夢占いって興味ある?
「夢占いって興味ある?」
「全然無い!」
「そこは嘘でも興味あるって言ってよ。話終わっちゃうから」
「嘘だけど興味ある!」
「君ほど建前と本音が一致してる奴は居ないと思う」
「えへへへへ」
「褒めた訳じゃあないんだが…まあ、聞いて」
「えへ!」
「おまえはヘ〇ポーか。そもそも占いっていうのは非科学的だと思われがちだけど…
一応統計的な部分はあるんだ。統計学とまでは言わないけど」
「へえ」
「夢占いっていうのはそれが分かりやすくてね。
基本的には『~という内容の夢を見たら、現実ではこういうことがあった』っていう情報を集めて成り立っている」
「へえ…」
「でも集めているのは科学者じゃなくて占い師だから、ちゃんとした統計は取れてない。
まあ、当たるも八卦当たらぬも八卦っていう感じで良いと思うよ。ただ、根拠はあるよって話」
「…」
「聞いてる?」
「…」
「いや、まあ無理に興味あるって言わせたから別にいいけどさ」
「…」
「でも無視はひどくない?」
「…」
「…キサキ?」
「…」
「ま、まさか死んで
「zzz…」
「寝てるわ」
次回予告…
「追いかけられる夢の意味を、知っていますか?」
「知らない!ていうか部長は?」
「まあ、人に追いかけられるか人に非ざる者に追いかけられてるかで違いますよね」
「部長は~?」