語り部③(世界観編)
さて、此処で主人公の一人を紹介しましたが、人物紹介か、世界観を紹介するかで、今迷っています……。
そこで、皆様の意見を聞きたいと思います。
人物か世界かどちらか……意見をお願いいたします。
「人物だろ人物!!」
「いいえ、世界観が分らなければ……今後の話も分らないは!……世界観よ世界観!!」
「世界観!」
「世界観!!」
「人物!」
……貴重なご意見ありがとうございます。
皆様の声をお聞きした所……僅かながら世界観と言ったご意見が多かったですので、今から世界観の話をさせていただきたく思います。
「賛成です」
「……賛成」
幾分…ふて腐れている方々もいらっしゃいますが、……始めさせていただきます。
まず、その世界は私たちがいる世界とは住んでいる者が違います。
私たちの今の世界は…植物、動物、人間が共存している世界です。
たまに、宇宙人などと言う摩訶不思議な人物の話も出てきますが……世界の七不思議みたいな存在でいまだその所在はわからないままですので、此の世界は植物、動物、人間と言った者達が共存しているのですが……彼らが新し命を得た世界は一味違いました。
植物、動物は同じなのですが……人間のほかに魔女、吸血鬼と言った豊かな人材が生息しています。
人間は、そのお方達を勿論知っています。……おとぎ話の中でと言った架空の存在と言った感じでですが。
人間の方は、そういった形ですが、もう片方の存在はチャンとした形で的確な情報を持っていたので……人間という存在を警戒しながら共存していました。
力ピラミッドの中では、一番最下位が植物、下から二番目が動物、三番目が人間、上から二番は魔女、一番上が吸血鬼なのですが、数のピラミッドは、それが一気に逆転する形になるのですから、力が無くても、数だけいる人間が武器を取り押し寄せてきたら……悪寒を感じる出来事で有ったので、下の双方は人間に気づかれないように変装しながら共存いている。
数が一番少ない下の者達は何より……仲が滅法悪かったのです。
そもそもこの世界は元々人間と植物、動物しか存在していませんでしたが、有る人間の夫婦の間に新命と新存在が生まれたのです。
それが、後の魔女と言われる存在と吸血鬼と言われ畏れられる存在の始祖の始まりでもあります。
……夫婦も最初は、子供達に何の変化もなく普通の子と変わりなかったので、普通の子供と同じ様に育てていたのですが、段々と可笑しな事に気づいてその態様も少しづつ変化していきましたが、それは、普通ではない事をしたらいけないと言いきかし、普通とは何かと少し厳しく接する事になりましたが、愛情は今でと変わらない様に……いいいえ今まで以上に厳しく接している分それ以上の愛情を子供達に与えたのです。
子供達も最初は自分達が周りの事違うのには困惑していたのですが、親の愛情を貰っていたので、窮屈ではありますが、確かな愛情のおかげでスクスク育っていきました。
子供は、普通とはではないけれどそれを除けばどこにでもいるような幸せな家庭なのです。