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バスタローのバス釣り日記  作者: バスタロー
2/2

バス太郎釣りに目覚める

ガシャン、僕と隼斗は自転車をこいで近くの川に向かった。


太郎「はぁはぁはぁ...ねーまだーー?」


隼斗「もう少し」


外で運動しない太郎はもうすでに疲れていた。


隼斗「よし、ついたよー...ってめっちゃ離れてる...


太郎「はぁはぁはぁ...」


季節は夏、太郎は改めて夏の暑さを感じた。道路を走る車が僕の横すれすれを走っていく、ひやひやする。

僕はずっと冷房の効いた部屋でゲームをしていたので、外の空気がなぜか新鮮に感じる。


太郎「...坂だ」


僕は目の前にそびえたつ坂を見て苦笑いをした。


隼斗「おおーーーい!急げーーー!」


太郎「ごめーーん」


僕の横を通り過ぎる車の中からすごく視線を感じる。


太郎「はぁはぁはぁ...やっと着いたーーー」


隼斗「ここが今からやる川だよ」


太郎「うゎーーあ!すんげーー!」


太郎の目の前には大きな川が流れていた。僕は川釣りをしたことがないが一目見てあぁーここは釣れるわ

と思った。川の色はきれいなエメラルドグリーン、近くに水門があり護岸ブロックが置いてある。

川岸は整備されていて、とてもやりやすそうだと思った。


隼斗「今から降りるぞ」


僕たちは近くにある駐輪場に自転車を止めた。そして隼斗から針の結び方を教わり、投げ方も教わった。

針につけたルアーは、ソフトルアーというルアーでワームと呼ぶらしい。ワームの動かし方やどこに投げればいいかも教わった。


隼斗「...」


太郎「...」


太郎「なかなか釣れないね」


隼斗「もう少し」


釣れなくても川の流れる音、鳥のさえずり、ルアーを投げるときの音、全部太郎にとっては新鮮だった。

すると


太郎「ん?」


太郎「なんだろう?」


隼斗「どうした?」


隼斗「あぁー!竿たてて竿!」


太郎「あぁうん」


グイ...じりじりじりじり」


太郎「ごめん壊しちゃったかも」


隼斗「大丈夫、ドラグってやつが出てるだけだから」


隼斗「それより巻いて巻いて」


グリグリグリ、じりじりじり

プツン


太郎「...」


隼斗「...」


隼斗「ばれちゃったね」


太郎「ちっくしょーーー」


太郎「でも、魚ってあんなに走るんだね。めっちゃ引いた」


竿を立てた時、竿が持っていかれそうになったと同時にドラグが出た。

なぜか竿がグイグイとなった、あの動きは人の手では体感できないグイグイ感だった


隼斗「ああー惜しかったね」


これが、太郎の釣り日記の始まりであった

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