぇ・・・。」

「「ドレミファインバーター」。」

「あっ。ちょっと待ってください。」

(はやぶさ)はそう言ってスマフォを取り出し、動画機能を起動させて、私たちに見せてくれた。確かに電車が走り始めると同時に音がどこからともなく聞こえてきた。

「シュ、ルール、ルール、ルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・。」

そのあと、他にもいろんなインバーターの動画や警笛の同夜などを見ていた。聞いてみれば、電車と言うのはあたしたちが知っているような音を必ずしも出しているわけではないということが分かった。あたしは今まで警笛の音は「ファーン」っていうのがふつうなのかと思っていたけど、そんなのばかりではなかった。電車って結構個性があるんだなぁ・・・。

「聞いてみると面白いでしょ。電車ってそれぞれで音が違ったりするんですよ。この個性を楽しむものいいじゃないですか。」

あたしは(はやぶさ)みたいに個性を楽しむ耳がないけどなぁ・・・。でも、バリエーションが結構あるということは分かった。

 日曜日も展示だったのだけど、終始この調子。片づけの時には誰かが消防訓練だの言い初めて。本当にこのサークルはいろいろとすごい。


キハ40系400番台は札沼線(さっしょうせん)の車両ですね。札沼線(さっしょうせん)にも複線区間はありますが、電化を気に単線の末端区間に追いやられました。

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