10話 弱い人間族が何故、王族なの?
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魔法学校に入学する生徒は、前もって神父様が町村を神考教に訪れた時や各町の教会にお祈り来た家族とお話しした際に、であった幼児達の魔法力を確認して、魔法学校に入学する様に勧めていた。
魔法力はこの世界では、全ての動物、植物、鉱物、水、空気に含まれていて、その量はまちまちであった。
人間も代々、魔法力の強い男女の子供は、更に強い子として産まれ、平民と貴族との格差が生まれて来たのであった。
生徒32人のB組のクラスでは、鉄の玉に変化が現れて来た。
鉄の玉が冷えて水滴が出来た者
鉄の玉が熱く成った者
鉄の玉が浮き上がった者
鉄の玉が形が変わった者
鉄の玉に変化が現れない者
その変化をララ先生が一人一人チェックしてから。
「みなさん、一旦作業を中止して、聞いて下さい」
「鉄の玉に変化があった生徒は後ろの席に移って、互いの変化を見て、同じ事が出来ないか試して下さい」
「鉄の玉に変化が無かった生徒は、こちらの箱に入った、木製の玉、泥団子、昆虫、植物の中から好きな物を選んで、魔法を掛けて下さい」
木製の玉が浮いた者
木製の玉が燃えた者
木製の玉の形が変わった者
泥団子の形が変わった者
泥団子が透明に成った者
カブト虫を自由に操った者
カブト虫の周りの空気(真空)を取り除き殺した者
植物が鉢から出て来て根っこで歩かせた者
何、一つ変化が起きず、泣き出した少女
「エーンエーン、私の出来る事が分かりませんエーンエーン」
「大丈夫よ、必ず見つかりますから泣かないで」
この子が初めに魔法を掛けた鉄の玉を持ちながらジャガ(王子)が
「先生、見て下さいウサギ族のタンヤちゃんの鉄の玉、柔らかく成っていますよ」
と、言って玉を床で弾ましてみせた。
「凄い、タンヤちゃん凄いです」
「その弾むボール、僕、欲しいです」
と、言ってクラスメート達も拍手をして喜んでいた。
「良かったね、貴女はタンヤって名前なの」
「そうです、先生嬉しいです」
※この鉄の玉、ゴムの玉に成ってる、まだこの世界には無い、ゴムのゲットだ、タンヤをタイヤと連想するのは僕だけか、寂しいです※
ララ先生は、同じ授業をA組C組にも、行なっている。
体育の授業時間となった、校庭で待って居たのは、エルフの森に帰っていった、ガガラであった。
体育の時間のみ、ABCの3クラス、1年生が全員が集合して授業を受ける。
「みんなよく聞け、魔法が出来ても体力がなければ、家を、村を、町を、国を守れないぞ、わかったか」
『 は い 』『 分 か り ま し た 』
と、元気な返事が返って来た。
「元気な良い返事を聞いて、先生は安心しました、これから体力テストを行います、みんな頑張って下さい」
そこで、校長先生をはじめ、手の空いてる先生(ララ先生を含む)が4人集まり、5ヵ所で。
100メトールダッシュ(徒競走)
1500メートル走
腕立て伏せ、腹筋回数テスト
綱引き(一対一の勝負)
弓矢の飛距離テスト
が、行われた。
※そうか、ララネエが幼児用の弓を8本作ってくれって、ここで使う為か※
ここで、目だったのは、エルフの子供達と獣人族子供達で人間族の少年少女はそれに比べて低レベルのドングリの背比べであった。
その状況を見て、エルフ、獣人族の少年少女は、人間族をバカにした態度に変わって来た。
「何で、人間族が王様なのだ、おかしいよ」
と、言って騒ぎ出した、今までの体育の授業はもちろんクラスも人間族とエルフ、獣人族は別行動の授業であったが、ララ先生の提案で今回の1年生は、全て一緒にとなった。
何故人間族が王様なのだ?の発言に、ロロ王子(本人)は、腹を立てたが、その発言に我慢も出来ず、怒り出したのは、ジャガ(王子役)で。
「おまえら、王族をバカにした事、許せん、勝負しろ」
と、叫んでしまった。
慌てたガガラは、ララ姫を見た、ララ姫は。
「静まれ、では、王族の力を見せる、お城で生まれて私が教育してきた、ジャガ前に出ろ」
一瞬迷ったが、ジャガを名乗るロロ王子が前に出た。
「エルフの学生、獣人族の学生7人代表を決めろ、ジャガと体力測定の種目で勝負して見なさい、王族の教育のチカラが分かります」
こうして、100メトールダッシュの競走から試合が始まった。
8レーンの、オリンピックと全く同じ競技から始まった。
結果は、全てジャガの一人勝ちであった為、エルフの少年少女も、獣人族の少年少女もおとなしくなり、ロロ王子とジャガを尊敬して友達となった。
校長先生を始めとする、先生達も安心していた。
特にララ先生の内心は
「ロロ、良くやった、おまえの事を信じていたが、心配していたぞ」
と、小声で呟いていた。




