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ゾンビの可能性

あらすじ・題名を変更しました。

旧題「数こそ力なり!! おかしくなった世界の魔物使い」

 スキルのレベルが上がったことでこのゾンビが仲間に出来ると確信した。

 だとしたらやることは一つだ。


「デカゴブリン。お前らは一体ずつゾンビを捕らえてくれ。仲間にする」

「分かりました」

「他のゴブリンも頼む。お前らは五匹でかかれ。手足を折れば攻撃されないはずだ」

「ギャギャギャ」


 四体のデカゴブリンが交代で一体ずつ捕縛し俺の元に運び、小さいゴブリンもボコボコにして俺の元に運んでくる


「仲間になれ」


 頭に触れてそう言うと暴れていたゾンビがおとなしくなった。


「前も奥で待機」

「アァ」


 頷くとユラユラと行ってしまった。

 これで何体目だろうか。


『レベルアップしました』


 ん?

 モンスターは倒していないが何でレベルが上がったんだ?


 そういえばゴブリンを仲間にしている時もレベルが上がったような気がする。

 ってことは仲間にしても経験値は入るのか。


 これは良いことを知った。


 そんなことを数時間と続けていると周囲がゾンビだらけになってしまった。

 レベルはあれから五レベル上がったがドンドン上がるのが遅くなっている。

 やはり仲間にしているモンスターが多いと分ける量が多くなるのか。


「捕縛は一時中断して倒して良いぞ」

「分かりました」


 グシャリと物音が始まったがもはや慣れてしまった。


「えっと、合成も出来るんだよな?」


 ゾンビで合成を試すことにした。

 スマホで対象をゾンビに指定し、合成する対象をゾンビに指定。

 どうやら合成する場合は十体まで指定できるらしい。


「合成っと」


 周囲いる一体のゾンビがうめき声を上げて姿が崩壊した。

 そして一体のゾンビがうめき声を上げて身体が変異し始めた。


『ゾンビが進化します。止めますか? YES/NO』


 YESを押した。

 するとゾンビは姿を崩壊し、また構築された。


 その姿はローブを纏い、禍々しいオーラを出している。


「大丈夫か?」

「えぇ。問題ありません」


 こいつも喋れるのか。


「お前は何が出来る?」

「私は魔法を使えます」

「どんな魔法だ?」

「死者をゾンビ出来ます」


 使えるのか?


「他には?」

「火属性の魔法を少々」

「中々強いな」

「恐れ多いです」


 頭の低いヤツだが目には自信が感じられる。

 面白いヤツだ。


「お前は待機だな。活躍は先になるがその時は頼むぞ」

「お任せを」


 あるほど。

 合成は結構使えるな。


 この調子で合成しまくるか。


「合成でもこんなに分かれるんだな~」


 そこにはハイゾンビ×5、ハイスケルトン×3、落ち武者(剣)×2、落ち武者(弓)×2、デミリッチ×2、フルメイルスケルトン×1、騎士スケルトン×1だ。


 人間のゾンビだったからこんな幅が広いのか合成スキルが壊れているのかは謎だが喜ばしいことだ。


 各種ゾンビとゾンビ×10体を合成している。

 少なくとも合成だけで160体のゾンビを使用しているが、ゾンビはいなくならない。


「どんだけいるんだよ」


 まぁいいけど。


 現状、経験値の配分を俺だけにしている。

 理由は複数あるが、一番の理由はモンスターが強くなり過ぎているからだ。


 感覚で分かるのだが、俺が弱いままこいつらが強くなると俺はこいつらに殺される可能性がある。

 特にアンデッド系は俺に対して良い感情を示していない。


 元が人間だったからなのか、アンデッドだからなのか分からないが負の感情が時々流れてくる。

 これはまずい。


 俺は強くならないようにして魔物使いを強化しようとしていたのに予定が狂ってしまった。

 いや、手遅れになる前に気が付いてよかったと見るべきか。


「良く寝ました~」


 そんなことを考えているとゴブリンメイジが目を覚ました。


「おはよう。寝起きで悪いが壁の具合を見てくれ」

「はい! 分かりました」


 元気よく壁に走り出すゴブリンメイジ。

 よく見たら雌だった。


 小汚いから分からなかった。


 スキルポイントが貯まったから【鑑定】のスキルを獲得したが、良いスキルだ。


【鑑定】(レベル1)

・対象の詳細を確認できる。

 

 これが今の俺のステータスだ。


======


名前:黒井沢 正義

職業:“魔物使い”

レベル  13→25

HP    300→540(540)

MP    70→94(94)

攻撃力  25→49(49)

守備力  25→49(49)

素早さ  25→49(49)

魔攻力  25→49(49)

魔防力  25→49(49)

運    25→49(49)


スキルポイント:10→310


スキル

・テイマー(レベル六)

・成長補正

・使役者(レベル三)

・鑑定(レベル一)

・アイテムボックス(レベル一)

・身体強化(レベル一)


=======


 他にも【アイテムボックス】と【身体強化】のスキルを得た。


 レベルが25まで上がったおかげでスキルポイントが600得られたので【鑑定】【アイテムボックス】【身体強化】を300のポイントを消費し、残りは310だ。


 数値の横にカッコで知るされている数値は【身体強化】のスキルのおかげだ。


【身体強化】レベル一

・ステータスを1倍上昇させる。


 このスキルを持っているだけでステータスが倍になるとは。

 さすがはスキルポイント100だけはある。


 ちなみに【アイテムボックス】はこれだ。


【アイテムボックス】レベル一

・物を出し入れできる。

・容量はレベルに依存する。

 

 残念ながらゴブリンは要れることは出来なかったがアンデッドは要れることが出来た。


 生き物ではなく物の判定なのだな。

 死体だからこういうこともあるのか。


 とりあえず片っ端からゾンビを仲間にしてアイテムボックスに放り込んだ。

 上限まで貯めてみよう。




 ご指摘を頂きましたので補足を入れさせて頂きます。


 能力として発揮されるのは表示してある『元々のステータス』+『スキル効果』の合算となります。


 例を使ってより詳しい説明をいたします。



 【身体強化レベル1】の表記は下のようなります。


=====


(例)


㏋ 100(100)



=====


 元々のHP100とスキル効果の1倍(100×1)が表示されています。


 一見、効果がないように思えますが、発揮される能力は『元々のステータス』+『スキルの効果』となって発揮されるので、発揮されるステータはこうなります。


======


(例)


HP 100 +(100)=200



======



 スキルの大まかな性能などはスキル自体が主張してくれるのでスキルを獲得した人たち(主人公)は合算だと気が付いています。



 分からない部分や分かりにくい所など、ご指摘をして頂ければすぐに直しますので気軽に連絡をしてください^^

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