私には嫌いな人はいない。苦手な人はいる。
『この人嫌い』って思うと、『もう関わりたくない』って思ってしまう気がする。
私には嫌いな人はいない。
「この人が嫌い」と思うと自分の視野が狭くなることをわかっているからである。
ただ、私も人間なので一時的に特定の人に対して負の感情を持ったとしても、頭の中で負の感情の要因を忘れるか、負の感情の要因に整理をつけてその人と関わるようにしている。
例を挙げよう。
居酒屋でとある仕事で関わった人と四次会の飲み会の時にあった出来事。
4人での飲みだったため、2対2という形で座っていた。
座席イメージ
結城⚫︎ ⚫︎B
A⚫︎ ⚫︎C
A「Cさんタバコ吸わないの?」
C「あ、じゃあ吸うわ」
と、AがCに声をかけてタバコを吸うか確認をとっていた。
ここまではよく居酒屋であるシチュエーションだろう。
その時私は
『あー、Cさんタバコ吸うのかぁ』
と考えていた。
AはCとの会話の後、
A「結城さん、席変わってくれない?」
と、不吉な笑みを浮かべながらそう声をかけてきた。
Aはタバコの煙に当たるのが嫌だったのであろう。
席を代わり、私に Cが吐いたタバコの煙がかかっている時、Aは私を見ながら大笑いしていた。
あぁ、本当に面白いなぁ。
何が言いたいかって、これはAに悪意があるかないかで考えると悪意がある行為だと私は考える。
だけど私はAのことを嫌いじゃない。
この行動は嫌だが、A自体は嫌いじゃないのだ。
Aがこのような行動をするということは、何かしら私にも不手際があったのであろう。
そんなに冷たい態度をとっていたであろうか。
もしくは私が私の話をしすぎたからAを不快にさせたのであろうか。
まぁ、この飲み会のメンバーとは長く続く関係ではないと思われる。
人間関係とはその時々で移ろうものだ。
私には嫌いな人間はいない。
しかしこの行動を私に対してとったAのことはいわゆる苦手な人である。
Aにもたくさんいいところあるから嫌いではないですよ。