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16話 鷲族の謎の少年

 騎兵隊総本部へ王子から白色のエプロンを着用した女子の鷲族の空の飛行は、王子の友人ハバラであるから警戒の必要は無いと騎士全員に指令が伝達された。

 そのおかげでハバラは、毎日の様に、暇が出来ると大空を飛び回り城内、魔法学校並びに、付近の住民にも有名になっり、ハバラは得意げに飛行訓練を楽しむのであった。

 王様もハバラの飛行訓練を見て、鷲族の飛行騎士隊を作る様に指示がでた。

 そのハバラの飛ぶ姿を見て喜ぶ鷲族の少年がいた。

 その少年は、プレイル モミコクラを助けた、鷲族の少年トンバであった。

※やっと見つけたよ幼馴染みのハバラ、魔法学園に侵入しても学生の数が多くって見つけられなかった、ハバラ※

 コクラもハバラの飛行訓練を見て、鷲族の少年を懐かしんで見上げていた。

「あ、リリ、上半身裸の男性の鷲族がハバラに向かって飛んでいる、あの時の少年です」

「コクラ、あ、本当だ、何が始まるの」


「ハバラ、俺だよトンバだよ」

「トンバ兄ちゃん、いつみやこに来たの」

「ハバラに会いたくて1年前から来てたよ」

 二人の鷲族は、魔法学校の正門前にゆっくりと降りて来た。

 コクラとリリ姫といつものメンバー3人は、着陸方向へ走っていた。

「ハバラ、都は、俺達鷲族に冷たいよ、仕事がみつからないんだ。一緒に帰ろうよ」

「へー、トンバ貴方、身分証明書を持ってるの?」

「持って無いよ、何処で貰えるのさ」

「持っていないから、仕事がみつから無いの、冒険者ギルドとか商業ギルドに行けば身分証明書を貰えるよ」

「あ、リリ姫様」

「君は、私の友達のコクラの恩人です、身分証明書の手配はわたくしに任せて下さい、もし望むなら、王様が鷲族の飛行騎士隊を作る計画が有る、入って見ないか?」

「トンバ入隊しなよ、私も推薦しますから」

「分かった、喜んでおうせをお受けいたします」

「よし、分かったわ、これから騎兵隊総本部へ行きましょう」

「あ、リリ様、私にお礼を」

「そうだな、コクラ、この方はトンバと言いう名のようです」

「トンバ様、先日は逃走の助けと、早く謝罪する様に諭して下さりありがとうございました」

「あ、あの時のお嬢様、その後を心配していました」


 街の人が集まる所に、鷲族の騎士隊募集ポスターの立て看板が立てられていた。

 それを見て集まって来た鷲族を騎兵隊総本部の重役達が面接をして高齢者以外は少々の性格問題者でも採用とした。

 それは、人間は、高収入を与えると人格が良い方へ変わると長い経験から分かっていたからである。

 トンバを含めて合計14人が採用され、うち女性が8人で緑色のエプロンが支給された。

 女子8人は、エプロンが目当てで志願した理由の1つで装着後は、カガミを見て緑のエプロンと羽を出したり隠したりしての自分の姿に満足し、お互いの仲間の姿を見て、人前でも安心して飛行が出来ると安心したのだった。

 ハバラの白いエプロンとは学生だと分かるように区別され、学生の鷲族は、他に2人が女の子で、5人の男の子がいた。

 ロロ王子が学生の男の子も飛行中、学生だと分かるように、腰の位置でカットされた白いエプロンを制作し、学校の上空を白いエプロンを来て8人少年少女が飛び回ると、その飛行姿が評判となり、騎士飛行隊の男達も緑の腰の位置でカットされたエプロンが採用された。


 14人騎士飛行隊の見習い達には、自由に大空を飛びまわって、飛行の技術を磨いてもらい、30日後に、互いの実力を比べあって隊の隊長と副長を決める様に司令がいった。

給与は全員が同じ金額で

隊長(給与×2)

副長(給与×1.5)

と説明を受けた。

 全員が過去の月収より大幅に上がり、衣食住付きでもあり喜んでいた。


 トンバはハバラより3歳年上の15歳で14人のメンバーの中で、最年少であった。

 トンバの両親は、鷲族村の聖人君主の神主様で、子供達に人格と教養を重視した教育で魔法も含めて育てていた。

 トンバは3男坊で、近所の遊び仲間で妹の様に接していた、ハバラと何年も会えない寂しさから、都に会いに出て来て、魔法学校に高い塀も軽く飛び越え探していたのであった。

 制服姿で、学校内に入ってしまえば、自由に行動が出来て、先生方も親切で魔法の質問にも答えてくれて、各クラスの合同授業は、教室に入っても平気で、特に大食堂での昼食は、トンバの侵入目的と成っていった。


 魔法学校がお休みの日の、城内での魔法体力の自己練習にリリ姫は、鷲族のハバラとトンバ招待して参加させた。

 ハバラもトンバも、姫様4人とロロ王子の魔法の大きな力に驚き、感激していた。

 リリ姫が

「学友のハバラの力は知っています、トンバさんの魔法の力を見せてくれますか」

「ハイ、喜んで」

 トンバは地面に、直系20センチと10センチの円を5個ずつ描くと上空100メトールへ飛び上がり、魔法で氷の槍を作り上空から円の中心に氷の槍を突き刺していった。

「防御の魔法も考えていますか」

「王子様、もちろんです、レレ姫様、先ほど見せたケンザンの氷の槍で飛んでいる私を攻撃して下さい」

「ゲー、私のは連続にも攻撃できますよ」

「そのへんは、想定しています、怪我をしても回復魔法を持つハバラがいるから安心しています」

 トンバは、今度は20メートルの低空飛行で上空をクルクルとユックリ同じ速度で、飛んでいた。

 レレ姫は、トンバが下への目線から前方を見た瞬間、千本の氷の槍を、連続に発射した。

 すると、トンバの直近に大きな氷の玉が出来て、その上にトンバは立ち、自由に移動していた。

 飛んでくる、氷の槍は大きな玉に当たると玉に吸収されてしまった。

※トンバさん、サイコキネシスの魔法も使えるのか、するとレレの放った、氷の槍を全て送り返す事も出来るという事か、まだまだ計り知れないチカラを隠してな・・・僕の様に、あ、僕の飛行船、あんな大きな氷を自由に動かせるチカラがあれば飛行船なんかお蔵入りだな※

 と、思いながら空を見つめていると、大きな氷が見る見ると小さく成り、トンバは大きな羽を広げ紙飛行機の様にあても無く降りて来て、地面に転がり落ちた。

「トンバのバカ、魔法の使いすぎです」

 と、言いながらトンバに駆け寄り、回復魔法で魔法量を補充するハバラであった。



 



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