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富士の高嶺で天を識る

明治時代、富士山頂に自費で気象観測所を建てて、冬季の観測を試みた人がいました。

気象学者・野中到の小説を書こうとする青年のお話です。

ありま氷炎様主催『第八回春節企画』参加作品です。

『イタル、今日はずっと家にいるの? お正月だからって、こもってちゃダメだよ。()(かく)、外に出ようよ』


 そのとき僕は幼馴染の佐藤ユズナと電話で話をしていた。


「んなこと言ったってなぁ……。昨日が元日だったし、今日もどこもお店もやってないだろ。行くとこあるかな……」


『今日は天気もいいし、公園でお散歩するのも気持ちいいよ。今日やっている喫茶店も知っているから、休憩もできるよ。どうせやることなくてヒマなんでしょ』


 失礼な。ヒマと決めつけないでほしい。


「別に暇じゃないし、やりたいこともあったんだよ。まあいいや、いつもの公園で会おっか。ユズナの意見も聞きたかったし」


『いいよー、じゃあ後で公園でね』


 待ち合わせの時間を決めて、僕は電話を切った。


 身だしなみを整えていると、母さんが「今日もユズナちゃんとデート? 頑張ってねー」などと冷やかしてくる。



 * * * *



 僕が待ち合わせの時間の十分前に公園についた。

ユズナはもう来ていた。負けた……。


 今日は風もなく、日当たりもいいのでそれほど寒くない。

公園では子供たちが駆け回っている。

僕とユズナは公園の舗道を歩いていた。


「で、あたしに相談したいことがあるって?」


「うん。僕はたまにネットで自作の小説を投稿しているのを教えたよね」


「『小説を書こう』だよね。イタルが書いたエッセイを読んだよ。まあまあ、面白いんじゃない?」


 あまり高い評価もつかないけど、好意的な感想を書いてくれる人もいて楽しい。


「で、今まで書いたのはエッセイだけだったけど、次はストーリーのある話を考えているんだ。転生もの」


「転生って、ファンタジー小説? 主人公がゲームみたいな異世界の住民に生まれ変わって、そこで活躍するお話だっけ」


「いや、明治時代の日本にするつもりだよ。現代の知識を持った人が、過去の時代に生まれ変わるんだ」


「それって、廃刀令がでているのに刀を持ってて、悪人とかお化けとかをたたき斬るお話になるの?」


「いやいや。転生って言ってもファンタジーっぽくしないよ。ユズナ、野中到(のなかいたる)って人を知ってる?」


 僕がいうと、ユズナは小首をかしげて少し考えた。


「たしか、富士山のてっぺんに気象台を作った人だっけ」


 僕は野中到ってそんなに有名な人だと思わなかったけど、ユズナも知っていたみたいだ。


 明治時代、日本での高山の気象観測所は長野県にしかなかった。

正確な気象予報をするには、日本で一番高い富士山に観測所を作るのが一番良い。

気象衛星もなかった時代だしね。


 当時は富士山より高い他の国の気象観測所は、夏のみの観測だったのだ。

だから富士山で冬を超えて気象観測ができたなら、世界初の快挙だ。

もちろん、だれもが不可能と考える試みである。


 野中到は富士山の山頂に自費で観測所を作り、冬の気象観測を行った。

最初は1人でやっていたが、途中で奥さんも合流した。

極寒の中で観測を続けたが12月に体調をくずし、あえなく下山することになった。


 野中夫妻の命がけの活動は日本中で評判となり、小説や劇となってさらに広まった。

夫妻の活動がきっかけになって、公式の観測所が富士山頂に作られることになったのだ。


「ふーん。イタルと名前の読み方が同じだよね。で、主人公が野中到に転生するっていうお話?」


「違うよ。主人公は他の無名の人物になるんだ。現代の建築士の主人公が建設現場の事故で亡くなって、明治時代の赤ん坊に生まれ変わるんだ。寒さに強い建物の知識を知ってて、成長してから建設業で名を上げるんだ」


 当時は北海道の開拓が盛んにおこなわれていた。

明治時代の建築家になった主人公が、北海道で防寒の建物を作って一儲けする。

その経験と財力で、野中到の作る観測所を防寒仕様にするんだ。


「僕は前に博物館に見学をしたとき、そこで野中到の再現ドラマをやってたんだ。掘っ立て小屋で野中夫妻が冬の富士山を過ごすんだ。でも、寒さに耐えきれなくて、途中で下山する羽目になるんだよね。僕だったら、小屋をもっと寒さに耐えられる仕様できると思う」


 僕の家は祖父が昭和時代に建てたやつだ。

以前は冬はすごく寒かった。

昨年、外壁リフォームで断熱仕様になったんだ。

実際に今回の冬は、うちの家は結構暖かくなった。

リフォームの断熱材の資料を見てたから、だいたい理屈はわかる。


 僕は落ちていた小枝を拾って、地面にガリガリと小屋の断面図を描いた。


挿絵(By みてみん)


「元々の小屋は一枚板の壁でとても寒かった。外の冷気がまともに小屋に入るからね。壁を二重にして、間にワラを詰めれば断熱になって暖かくなるはず。これなら冬を乗り切れるよ」


 ユズナを地面の絵をじっと見ている。


「……イタルが観たっていうそのドラマって、いつ頃のやつ?」


「よくわかんないけど、画面の左右が黒かったから、昔の映像だと思うよ」


「イタル。ちょっとその棒を貸して」


 ユズナは棒を使ってガリガリと僕の絵に描きたした。


挿絵(By みてみん)


「たぶん、昔のドラマのセットだと実際の建物と違っているみたいだよ。実際はこうみたい。小屋の周りを溶岩で覆っているの。壁は二重にして砂を詰めたらしいよ」


「溶岩?」


「火山のマグマが冷えてできた軽石のことよ。中に空洞がいっぱいあるの。園芸所でも売ってるけど見たことない? 富士山って軽石が多いから、これを断熱材につかったんだね。軽石も砂も富士山には無尽蔵にあるのよ」


 確かにそれだと材料を現地調達できるか。

うわ……。本物の野中到さんは僕の予想よりちゃんと考えてたんだ。


 ユズナは近年に作られた再現ドラマをみたらしい。

そっちの撮影で使われた観測所のセットは忠実に近いものだったそうだ。

また、野中夫妻の証言をもとに書かれた小説も読んだそうだ。


「あの小屋は当時の日本としては最高級の耐寒仕様だったみたい。まあ、それでもマイナス二十度以下には耐えられなかったみたいだね。ストーブを焚いても小屋の中は氷点下だったらしいよ」


「小説にするには無理か……。いいアイデアだと思ったんだけどなぁ」


「そうでもないかも。野中到の小屋では冬を越せなかったけど、後で公式の観測所ができるときに自分の経験を生かして設計案を作ったらしいの。そっちだと冬を越せるんじゃないかな」


「そうなの? じゃあ、その案を知っている人が転生したってことにすればいいか」


 希望がでてきたぞ。ユズナに相談してよかったよ。

僕の案のままで投稿してたら野中到に失礼だった。

よし。僕の小説の中だけでも越冬を成功させよう。


 その後、僕とユズナは喫茶店に入って、ふたりで小説の案を出し合った。

時折スマートフォンで情報を検索しつつ、アイデアを出していく。


「え? あの仕事部屋って四畳なの? もっと広いと思ってた」


「イタルの見たドラマでは、普通の大きさのセットを使ったんだと思うよ。実際には三畳半くらい。その部屋の壁に二段ベッドもあったから、すごく狭かったみたい」


 野中到はもともと一人で観測をするつもりで、小さい小屋を作った。

ユズナが言うには彼は二時間おきに二十四時間の観測をしたそうだ。

だからほとんど寝られなかったって。

途中で奥さんが合流して手伝ったから、なんとか十二月まで続けられた。

奥さんが行ってなかったら、野中到は死んでいたかも。


「僕、思ったんだけど。観測だけじゃなくて、火の番をするのに交代要員がいるよね。だれかが病気になることも考えると四人は必要だと思うな」


「そうね。もっと大きい建物にしないとね。小説の主人公は建設会社にいるって設定なんだよね。観測所を建てる要員も調達できそうね」


 富士山には登山者の荷運びをする強力(ごうりき)という人たちがいて、野中到は彼らに小屋を建ててもらっている。

しかし富士山頂は夏でもすごく寒い。

小屋を建てるときには風雨にも悩まされ、高山病にかかる者もいて、大変な作業になったようだ。

休憩用のテントのようなものも必要かな?


 ユズナは、メモ帳に観測所の案をまとめていった。


建屋について

・元々一人用の小屋だったのを四人用の建物にする

・建物を別の建物で覆う設計にする。

・元の小屋は噴火口西側の狭い場所に置かれたが、火口南側の広場に作る。

 できれば建設中の休憩所兼資材置き場も併設。

・当時普及していたブリキの薪ストーブを複数設置する。

 ストーブの周りにレンガか溶岩を置いて、蓄熱を行う。

 建物にはフィルターつきの吸気穴をつけて、換気もできるようにする。

・太陽光を取り入れるガラス窓を設置。

 枠に2枚のガラスをはめるペアガラスにする。

・床暖房を作る。床下にかまどを置き、煙突用の土管を床下に設置

・屋根と外壁は黒くして、太陽熱を取り入れるようにする。

・元の小屋では運動不足が問題となった。

 公園の運動遊具のような器具をとりつける。

・元の小屋にはトイレがなく、おまるで用を足して外に捨てていた。

 現在の富士山でも使われているバイオトイレを設置する。


「ユズナ。当時の小屋って、トイレのものをどこに捨ててたの?」


「埋めることもできないからね。山肌にポイッてやるしかないでしょ」


 ユズナの話では、昔は富士山はトイレが少なくて問題になっていたそうだ。

世界遺産になかなか登録がされなかった一因にもなっていたらしい。


 現在は富士山頂に公衆用のバイオトイレが設置されている。

バイオトイレは槽の中に木のチップを敷き詰めている。

ここに排泄したものを木の微生物が分解し、使用後はそのまま肥料として使える。


 冬季は微生物も働かないだろうが、山肌にそのまま捨てるよりはマシだろう。

今回の建物では消臭のため、用を足した後はストーブで出来た灰をかける。

春になったら五合目より下の林に捨てればいいと思う。


 この小説内では、観測所だけでなく途中の山小屋や休憩所でもバイオトイレを増やした方がよさそうだ。


「野中到の小屋ではカイロが役にたったらしいよ。明治時代はこういうのが使われていたの」


 ユズナはスマートフォンで画像を見せてくれた。金属容器に燃料の棒を入れて燃やすようだ。

部屋全体が寒くてもカイロがあればだいぶマシかな。


 僕はカイロの情報をみて、おや?っと思った。

金属容器に難燃剤として、ロックウォールという綿のようなものが使われているらしい。

なんだこれ?


「みたところ石綿みたいな感じね。石綿と違って発がん性はなさそうよ」


「ユズナ。これって断熱材にも使えるんだよな」


「この時代での価格がよくわからないわね。大量に用意できるなら使えるかも」


 僕はワラを使おうと思ってたけど、このロックウォールというものの方が温かそうだ。


「イタル。あとは食べ物も工夫しないといけないよ」


「え? 雪と氷の世界で、天然冷蔵庫みたいなものだよね。食べ物はなんでも持っていけるんじゃない?」


「冷蔵庫じゃなくて、冷凍庫よ。野菜って凍らせちゃうと、フカフカになっておいしくなくなるのよ。鍋やお味噌汁に入れたら溶けちゃうかも。野中到は干し大根などの乾物を使ってみたい」


「ユズナ。明治時代だと、もしかして缶詰もあったかも」


「うん。野中到の小説でも、実際に缶詰の肉を食べようとしているシーンがでてるよ。でも食欲がなくなってて食べられないこともあったって。高山病になると食欲がなくなるのね。奥さんは脚気になったみたいだよ」


「脚気はビタミン不足かな。今みたいにビタミンのサプリメントがあればいいけどなぁ」


「ビタミンは雑穀米でなんとかなるかも。いや、雑穀の粉の方がいいのかな」


 僕らはスマートフォンでネットの情報なども参考にしつつ、アイデアをまとめる。


食料面について

・乾燥野菜、乾燥果物、雑穀や豆などが必要。

・身体を温める唐辛子、ショウガなどの他、香辛料を増やして食欲不振に対応。

 できればカレー粉を調達。

・富士山頂は気圧が低く、お米がまともに炊けない。圧力釜の開発を行う。

・可能であれば週に1度、ふもとから生野菜を届けてもらう。

・医薬品は、成分の異なるものを複数そろえておく。

 葛根湯と頭痛薬は必須。


「食料はこんな感じかな。ユズナ、これって民間でやるより政府も巻き込んだ方がいいよね」


「いちおう、内務省の中央気象台に所属している形になっているよ。でも海外にアピールできるネタだし、政府の援助がもっとあった方がいいと思う。主人公は北海道の開拓にかかわってた設定だよね。政府にツテがあるってことにできるかな」


 気象データを政府が概要を公表できるようにするのはいいかも。

詳細なデータは機密扱いになるかもしれないが、一週間分の気温と気圧、その最高値・最低値・平均値をまとめておくとか。

週に一回、ふもとから食料などの差し入れを届けさせ、かわりに気象データのまとめをふもとの気象台関係者に届けるとか。


「イタル。もしも定期的に差し入れを届けさせるなら、五合目にも中継所を作ったほうがいいかもね」


「そうだな。山小屋の1つを借り切って食料置き場にしてもいいか」


「それに、山頂の観測所で体調を崩した人がいれば、五合目まで下りて休めるようにするの。五合目だと気温や気圧はだいぶマシになるよ」


 なるほど、できれば五合目から山頂までの途中の山小屋も、緊急時には使わせてもらえるようにしておくといいかな。

これは政府の協力もいるか。


「さっきユズナが言ってたけど、気象観測は二時間ごとにやったんだって?」


「そう。最初はほとんど不眠不休でやってたそうよ。奥さんが来てから少し眠れるようにはなったけど、物音で熟睡はできなかったみたいね」


「交代要員を入れて四人体制にしたとしても、夜中の観測は減らした方がいいか。観測は朝六時から夕方六時までとし、夜中の観測は午前零時だけにするとか……」


「でも、現実の野中到は観測を開始した十月頭から下山を余儀なくされた十二月下旬まで、毎日きっちり二時間ごとに記録をつけているの。小説でこれを変更するのは、本物に対して失礼かも」


「そっか。じゃあ観測役の人が、寝ている人を起こさないような造りにしないといけないな」


「そこは耳栓だけでも効果があるかもね。あとは気圧計と風速計をどうするかだね」


 ユズナの情報では、野中到は水銀を使った気圧計を使っていた。

冬の富士山では気圧が低すぎて、気圧計の限界以下になって測れなくなったらしい。


「水を使う気圧計は凍るわね。油を使った簡易の気圧計を作れるかなぁ……」


 ユズナは自信なさそうだ。まあ、これはダメもとで試すしかないな。

気圧が測定限界値だった、という記録も大事だと思う。


 風速計は電池式のものを使っており、寒さで電池が壊れたために使えなくなったそうだ。

予備の電池を複数用意して、ストーブの近くにおくしかないかな。


 電池のいらない風速計も予備であった方がいい。

磁石とバネで動くやつは使えるかな……。凍るかもしんないけど。


 実際に使われた風速計は雪の影響で止まることがあったみたいだ。

建屋の外に出て雪を除去するのは命がけになりそうだ。

煙突の熱で風速計の周囲の雪を溶かせるようにできないかな。


「イタル。風速計は最悪は吹き流しでもいいんじゃないかな。高速道路なんかであるでしょ」


「あの円筒形のやつか……」


 スマートフォンで調べてみた。

吹き流しの角度でおおよその風速がわかる。

日中しか使えないが、目安にはなるな。

建物の外に立てるだろうから、観測できるようにガラス窓がいるか。


 僕らは気象観測についてまとめた。


気象観測について

・忠実では二時間ごとの観測で睡眠不足になり、高山病が悪化した。

 交代要員が熟睡できる状態にする。

 難しい場合は夜間の観測を減らすことも検討。

・それまでの気圧計の最低値より下を測れる器具が作れないか調べる。

・風速計用の電池の予備を増やす。

 電力のいらない簡易の風速計を検討。

・四人体制のうち、二名が病気になったら即座に冬季観測を中止して全員下山。


「最後の『どういう状況で中止するか』は最初から決めておかないとね。最初の一回の挑戦で越冬を完了させるんじゃなくて、『冬季観測の問題点を洗いだすこと』を第一目標にすること。危険と感じたらすぐに中止すると決めておきましょう。挑戦をやめるんじゃなくて、『次につなげるため』に中止するの」


 思いついた案をメモに書きだしながら、ユズナは僕にきいた。


「ところで、どうしてイタルはこの小説を書こうと思ったの? 名前が同じだから?」


「えーとね。初夢で富士山がでると縁起がいいっていうだろ。だから寝る前に富士山のことをネットで色々調べてだんだよ。で、以前にみたドラマを思い出したってわけ」


「そうなんだ。で、初夢で富士山は見られたの?」


「見られなかった。初夢で僕は牛丼屋に入ったんだ。なぜかユズナが店員をやってて、バニーガールの格好をしていた」


「えー。なにそれー」


 僕も不思議だ。なんであんな夢を見たんだろう……。


参考文献:芙蓉の人(文春文庫:新田次郎著)


他の『第八回春節企画』参加作やアホリアSSの他作品はこの下の方でリンクしています。


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[一言] 何がきっかけになって知識が深まるか分かりませんね。 富士登山はしたことがないのですが、極寒の中気象観測をし続けたというのは本当にすごいなと思いました。 もしかしたら、この二人が転生して…… …
[一言]  ありま氷炎様の春節企画で来ました。  伝記物だときちんと時代考証をしないといけないから大変です。  野中至は初めて知りました。  ユズナの博識には驚きましたね。最後がバニーガールの初夢とは…
[良い点] 「第八回春節企画」から拝読させていただきました。 いろいろな角度から検討されて、対策を考えられている。 しっかりしたプロット作りですね。 願わくば私もこんな話のできる女の子にいてほしかった…
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