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17話 飛行船、初飛行

 王様と王族が見つめる中、航空隊の隊長、副隊長を決める鷲族14人の競走試験が始まった。

 一問目の課題は、隊長からの命令により、敵の動向の見張り中に猛獣に襲われる農民を目撃した、状況を演劇で再現された。

 結果はトンバ以外の13人は、見張りを離れて助けに行ってしまった。

 二問目は、300メートルの上空で、羽を引っ込めて落ちていき、地上からの高さ、何処で羽を出すかの我慢比べであった。

 これも、トンバが他を圧倒して(10メートル差)一番であった。

 ここまでは、実技中の者以外は離れたテント内に隔離されて他の者の実技を見られずに進められた。

 三問目からは、力比べの競技で、空中相撲であった。

 空を飛びながら、手と足を絡めての戦いは腕力勝負で先にギブアップをした方の負けであった。トンバは、ベスト8でわざと負けた。

 四問目は、飛行速度でトンバは5位で終わった。

 五問目は、飛行距離の持久力テストで、城内の北門から南門を30分の時間に誰が回数を多く飛べるかの競技で、トンバは3番目で終わった。


 結果、副長に、元冒険者の女性飛行騎士 ドローリ24歳

 隊長に、やはり元冒険者の男性飛行騎士 ジェット32歳

と、決まった。

 14人の飛行騎士隊から隊長、副隊長を覗いた12人は3人ずつの班に分かれ、4班のグループが作られ、必ず夜勤でお城の騎兵隊総本部へ毎日交代で待機する事と命令がいった。

 その日は、その後、飛行騎士騎士隊長、副隊長の決定パーティーが王様主催で行われた。


「トンバさん、手を抜いていましたね」

「あ、王子様、私は一番年下ですから、選ばれたら揉めますよ」

「確かにそうですね、その賢さで部隊のフォローを期待してますね」

「ハイ、頑張ります」

「ところで、話は変わりますが、トンバさんに見て頂きたい物があります、みなさん酔っぱらってきましたので、抜けませんか」

「はい」

 王子とトンバと黒豹族のターラはパーティー会場から抜け出し、飛行船工場へ向かった。


 飛行船の22人の座席付き乗務員室も完成して、後部には、飛行騎士隊員が飛び立て飛び乗る、ハッチも作られていた。

 ロロ王子が、飛行船に魔法で水素ガスを補充すると、地上から離れた。前方の大きな引き戸を水ゴーレムが一枚ずつ押し開き、水ゴーレムが飛行船を屋外に引っ張りだした。

「凄いですね、何ですかこれは?」

「これが見せたかった飛行船です、ここから乗ります」

 3人が乗車すると、ロロ王子が水素ガスを更に魔法で補充してイクと、上空に上がり始めた。20メートル地点で地上にいる、水ゴーレムが、ロープを張って上昇を止めた。

「ワー何で浮いてるの?」

「その説明は、後でします、トンバの魔法で自由に飛び回れるかのテストをして下さい」

「分かりました」

「あ、この飛行船は自力で浮いていますから、魔法は少量ずつの小出しで操縦して、先ずは上下に移動して下さい」

「はい、そうします」

 飛行船は、エレベーターの様に下がったり上がったりを繰り返した後、水ゴーレムが長さ25メートルのロープを離すと更に4上昇を始め、ターラがロープを巻き上げた。


 上空100メトール付近で念動力魔法で八の字に飛んで見せた。

「これは、凄いです、魔力を殆んど必要としません」

「そうですか、安心しました、では高く飛んで見ましょう、誰かに見られてしまいますが、今日が飛行船のお披露目です」

 飛行船は、浮力のチカラでどんどんと高く上がっていった。最初に南門の見張り小屋の騎士が見つけ、緊急を知らせる鐘をたたき、鐘の音をを聞いた騎士達の姿がおおくなり空を見上げた。

 御城のパーティー会場のテラスからも、飛行船を見上げる姿が増えていった。

 飛行騎士隊副隊長は、お酒が飲めない体質で、酔っぱらっていなかったので王様を含め皆に(調べてきます)と言ってテラスから飛び立った。


「王子様、本当に素晴らしいよ、軽く前方にも、下降にも進めます」

「風が強く成ったらどうなるかな」

「大丈夫です、鷲族は、前方に真空を作り身体を引っ張らせる事ができます。私は、更に変化させて空気のトンネルを作って移動も出来ます」

「凄いね、こんなに大きな船体でも通れる大きなトンネルも作れるの?」

「まだ、経験は有りませんので、試してみます」

 トンバは、先頭の椅子に座り、前方に両手を向けて呪文を唱えると船は、吸い込まれて行った。

「キャー、居なくなった」

 城のテラスから飛び立った副隊長のドローリは面食らって、しばらくソコから見えるお城をボーっとみていた。


「ビックリです、一人で飛んでる時は、一直線に真っ直ぐにしか飛べませんが、座っているせいか余裕が有り、ユックリとしたカーブを作り曲がれます」

「そうですか、魔力は大丈夫ですか?」

「ハイ、それも不思議ですが、余裕が有ります、間もなく海岸出ますのでトンネル走行を止めます」

「何ですか、大きな池が見えます」

「ターラ、あれは海だよ、この大陸よりも大きいかも知れないんだよ」

「え、そんなに大きんだ」

「遊んで帰りたいけど、もうすぐ日が暮れますから帰りましょう」

「王子様、了解しました」






  

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