斉藤祐樹の共感
本当にくだらないです。
誤字修正。10/10火曜日
正直に言おう。俺は挙動不審である。
いきなりなにを言っていると思った奴。お前も挙動不審だろ? 人ごみの中を一人で歩いていると無意識的にキョロキョロしちゃうだろ? わかる? わからない? あ、そう。例えが悪かったな。
コンビニの前で友達と待ち合わせしてることにしよう。その時俺は集合時間より20分ほど早くついてしまったのでコンビニの中で時間をつぶすことにした。そこで適当な週刊誌を立ち読みしていると、なにやらキョロキョロしてしまう。店員から見れば俺の行動は万引き実行前の人に見えるに違いないね。しかし俺は万引きするつもりなど一切無く、ただ考えていた。「あーどうしよう。店員にめっちゃ見られてるよ。やっぱなにか買った方がいいのかなー」と。
わかるだろ? 最終的には30円のチュッパチャップスだけ買って出て行くんだ。わかるだろ?
そんな俺が今まで体験した、ちょっと共感できそうな物語を話していきたいと思う。
ある日。俺は友達の家に行った。そいつんちは本やら漫画やら色々有って、一日いても飽きない場所だ。
「なにかお勧めないか?」
と聞いてみる。
「これなんかおもしろいな。古いけど」
と言われ、ボクシング漫画を60冊ぐらい置かれる。
そんな古いのが本当におもしろいのか? と思いつつもペラペラと読んでみると…いやはや、読んでみるもんだ。12ページ辺りから既におもしろい。ギャグとかそういうおもしろさじゃなく普通におもしろい。まじで。
「な? おもしろいだろ? それってまだ続いてるんだぞ」
「俺も集めよっかなー」
と思い立った俺は次の日、近くのBO○(←自己規制)K OFFに向かった。
105円コーナーにボクシング漫画をあることを確認し、まぁ…どうせだからすぐに買わないで少し立ち読みしていこう…と思ったのが間違いだった。
どうでもいい話だが男にとって少女漫画コーナーってのは入りづらいよな。なにやらあそこだけ聖域のような気がするのは俺だけか? 女はいいよな。普通に少年誌のとこ行けるし。
軽く立ち読みするぐらいのつもりだったが…ここは恐ろしい。気付けば3時間経過している。
ということで俺は当初の目的だった、ボクシング漫画を買おうと105円コーナーに向かったのさ。そこのコーナーにはちょっとB系なお兄さんが立ち読みしていたんだ。だからといって俺は気にすることなくボクシング漫画を軽く10巻ぐらいまで買おうとしたら……4巻が抜けている! さっきまで有ったのに…もしかして買われたか?
いや……あった…。B系のお兄さんが読んでいるよ…。どうしよ…。こんなとき…ライ○カードがあれば……と、内ポケットを探る俺がいた。わかるだろ? 当たり前だがいくら内ポケットを探ってもなにもでてこない。いや…チュッパチャップス(オレンジ)が出てきた。
こんなとき俺は頭の中で選択肢を3つほど作る。
1、 勇気を出してB系のお兄さんに話し掛ける。
2、 しばらく待つ。
3、 B系のお兄さんに殴りかかる。
俺は迷わず2という選択肢をとり、他のコーナーに移動した。決して怖いからとかそんなんじゃないぞ。
またまたどうでもいい話だが、本屋で巻がちゃんとそろってないと気にならない? 1巻、2巻、3巻、5巻,4巻,6巻………とか並んでたら気になるよな? ついつい直しちゃうよな?
軽く1時間が経過した後に105円コーナーに向かった。
まだB系のお兄さんいるしな……。いや、けど読み終わってるかな? よっしゃ! 4巻あるよ! テンションあがる! って7巻ねぇし……。またB系のお兄さん読んでるよ……。よし! 今ならライ○カードが出せるような気がする……と、右のポケットを漁る俺がいた。結果はわかりきっているが、一応言っておこう。何も出なかったよ。いや…ス○ッパが出てきた。右のポッケ♪…って今はそんなんいらん! もっと腹が痛いときにでてこい!
こんなとき俺(以下略)
1、 店員を呼びに行く。
2、 店員がかわいい女の子だったら口説く。
3、 帰る。
3ですね。はい。さようなら。
それから俺がボクシング漫画を買ったのは3ヶ月あとの話である。
話を変えて、俺が深夜にコンビニに買い物に行ったときのことを話そう。
「いらっしゃいませませ♪」
うわ、初めて「ませませ」言ってる人見ちゃったよ。しかも女の人だ。ちょっと感動した。
俺は毎週買っている週刊誌フラ○デー(これが以外におもしろい)を手に取り、後はお茶2本にチュッパチャップスを23本ほど持ってレジに向かった。ピ、ピ、とバーコードを読み込む音が俺は好きだ。
「合計で1万と……あ、間違えました♪」
そう、これ。よくある。なぜか俺にはよくある。
「すいません。なんだかレジが故障しちゃったみたいなんですよー」
多分あなたの使い方がおかしいようにも見えますが。
「あー、そうなんですか」
「すいません。計算しますからちょっと待ってください」
女店員はなにやらメモ用紙で計算を始めている。メモ用紙をさりげなく除くと…「フ○イデー 300円、 お茶 145+145=290円、チュッパ 30+30+30+30+30+…………+30=588円」
計算の仕方おかしい! チュッパ全部30円なのに、なぜ8円がつく!? ていうか588円ってなんだ! 普通に690円だろ!
「えーと…合計で1587円になります♪」
明らかに間違えてる! メモ用紙には「300+290+588=1587円ぐらい?」と書いてある。だるくなったからって計算やめるな!
しかし俺は気が弱いので間違いを指摘できない。
さぁどうする? まぁいいか。と、1秒で解決。
「あ、別に1500円でもいいですよ。めんどくさいんで」
コイツ仕事なめてるな。と思いつつもお言葉に甘え財布から1000円札一枚に100円玉5枚を出した。
「1000と1、2、3、4、500円丁度お預かりになります」
そこの言い方だけちょっと本格的だった。
「ありがとうございましたー」
そこのコンビニは1ヵ月後には無くなっていた。
制作時間2時間ほど。
本編に時間かけたほうが良かったかもしれないです。