「男のくせに」と語る人に言うべきは「ジェンターハラスメントやめろ」ということについて(牛角が話題になったのは男性に対するジェンダーハラスメントなのか、女性に対するジェンダーハラスメントなのか)
個人のざれごとです。
最近、牛角が女性のみ料金を半額にするキャンペーンを行ったところ、それが男性に対する差別ではないかということで話題になったという。
牛角を批判する意見としては、男性と女性という性差をもとに異なる扱いをするのは差別だという意見があり、牛角を擁護する意見としては、女性の方が賃金が低い、女性の方が男性よりも食事量が小さいなどの意見があったようである。
また、人気取りの芸人などが男なら払うのが当然というような意見を言ったりもしているという。
さて、男性と女性を意図的に異なる扱いをするのはもちろん差別なわけであるが、私が気になったのは女性に対するジェンダーハラスメントという話題があまりされていないことである。
つまり、男性は金額を多く払い、女性は低く払うというキャンペーンは一見すると男性に対しての差別と思われるものの、実は女性に対するジェンダーハラスメントにもなりうるのだ。
ジェンダーハラスメントとは名前の通り男性と女性という性別を理由にして異なる扱いをすることなのだが、このハラスメントには相手を優遇するというハラスメントもあるのだ。
つまり、女性だけ料金を低くするという事は、男なのだから男らしく金額を多く払えという男性に対するハラスメントと同時に、女性なら女性らしく安い金額を払えという女性に対するハラスメントにもなりうるのだ。
例えば、自立心が強く「男なんかには負けない」と考えている女性がいたとしよう。その女性が食事をする際に、「あなたは女性で男よりも劣っているのだから、女性は女性らしく安い金額を払えばよい。」と言われたらどう思うだろうか。おそらく、女性だからといって男性よりも劣っている扱いをされたことに怒るだろう。
牛角について言えば、女性を安くした理由に男性よりも食べる量が少ないことを上げたようだが、これも、女性は女性らしく、男よりも少ない量を食べるものだというジェンダーを理由にしたハラスメントと思われるかもしれない。
そんなジェンダーハラスメントについてさらに質が悪いのは、芸人やインフルエンサーが何も考えずに人気取りで「男なら払うべき」とか、「女性は立場が弱いから」、ということを発信していることだろう。
令和の時代においては、女性が男性よりも劣っているというような扱いをすることは、してはいけないだろう。
そして、インフルエンサーが女性の味方のフリをしているとき、女性は「自分は男性よりも劣っているのだ。」という意識を無意識に植え付けられてしまうおそれもあるのだ。
実際のところ、牛角もインフルエンサーもそんなことは大して考えていないだろうが、無意識にジェンダーハラスメントを助長するようなキャンペーンを行っていた平成時代の感覚から抜け出さないといけないのかもしれない。
悩ましいのは、平等意識など関係なく、企業や政治家などがわざと炎上商法を狙って男女の対立煽りを繰り返していきそうだということだろうか。世の中悲しすぎる。
世の中が拗れているのか。拗れているのは私なのか。それにつけても金のほしさよ。