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最強冒険者の旅に、終わりなき___  作者: 霧島 零夜
第一章 魔法学校
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第6話 きたる祭典、燃えるは闘志

毎日17時に投稿できるようにしている。

その時間俺は修行だがな、     byクレナイ

クレナイ「はあ...はあ...」


ラリス「今日もお疲れ様じゃ。そうじゃ、帰る前にひとつ、」


クレナイ「なんだ?」


俺はずっと修行を続けていた。

難易度は日々増していく。

釘は長くなったり、小さくなったり、

吊るされている刃物の数も増え、速度は速く、

一瞬の遅れで喉が裂かれる。


ラリス「『全学年親善試合(ランブル・アリーナ)』のトーナメント表が出たぞ。」


旧校舎に戻り、教室の黒板に貼られていた紙。


クレナイ「一回戦目から3年生か、」


俺のことを無視して、ラリスは不気味に笑う。


クレナイ「その顔、次は何を考えているんだ。」


入学してから1ヶ月、ラリスの感情が分かるようになってきた。

ーーというより、表情が豊かになってきたのか?


ラリス「今のままじゃ、余裕すぎる。お主の修行にもならんだろう。」


クレナイ「それで?」


ラリス「ルールとは別に、お主には...」


クレナイ「それ本気か?」


俺が告げられたのは、武器の禁止。

だが、確かにそれならいい修行になる。


〜〜〜


ラリス「それと、魔力の使用制限を命じる。ほれ、この腕輪をやる。」


ラリスから渡された腕輪には、


クレナイ「100..?」


見た目は、俺の腕についているものと同じ。

数字が違う。しかも表示がデジタルだ。


俺は腕輪を付け替えさせられた。


ラリス「その数字は、お主が、一度に放出できる魔力を%で表しておる」


腕輪の制御は全てラリスが行うらしい。    


   ピピッ!


小さな音が教室の空気を震わせる。


クレナイ「?」


体に違和感。肺が重い。

ーーこの状態で戦うのか。


ラリス「腕輪を見よ。」


“5%”


その数字が緑に光っている。


クレナイ「5%で十分ってことか?」


ラリス「余裕じゃろ。」


俺は鼻で笑う。


クレナイ「だな。」


ラリス「あとは明日に備えるのじゃ。」


~自分の部屋~


クレナイ「明日、絶対に勝ってやる。いや、勝たないと。」


俺はつぶやき、目の前のものに手を伸ばす。


クレナイ「じいちゃん、」


俺は刀に触れる。伝わってくる力。

ーー やっぱり、


〜翌日〜


実況「さぁ今年もきましたよ!『全学年親善試合(ランブル・アリーナ)』の季節がァ!」


校舎のど真ん中に居座る大きな施設。この行事のためだけに作られたらしい。


全学年親善試合(ランブル・アリーナ)』は実況の掛け声で始まった。


実況「実況は、3学年主任コジマだ!」


実況「早速、選手入場だァ!」


選手入場は学年ごとに行う。

特待生以外は、


実況「今年も、人数と時間の都合上、各学年、注目の選手だけを紹介するぞ!」


選手として出ない生徒、全員が観客席に集まる。

実況に合わせて、観客席は盛り上がりを見せる。


実況「まずは1年生!今年の1年生は豊作だ。3年生にも負けていない!?」


ラリスも実況席で見守る。


ラリス「ん?あいつどこかで、もしや...『竜の勇者』か。面白い試合が見れそうじゃな。」


実況「ちょっと!ラリス先生、私に紹介させてくださいよ!」


ラリスは解説をすると言っていたな。


実況「1年生の期待は、やはり...『竜の勇者』の異名を持つ天才、アルトだァ!」


ラリス「懐かしいな。あの頃の熱...」


『竜の勇者』、順当にいけば、

ーー準決勝か。


実況「続いて2年生!2年生といえば、学校1の美女でありながら、圧倒的実力者、『天使の才能』リン。今年もあのスキルを見せてくれるのか?期待は深まるばかりです!」


そして、3年生。


観客席が揺れる。


観客A「今年も王者様が勝つに決まってる!」


観客B「王者様は、いつでもかっこいいわ。」


実況「まだ紹介していないのにこの盛り上がり!やっぱり王者の座は揺るがないのか!?『絶対王者』レイン、王こそが最強だァ!」


観客たち「「「うおおおお!!!」」」


選手入場とは思えない盛り上がりだ。

この後に入場するのめっちゃ嫌だ。


実況「そして特待生!『本物の最強』クレナイの入場だァ!!」


会場の盛り上がりはさらに、

ーー静かなんだが。


クレナイ「ていうか、ラリスがつけた二つ名....ダサい。」


~ルール~

・選手は、選手名と二つ名を、運営本部に提出すること。


実況「今年も熱い戦い、みせてくれェ!」


観客たち「「がんばれぇ!」」

観客たち「「うおおおお!」」


会場の盛り上がりが帰ってきたところで入場は終わる。

一応、選手宣誓があるが、俺には関係ないため、控え室に戻る。


控室は個室で、ひとつのローテーブルと、パイプ椅子。

壁にはモニターがついていて、ここからでも会場の様子が見れるようになっている。


俺は、昨日の会話をふと思い出す。


〜昨日〜


ラリス「ルールとは別に、お主には...」


クレナイ「それ本気か?」


俺が告げられたのは、

準決勝以外での、“武器使用禁止”


ラリス「一、二、三回戦はもちろん、決勝もダメじゃ。装備は好きにして良いが、鎧などの重装備はやめておけ。」


クレナイ「受けてやろうじゃないか。」


指先は冷めたい。なのに、胸の奥だけがやけに熱い。

楽しみという気持ち、高ぶりを感じる。


ラリス「そうそう、一回戦の相手は、“リピード”。入学初日に、お主を殴ろうとしてきたやつじゃ。」


クレナイ「あいつがか?とてもそうは思えないが。」


リピードという名は知っている。

というか、めっちゃ有名だ。

小中学の間、相撲で大陸内無敗という伝説がある。

ーーだが、中学3年の時に辞めたらしい。


その頃のリピードは、テレビでも引っ張りだこ。

引退してからは一度も見てないが。


クレナイ「あいつ、いつの間に体作り上げたんだ。」


リピードは当時、力士体型。ぽっちゃりしていた。でもあの時会ったのは、まるで別人。筋骨隆々の大男だった。

身長は軽く2mを超える。


まさに、人間の“完成形”


強い、

だがーー

怖くはない。


奴と比べれば。

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