小林秀雄「学生との対話」
掲載日:2026/04/24
小林秀雄(1902–1983)は、大正末期から昭和にかけて活躍した日本近代批評の確立者とされる文芸評論家です。1929年の「様々なる意匠」で文壇に登場し、文学・美術・古典(本居宣長)など幅広い分野で鋭い批評を展開。感情を排した客観的・身体的な批評スタイルを確立し、1967年に文化勲章を受章しました
小林はそれまでの文学論とは一線を画し、文学を小説や詩と並ぶ独自の芸術領域(文芸批評)にまで高めました。
そんな小林秀雄さんの代表作である「学生との対話」という本があります。
小林秀雄は「批評の神様」と称された人物で、自身の講演を通して全国から集まった学生との対話を記録したものが、この本なのです。
この中で小林は「どうしてそのような質問をするのか」と学生たちに問いかけます。
小林氏は質問をした学生はそれほど興味がないことを聞こうとしているのであれば、答えを与えることなどできない…と質問を答えなかったのです。
学生はただ 周りの意見をみたり 気を使いながら質問をしたのでしょう。
そのような向上心も熱量もない質問には答えを与えることなどできない 本当に上手い質問は答えなど必要ないと言っています。
言葉はとても重要なもの 心のない言葉には強い言葉が返ってこない。
どんな言葉でもしっかり対応することが必要なのだと思います。




