護ル
誰も傷つけず 生きてゆけるといい
誰も失くさず 生きてゆけるといいね、と
祈る心は知っていたんだきっと それは同時に
――――――――…叶うはずもないってことも。
「大切な人護れる力が欲しいよ」と 星に願うと夜空が答えるんだ
「それは誰かを傷つけて奪い返すのと わずかな差もない
君はそれに手を染めるのかい?」
「それでもいいよ、
これ以上は望まないけどそばにいさせてはくれるなら」
この手がきっと どんな闇に染まろうと
大切なきみが ひだまりのなかで笑ってくれるのなら
それだけでじゅうぶん 心は曇らないからきっと
変わらない、僕でいさせてくれるよ…
ずるいだ汚いだのと言われようとも
この想いはもう誰にも譲りはしないよ
僕の心たったひとつぐらいが傷つこうとも。
大切な人の心幾つかを 護れるのなら僕は それがいい
迷って 臆病になって 慎重になって
「結局、僕もきみも護れなかったよ」
なんてことになるくらいなら
悩みなどいらない 迷いは絶ち切れるさきっと
初めから確実にきみを護れる方法に手を出すよ
初めからきみだけをひだまりの場所のままで
笑っていられる、そんな場所をきみを
―――――――…護りぬいて見せるから。
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迷って、臆病になって、それで僕自身も護れずきみを
失うくらいなら「馬鹿げてる」って嗤われてもいい
「もっといい方法だってあったのに」といわれようとも
一番に僕を傷つけて、君をきっと護りぬくから。




