13話 校内は不審者だらけ?
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ジャガの学生証が
「貴族 ビミササイ ジャガ」
と記載がかわった。
別館の玄関に来ると、入学当初からよく見かける騎士が最敬礼して、ジャガ(王子)に
「良いお天気がつづきますね」
「そうだね」
王子に
「お父さんとご家族の貴族の昇進おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「断念でしたね、学生証の提示を求められなかったネ」
「同じことを思ってたよハハハハ」
「ここの、騎士さんは、私達の入れ代わりを知っていますからね」
「このあいだの騎士さん、入学式の前から田舎に帰ってて、最近、仕事に復帰したんだって」
「やっぱりね、そうか、学生証の提示、新鮮な感覚だったよハハハハ」
「そうだね、ハハハハ」
食堂に入ると、噂の騎士タンギが食事中で、2人はタンギの前で食事を始めた。
「やっぱり、ここの野菜は大きくて美味しいね」
「そうですね王子様」
「お、王子様とこのあいだの庶民の子」
「騎士さん、このニンジン美味しいね」
「そうだな、城内の野菜を使ってるからな、最近、外でも同じ物を栽培始めたと聞いたよ」
「うん、僕のお父さんがね」
「王様がか」
「詳しい事情は、騎士のお仲間さんに聞いて下さい」
「ああ、分かった、いや、わかりました」
「食事が済んでいたタンギは、騎士待機室へ帰っていった」
「真面目な、良い方ですねタンギさんって」
「そうだよネ、前回、王子様を追い返した事をどう思うかな クスクス」
騎士タンギが、頭を下げながら食堂に入って来た。
その後ろから、魔法学校騎士所長が付いて来ていた。
「知らない事での事とはいえ、申し訳ありませんでした」
と、言って膝を付いて頭を下げた。
「王子、私の連絡不足が原因です、申し訳ございませんでした」
と、言ってタンギの横に膝ま付いた。
「今の、お言葉で全て忘れました。立ち上がって下さい」
「ありがとう、王子様、そして貴族に昇格したジャガ君、お父様の働きで、校舎の大食堂の食事もここと変わらなくなったし、自宅でも、美味しい野菜が食べられて感謝しているよ」
「そうですか、ご報告ありがとうございます」
「あ、この件で心配があります」
「何でしょうか?」
「この件で、騎士の皆さんが、学生証の提示を躊躇しないかが心配です。私に変身した輩が校内や別館に侵入する事が怖いです、私も含めて姉達にも学生証の提示を求めて下さい、私からの指示が有ったと言っても結構です」
「分かりました、女性は化粧するので、姫様達に見える生徒も言って、実は心配でした」
こうして、魔法学校の警備が厳しく成った。
最近のリリ姫は、お城から南門までは馬車に乗って、南門で待って居るクラスメート4人と合流して、歩いて登校していた。
ルル姫は3年生、レレ姫は2年生の為、歩くことを母、后様から許されなかった。
リリが歩き出したのは馬車の窓から友達を見つけて、声を掛けてからが始まりだった。友達との会話も楽しいし、周りを歩いている学生達を観察するのも楽しかったので、その後続いていた。
校門に到着すると、門番の騎士達が学生証の提示を求めて来た。
「この方を分からないの、第二王女アルトクリヤ イーニイリリ様ですよ、さーリリ様行きましょう」
「ダメです、王子様のご命令です、みなさん学生証の提示をお願いします」
他の三人が学生証を提示すると、リリ姫も学生証をさしだした。
「君も見せなさい」
「ア、ハハハハ、ここまでか」
と、言って少女は、逆方向に走り出した。
「コクラ、何で逃げるの」
「不審者だ、追え」
騎士達が追うも、登校中の学生達が多く見失ってしまった。
逃げ去った、コクラこと、プレイル モミコクラの名簿を調べ、住まいの学生用アパートと両親の自宅を調べられた。
アパートの管理者に部屋を開けてもらうと、着替えの衣服やパンや果実や化粧品が有り、小物入れの箱の中に学生証も入っていた。
部屋の様子から早朝までの生活感が残っていた。
両親の住む実家を訪ねたが、帰宅していなかった。特に犯罪を犯したわけではないが、校門から逃走した状況を説明すると、ビックリした母親が大泣きとなってしまった。
その日、日が沈むと、コクラはアパートに帰宅した。
「あ、学生証があった、良かった」
と、独り言をつぶやいて、今日の事を反省するのであった。
※あああ、学生証が無くても、ララ姫様と一緒なら、学生証を見せなくても、登校出来たのに、私のイタズラ心で、騎士さんを驚かして逃走したら、この部屋に騎士さんが来ていてまた、逃げてしまったし、家に帰ったら騎士さんがお母さんを泣かしていて、またここまで歩いて帰ってきた、疲れた寝よ※
次の日、学生証を持っていつもの様にお城の南門に行くと。
「コクラ、どうしたの」
「大丈夫」
「みんなで、心配してたのよ」
リリ姫様も、コクラが居るのを見て走って来た。
「コクラ、良かった、また会えて本当に良かった」
コクラは、4人の友達に、イタズラのつもりがと言って昨日の事を説明した。
南門の騎士さんがその様子を見ていて、騎士さんにコクラは連れていかれた。
こんな、平和な事件もあったが、学生証の提示を厳しくしたら、校内の学生が減って、大食堂でも30人分くらいの食事が残る様になったので、偽学生を簡単に入れてしまっていた事を魔法学校警備騎士所長、並びに全ての騎士が反省するのであった。




