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優しい痛み

君は優しい人。


…………優しい人だよ




僕だったら知らない振りして見せたようなことも


君は最後まで手を 握って「大丈夫だからね」


そうやって何度も明日へ繋いでくれた…




気づいてしまったの  


そんな君を一瞬でも「ずるいな…」と   ざわめいた胸の奥  








僕が口に出せない本音も  「大丈夫だよ」ってわかってくれるのに


僕が一瞬考えてしまった「ずるいよ…」には気づいてくれないんだよ




こうやって僕が憎んでてもさ


君は気づかないまま  優しさをくれる


それが嫌で憎まないように遠ざけたのにさ


君はついてきてくれるからさ  …悪いけど嬉しくなってさ




いいところは 宝探しのように上手に


掘り起こしてでも無理矢理に見つけてきてくれるのにさ


わるいところなんか見ちゃくれないんだ




君が”好き”を呟くたび


僕のなかには”嫌い”が積もっていく






「ああやって君みたいになれるといいな」


っていつのひか思える日を  願おう。


今は優しい痛みも抱えて  ただその優しさに甘えていさせて…








いつか離れてしまうその日まで










君が”いい人”だって気づくのはいつだって痛くなる。




そんな君が羨ましくて、一瞬でも憎く思ったこと


それでもこんな僕のそばにいてくれた優しさと








……やっぱり、君を恨めしく思うくらい  君が優しすぎること

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