表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/10

Case1-5ドア目

―悟志の実家の近くの公園


「つまり、だ。犯人はおまえを刺して逃げた。しかも何も取らずに。」

「うーん…」

「変じゃな」

「変ですね…強盗じゃない。しかも、野次馬からそう遠くない場所で刺されています」

「やっぱりあなた、誰かに恨まれていたんじゃない?」

「おい…」


通りすがった女性がこちらを見て立ち止まった。

「ひっ、うわぁっ」

―あぁ、またこの反応か。なんだか慣れてきたな

しかし、いつもと違った。

「…?えっ、悟志…?悟志だよね?」

「は…?栞…?」


***

「もーびっくりしたよ!なんか集団で幽霊がいる、怖いって思ったら悟志なんだもん。あ、皆さんも失礼な感じですみませんでした。」

「この、ものすごく幽霊に理解のあるやたら明るいお嬢さんは一体…」

「俺の友人、いや、えっと、中学生の時の彼女です。そういえばお前幽霊が見えるんだったな」

「-そうだね、幽霊が見えるって言ってもバカにしなかったのは悟志だけだったんだよね。ありがたかったな…久しぶりの再会がこんな形っていうのはちょっとやるせないけど。」


「なるほど、まだ犯人もはっきりしないと…」

「あぁ」

「……」

「よし!私が手伝ってあげるわ!生身の人間の協力者がいたほうが都合がいいでしょ!」

「えぇ、、いや、ありがたいけども…」

「いいのよ、私がつらかった時に悟志には助けてもらったし。それにもう、私が悟志にしてあげられることってこれくらいでしょ!恩返しと思ってありがたく受け取ってよ」

「…ありがとう」

「ただなぁ、こいつから話を聞いて、自宅にも行ったけどなにもわからなくてな」

「…それなら。警察に行きましょ!」











評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ