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MAIN TRAFFIC2  作者: 浜北の「ひかり」
Sasago Vocational College Episode:1
32/108

216列車 参考

降臨です。

1.名前は?

 サヤこと北斎院大智です。苗字読めない?なら本編参照。


2.男?女?それとも阿部さん?

 男。


3.学生?社会人?

 一応な社会人。


4.好きな番組は?

 バライティ。


5.今、何してる?

 アルバイト。


6.愛読書は?

 ブリーチ。


7.もし、自分の子供が同じ進路を志したらどうする?

 いや、無いと思う。


8.部屋に小説は?

 0。


9.最近の悩み事?

 アルバイト、次どうしよう。


10.怖い話は苦手?

 大丈夫。


11.鉄道ネタなら。好きな車両は?

 ゴハサン(583系)。ひびきがいいね。


12.皆さんにすすめたいもの(なんでもあり)

 早寝早起き。


13.好きな歌・アーティスト?

 ほら、あれだよ、あれ。通じねぇか・・・。


14.好きなスポーツ?

 コスプレレース。


15.生まれ変わるなら男性、女性どっちがいい?

 どっちでもいいや。


16.嫌なことは?

 コスプレさせられる時の状況。


17.自分が嫁って言っちゃうぐらい好きなもの?

 いや、嫁って言ったら、あれでしょう。


18.最近はまっているもの(何でもアリ)?

 ぼっち。


19.一番行ってみたい時代?

 自分が生まれる前。


20.これまでの悔いは?

 うーん。ところで、質問と関係ないけど、善知鳥はいま何してる。


21.一番行ってみたい場所は?

 青春してるところ。


22.自分の手元にあったらいいなって思うもの?

 タコぐらいの腕。


23.自分にもし裏があるとしたら、それはどんな性格?

 裏の裏イコール表。


24.自分の理想の立ち位置はクラス何位?

 目立たないところ。


25.一番立ち会いたい現場はどこ。

 高3の時もすごかった・・・。

 6月26日。夏休み前の授業も残すところあと一週間ちょっととなった。ここで夏休み分の毎日提出する課題をもらう。そして6月29日。授業数が残り一週間を切った。

「今日だよねぇ。サービス接遇の合否出るの。」

木ノ本(きのもと)がつぶやいた。

「ああ。そうだったねぇ・・・。」

「そう言えば、永島(ながしま)達は受かってたのか。」

「えっ。まだ見てない。ていうか、見るのが怖い。」

僕はそう答えた。

「見るのが怖いかぁ。まぁ、確かにそうだよなぁ。あれ結構ボロボロだったもんなぁ。」

(あかつき)がつぶやいた。

「えっ。(あかつき)結果見たのか。」

「ああ。まぁ、多分ギリギリで受かったんだろうけどなぁ・・・。」

と言った。ということで(あかつき)がサービス接遇検定の2級に合格したことが明らかになった。

「見るのが怖いっていうのは分かるよ。俺だってインターネットで合否確認するとき手が震えてた。これでもし落ちてたりしたら、どうしようって。最後のワンクリックがなかなか踏み出せなくてさぁ・・・。多分1分ぐらい迷ってたかもしれない。」

「へぇ・・・。」

学校でもこんな話をされたので、自分も合否が気になってしょうがなくなった。しかし、今合否を気にしたら、いろいろと不都合が生じると思ったので、まだ合否は気にしないことにした。と言うよりも、見たくなかった。自分の中ではこれは当然落ちたと割り切っている。そうすれば、検定に落ちたときでもまだまだ反動がやさしい気がするからだ。

 サービス接遇の授業が終わった後僕たちには空き時間がある。その間に栗東(りっとう)が接遇の合否を持ちかけてきた。

「なぁ、永島(ながしま)。接遇の合否見る。」

「えっ。・・・合否なんて見ないでよ。

「・・・分かった。じゃあ、僕だけ見るわ。そして、それで何か言ったら合格ってどう。」

「そ・・・それは別な意味で嫌だ。」

「もう、何やってても臆病なんだから。ねぇ、平百合(ひらゆり)君そのスマホ貸してくれない。」

(もえ)平百合(ひらゆり)に頼み、検定の合格速報ページを開いた。なんかこの場にいたくない僕はちょっとだけの間、その場を離れた。しばらくたったと思って上に戻っても、まだ(もえ)が合否のことを調べていた。やっぱりこの場所にはいたくない。どうしても悪い方向にしか考えられないのだ。

「あっ。ナガシィ。これ見てみれば。」

(もえ)が僕に平百合(ひらゆり)のスマートフォンを差し出してきた。

「やめて。やめて。」

「・・・そんな悪いことばっかじゃないって。」

(もえ)がそう言ったので、どういうことというツッコミが心の中でとんだ。

「ほら、ナガシィ合格してるよ。」

「えっ・・・。」

まさかそんなはずはない。画面を見てみた。しかし、画面の一番下の欄には確かに「サービス接遇検定2級合格」と書いてある。ウソだと思ってもう一度画面を見てみた。しかし、いくら数秒画面を見なかったからと言って落ちているなんて言うことはあるはずがない。次の瞬間、

「・・・ヤッター。」

右手を思いっ切り高く突き上げた。

「ヤッター。ヤッター。ヤッター。」

「よかったねぇ・・・。」

「えっ。(もえ)は受かってたの。」

「うん。」

ブイサインを作って僕に見せてくれた。そのあと手を広げて、ハイタッチへと変わっていった。

「はぁ・・・。これで心置きなく浜松に帰れる。」

「よかったなぁ。」

(こんなに嬉しいことってあるんだ・・・。スゲェ幸せ・・・。)

ここで思うことではないかもしれない。

 しばらくの間何もできなかった。嬉しすぎて、うれしすぎて。ただ椅子に座ったまま天井を見上げていた。それを遮るように(もえ)の顔がのぞいた。

「そんなに嬉しがってもしょうがないでしょ。ていうか、ナガシィ、今日夏プリ持ってきてる。」

夏プリとは夏休みに課題として出されたものである。僕は昨日までに37ページ終わらせていて、その先はまだやっていない。しかし、ちょこちょこ進めていくつもりで、7月31日までには完全に終わらせようと考えている。

「あっ。」

そう言う反応をすると(もえ)は僕の頬をつねってきた。

「持ってきてないのね。」

「い・・・痛いなぁ。」

「つねるなよ。」

近畿(きんき)が止めに入ったが、それだけで(もえ)がやめてくれるとは思っていない。(もえ)はしばらく僕をつねって遊んでいた。別に僕が受かって(もえ)が落ちたわけでもないのに・・・。

「なぁ、(もえ)。お前さぁ、本当に不満とかないのか。」

「無いよ。」

(もえ)の顔は少し睨む感じになった。絶対あるだろこれと思った。しかし、何がその種なのかが相変わらずわからない。

「無いわけないでしょ。絶対あるって。」

「無いって言ってるでしょ。しつこいなぁ。」

そう言うとさらに(もえ)は頬を引っ張った。

「イッターッ。」

引っ張られて、頬が赤くなったかもしれない。

 8限目。普段8限目はホールルームの時間となっている。ここでは結構いろいろなことを決めてきた。ブログを書く順番。9月の下旬にある学校のスポーツデイという日に出場するバレーボールチームとチーム名。そして、今日行うのは内定をもらった先輩たちからのありがたい話である。

 先輩たちのクラスは全員で15名。内定をもらっているのはそのうち9名ほど。そのうちの5人から話を聞く。話をしてくれる先輩はオープンキャンパスでもおなじみの名張(なばり)一翔(かずと)先輩。遠足に行った時に阪急班リーダーを担当した三木(みき)桜花(おうか)先輩。名張(なばり)先輩と同じ会社から内定をいただいた天野(あまの)北登(ほくと)先輩。鉄道コース数少ない女性で、パーサーになれる近道を切り開いた大畑(おこば)真智(まち)先輩。そして、誰もがいこうと思う東海から内定をいただいた天童(てんどう)(つかさ)先輩だ。

 話を聞いて共通していたのは何事もコツコツ積み上げていくということだった。特に勉強法などという質問をしたときは先輩たちは決まって毎日プリントを毎日少しずつやることを言っていた。そのほかのことは少しずつではあるが違っていた。

(毎日プリントかぁ・・・。)

先輩たちの話はとてもためになった。そして、自分のためにも・・・。(もえ)を蹴落としてでも、自分のやりたいことを貫き通していかなければならないということを改めて実感した。

 話が終わると家に帰る前に少しだけみんなで集まった。これは感想を書いている人を待っていたからである。

「さて、早いところ帰るか。」

「えっ。うん。」

僕は(もえ)を誘ってさっさと家路についた。

「ナガシィ。家帰ったらビジネス検定の勉強教えてくれない。」

「えっ。いいけど・・・。」

「何か不都合なことでもあるわけ。ナガシィらしくないなぁ・・・。」

(いや、それは普段お前がそうさせてないんじゃないんだっけ・・・。)

僕は少し歩みを止めた。しばらくするとどうしたのかという感じで(もえ)も歩みを止めた。

「どうしたの。」

「えっ。ああ。なんでもない。」

(ここに恋愛感情は不要だ・・・。)

ここに来てからずっと言い聞かせてきたことを強くした。


笹子観光外国語専門学校鉄道コース2年生

名張一翔(なばりかずと) 誕生日 1992年10月10日 血液型 B型 身長 173cm

天野(あまの)北登(ほくと) 誕生日 1993年1月1日 血液型 O型 身長 181cm

大畑真智(おこばまち) 誕生日 1992年6月2日 血液型 A型 身長 162cm

天童(てんどう)(つかさ)  誕生日 1992年8月23日 血液型 B型 身長 170cm


名張一翔(なばりかずと)

 由来は近畿日本鉄道(きんてつ)名張(なばり)駅。

天野(あまの)北登(ほくと)

 由来は天北線(てんぽくせん)を走っていた「急行天北(てんぽく)号」。

大畑真智(おこばまち)

 由来は数少ないスイッチバックが存在する肥薩線(ひさつせん)大畑(おこば)駅。

天童(てんどう)(つかさ)

 由来は奥羽本線(おううほんせん)天童(てんどう)駅。


あっ。天童は男です。

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