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学校探検日記  作者: あーる
3/3

絶対にラブコメ展開を引き起こしてくれない

「あぁラブコメみたいな展開起きねえかな。」


「起きるわけねぇだろ。バカか」


僕の名前は、前野和真。隠れアニメオタクである。一応、バスケ部のスタメンで頭も別に悪い訳では無い。

しかし、彼女は出来ずこうして自分の部屋で友達の健太とゲームをしているのであった。


「そういえばさ、入学して2ヶ月過ぎたじゃん」


「おん」


「なんで彼女できないんだろうか?」


「それは和真が何も行動起こさないからだろ!」


「うるさい、とりあえず俺の考える理論を聞け!!!」


ちょっとイラッときながらも自分の考える理論を説明しようとした。


「俺が考える理論はつまりこう!」


「へ?なぜパワポ!?」


説明しよう! この日がいつか来るだろうと思っていたので念の為にパワポを用意しておいたのである。


「男1女2がある限り、俺たち童貞には、彼女が絶対にできないという理論である!」


「その理論を提唱したところでどうすんだよ。」


「た、確かに…」


本当のこと言うと、アニメの中の『キャー!痛っ!どこ見て歩いてんのよ!』や『お前いつもひとりで何してるんだ?』とかそういう、鉄板ラブコメ演出を引き起こそうと、パン咥えながら走ったり、わざと最後まで教室残ったり、図書室で誰も読まないような本を読んだり、別に本が好きでもないのに本屋に言って毎日女子が好きそうな本を取ろうとしたり


これでも、一応努力している。けど、、、


「あぁぁぁぁぁ!もう!なんで俺に出来ねぇんだよぉぉおおおおおお!!!!!!」


あまりにも悔しすぎて目から涙がこぼれ落ちる。


「和真ごめん、ちょっLINE来たわ」


そう言って健太はニヤニヤしながらスマホをじっと見つめた。

ここで俺の中で1つ頭の中によぎる。


「おい、お前ちょっとスマホ見せろ」


「は?そんなのやだし!」


健太は少し動揺しながらもスマホを自分の体の後ろに隠す。


「おまえ、もしかして女か?」


「は!?違ぇし!」


「も、もういいって!泣」


そうして僕の一日は泣きながら終わりを迎えた。



文化祭終わっちゃいました


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