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牡丹  作者:
2/3


 Paul Desmond

 Feeling Blue


 を 聴きながら


 **


 ……まるで箱の中に居るようなものだから……、……全ての嫌なものから目を背けて、ここに逃げてきたようなものだから、……その嫌だったものが怖いものだったってことを、……箱の中から俯瞰して新たに見つめ直して、……より孤独に感じているってことを、……馬鹿みたいに認識して、……つくづく自分は、我儘だなと思った。……箱の外に居る方々が、皆悪者なわけではなくて、……寧ろ、私を気遣ったり助けてくださったりしている方々であるはずなのに、……どうしてこのように思ってしまうのだろう。


 ……それらの方々が、……皆、好き勝手で、……自分しか見えていなくて、人の話を聞かなくて、自分の世界だけを見ていたとしても、……私を助けようとしてくださっていることに嘘は無いのに……私は、何故寄り添えることが出来ないのだろう。私自身、同じ穴のムジナで、私の世界しか見つめておらず、私もまた好き勝手に自分だけで生きているだけなのに。同族嫌悪なのかと……気づいた時、なんて自分よがりの悲壮感かと馬鹿らしくなって、今まで無視していた方との連絡を取り、……全てを清算して、やり直そうと思った。……自分の今までと、これからの橋渡しが、……少しだけ、接続をし始めたような気がして

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