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9話 魔法学校へ入学

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 ロロが7歳と成り、魔法学校に入学式の日が来た。 


 魔法学校内は朝からピリピリしていた。

 原因は、ロロ王子が入学して来るからだ。

 毎年、行なわれる入学式を行なう事であると頭にいい気かしても、未来の王様が入学して来ると思うと立派な優しい指導者に教育して育てる、重大な使命を誰もが感じていた。


 小春日和の朝、両親や祖父母に手を引かれて歩くピカピカの黒の制服姿の1年生が登校している道路を歩く速さより少し早い速度で高級な王族馬車が走り、魔法学校に到着した。

「ここからは歩きだ、降りるぞ」

「お母さん(祖母)が出席するのは、長女のララ依頼ですね」

「本当は、全ての孫の入学式に参加したかったのに、リリの時に風邪を拗らして寝込んでしまい、出席出来なかったから、リリに悪くってその後は出席しなかったのよ」

「ロロ、お祖母様を引っ張らないの」

「あ、すみません、僕も緊張してます」

「緊張する事は無いのよ、気楽に楽しんでいれば良いのよ、遊びヨ」

「ハイ、お祖母様」

「おはようございます」

「あら、マロンさんとジャガ君、おはようございます」

「お、おはようジャガ君も入学するんだったね、ロロを宜しくな」

「ハイ、王様、ロロ王子おはよう」

「ジャガ、おはよう」

「そうだ、お父さん学校ではジャガ君と僕入れ変わって、僕は庶民として、入学してもイイかな?」

「何だってウ~ン」

※王子の命を狙う、暗殺者から守る最高の手段だな※

「面白いかもな、ジャガ君も礼儀作法もキチンとしていて、体力も魔法もロロに負けていない、どうだジャガ、学校内では王子様気分を味わって見ないか?」

「命令とあらば従います」

「そうか、マロンも良いかな」

「仰せに従います」

 こうして、ロロは、ジャガの名で庶民として魔法学校へ入学と成った。


 講堂で、神父様、騎士隊長、ギルド長官、学校長の順番で長いお言葉が終り、入学式が終わった。

 その後、3クラスの教室に分けられられ、ロロとジャガは、同じB組の教室となった。

 王様と学校長との話し合いで、お互いを警護する目的で決められた。

 今年の新入生の特徴は女子が多く、特に美人が多い事だった。

 その理由は、王子様の嫁さん狙いで、少しでも美人だとモシヤと考えて、昨年の入学を今年に移したり、来年の予定で有るのを今年の入学に変えたりが原因であった。


※お、学校内では、僕がジャガだ、僕は、ジャガ、お、王子の周りに女の子が集まってる、ちょっと失敗した気分だ、落ち込む※


 今日は、今後の活動と学校内の注意事項を聞いて、1年生~3年生は帰宅となる、その理由は遠方に帰宅する生徒の為に、八方へと往復する大型馬車を有効に使って送り届ける為であった。

 本日は入学式に参加した保護者の馬車で帰宅する家も有り、保護者も大型馬車に乗る家もあった。


 ロロ王子とジャガは、身体の訓練も兼ねて、帰りから今後の通学は徒歩と決めた。

 城の南門から魔法学校は歩いて10分の所にあるが、城の敷地が広大で南門からお城までは速足で1時間はかかるので大変である。

 お姉様達は、もちろん馬車を利用している。


「ジヤガ、お城の外では、離れてお互いの周辺を警戒しながら歩こうか」

「了解です、僕は王子の警護も仕事です」

「では、城内を出たら、僕が君を守ることだよ」

「そうだね、お願いしますよ」

「了解です」

と、言って2人は笑いあった。

「じゃ、明日から学校のある日は、玄関前に迎えにきますね」

「ありがとう、頼むね」




 その頃、隕石が落ちた北の山では、隕石から10キロほど離れた洞窟の中を寝床にしていた、大コウモリが少しづつ隕石の発するエネルギーの影響を受けていた。

 近場にいて狂気した大熊とは違い、大コウモリ達は邪悪な高知能を持てしまった。

 その洞窟に住む大コウモリ数が半端では無い2万匹は超えていた。

 大コウモリ達は、雑食性で特に果実を今までは好んで食べていたが、畑仕事をしていた農民が簡単に捕獲出来て、美味しかった為、少しづつ人間を主食とする習慣へと変わっていった。


 北の村々から、大コウモリに家族が食べられたとの被害が北の町、エキゴサイトのギルドに連絡が頻繁に入ってきた。

 冒険者たちが初めのうちは、単独で活動する大コウモリを簡単に退治出来ていたが、回を重ねるうちに、大コウモリは集団で行動するようになっていった。



 1年生の魔法の授業が始まった。

 教壇に立った先生は、何とララお姫様で教室内が騒めいた。

「みなさん、お静かに」

 教室内が静かになると。

「私が、1年生の魔法の教師アルトクリヤ アヒートララです、今後はララ先生と呼んで下さい」

「ロロ君、ジャガ君立ちなさい」

 二人が立ち上がると、ジャガに近づいて、

「このロロ王子とあちらのジャガ君は、日頃お城の中で、私が魔法指導をしていたので、二人は私の補助者として行動してもらう、分かりましたか」

 みな、返事が無い

「分かったのならハイっと返事をしなさい、わかりましたか」

『はい』

「声が小さい」

『 は い 』

 と大きな返事が返ってきた

「よろしい、ロロ君もジャガ君も分かりましたか」

『 は い 』

「よろしい、それでは始めます、助手さん達、この鉄の玉を皆さんに一つづつくばって」

 全員が鉄の玉を持つと

「皆さん、この鉄の玉に、皆さんの得意の魔法を掛けて下さい、爆発させるのは禁止です、では初めて」





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