プロローグ
読みたい話が尽きたのでつたないながら書いて見ようと思います!よろしくお願いします!
「あ~!!基礎が白アリにやられてるって、どこまでツイテ無いんだよ!屋根から雨漏りしてるし、もう…ホント駄目なのかもな……」
夜間警備員の仕事で稼いだ金で元は納屋だった広いボロ家をDIYして作った子供食堂【まんぷく】。
当初は満腹食べさせてやる事なんて、無理で肉も無い、魚も無いメニューでもチビ達は目をキラキラして美味しい美味しいとタマゴ掛けご飯や具だくさんミソ汁とタマゴ料理のバリエーションで食わせてたら、居眠りしたと夜間警備員のバイトをクビになり、仕方なく24時間営業の業務用食材専門スーパーの夜勤をして、賞味期限切れ間近の食品を買って来てはGチューブのお料理動画を再生して作ること40年。
自分の料理店をチェーン展開して稼げる料理人になったが、チェーン展開してた120店舗は俺に学が無いから、騙されて取られてしまった。そこに、台風日本列島縦断で痛めつけられた子供食堂の劣化が明るみに。
しばらく店を休みにしてDIYするか!
床板を剥いでいると人間ぐらいある白アリが次から次へと床下から出て来る床下にいる連中は柱やコンクリートを食べている。
き、気持ち悪っ!!
強烈ありスプレーを台所から持って来てシュッ、シュッするも全然効かない。
その内、2~3匹に頭から齧られてロクな抵抗も出来ず、死んだ。
◆○◆○◆○◆○◆side神々
「で?異世界転生しろだぁ?!やなこった!何であんな白アリがいるような世界に俺が行かなきゃならん!食われるのはこりごりだ!」
『福田幸留 享年67才、そこを何とか!』
何だ!この日本人の魂といい、能力といい、私たちの世界に欲しい!
『はい、時間切れ。じゃ、次は俺たちの世界だな』
『精霊界はいらんだろうが!!人間の転生なんか、させなくていい!』
『いやぁ、腹が減って死ぬ子が多くてね。元気になる物を作って食べさせて欲しいんだ。あ、ちなみに異世界転移で、何才か若返る事になるけど、赤ちゃんスタートでも、子供スタートでもないですし、何なら心配してる日本の子供食堂とも往き来できますよ!』
亡くなって49日目、福田幸留は精霊界へと旅だった。