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段ボールの中に

捨てられることに慣れていた


いつでも捨てられる覚悟を秘めていた




だから、捨てられない


遠くない未来必要になるかもしれない


持ってきた家財


新しく買った本棚


マットレスなんか買ったら 次の旅立ちに重荷になる


そのすべてを詰め込んできた 折りたたんだ段ボール




きっと すぐまた包むから


ずっと この気持ちは段ボールにしまったままで




いずれ捨てられるときのため 捨てられずにいた







だけど



もう開けたっていいかな


まだどうなるかわからないけれど、少しだけ怖くはない



だから もうここに捨てていこう






ばいばい ひとりぼっちだった私

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