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ほほえましい家族

「ねえ、お母さん。」


「どうしたのカイト?」


「今日の晩ご飯って何?」


「今日は昨日取ったお肉があるからお肉を食べます。」


「まじで!やったー!お肉だ~!」




僕はカイト。今お母さんから晩ご飯がお肉って聞いて喜びの舞をおどっている最中だ。


村に住んでいるから狩ったものがお肉になるからその貴重なお肉がご飯なんだから嬉しすぎて踊っているということだ。




「もう、そんなに喜ばれちゃうと今日はとってもはりきっちゃうわよー!だから楽しみにしておきなさい。」


「うん!とっても楽しみにしておくよ!」




ずっとわくわくしながら踊って帰っているとすぐに家についた。




「おお、お帰り。」


「ただいま!お父さん!」


「おおー、いつもより元気じゃないか。何かあったのか?」


「だってー、今日の晩ご飯がお肉なんだもーん。」


「なんだと!それは本当か!」


「うん!そうだよ!」


「それは喜びの舞を踊るしかないなー!一緒におどるぞカイト!」


「もちろん。」




僕とお父さんは喜びの舞を踊る。それをお母さんがほほえみながら見ている。




ああ、こんな生活がずっと続けばいいのに。


そんな事を思っているとそういえば木の実がなかった気がする。あれがないとなんか変な感じになるんだよなー。




「お母さん。木の実ってあったっけ?」


「木の実はそういえばないわねー。」


「なら、僕が取ってくるよ。」


「それはダメよ。危ないからお母さんもついていきます。」


「もう大丈夫だよ。だって僕はスキルをもらったんだから。」




この世界にはスキルというものが存在している。


12歳になると教会に行きスキルを授かることになる。


弱いスキルを貰うと絶望するものもいるがスキルは進化するのて無限の可能性が広がっている。




「でもあなたのスキルは強奪じゃない。そんな意味分からないスキルなのにどうするの?」


「それは……」


「ほら、どうすることもできないでしょ。」


「別にいいじゃん。今まで危ない事なんてなかったんだからいいじゃん。」


「もう、わかったわよ。ちゃんと気をつけていくのよ。」


「うん。」


「行ってらっしゃい。」


「行ってきます」




僕は笑顔で答える。

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