優しき君に捧ぐ優しき詩を。
今日も 世界の何処かで
ひとつの命灯は 大気に小さく揺れて…
そして 消えた…。
優しき瞳で
どんなモノも 包み込もうと… 解り合おうと…
手探りで 懸命に 祈り見つめたその深い瞳よ
どんな闇にも染まらず
ただ 誰かのための涙を流せた大きな瞳
もう開かれることのない 閉じたまぶたの裏で
せめて 素敵な夢を見れますように…と
ぼくは 貴方の手を 少し握ってみるのです…。
白く綺麗な貴方の手よ
ぼくがどんな涙に溺れそうになるときも
必ず 差し出してくれたあたたかい…手
どんなときも ぎゅ…っと離さずにいてくれた
貴方の手は とてもとても…あたたかった
今や 冷えきってしまった貴方の手に
ぼくはそっと 指を絡めてみる
……ぼくの知らない貴方の温度てでした
そして…、
こんなぼくに 今日まで愛を捧げてくれた「君」よ
ぼくは 君の大好きな笑顔を
生涯、忘れることなど ……ないのです
今 血の通わない君の冷たい唇に
最初で最後の 口づけを……。
話に聞いていた口づけは
「甘い味」だと聞いていたのに…
ぼくの頬を伝う一筋の滴 …塩辛い味がしました。
優しき心で
今日まで生きてきた 君よ
人に優しくなろうと もがいた貴方に
今 ぼくはこの詩を 捧ぐ
優しき貴方に謳う 優しき…言葉たちを。
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誰かを… 他人を愛そうと、
君は もがいた。
どんな現実も… 理不尽な押し付けも、
逃げなかった、君は
笑って、弱音もこぼさないで、一人その小さな背中で向き合ったね。
お疲れさま… よく、頑張ったね…。
深く深く眠るだけだね…、おやすみ愛しき君よ。
消えることなき、……素敵な夢を。




