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第18話

「なぁにやってんだよ大輝ィ……この私に断りもなく……よ……?」


何で蛮ちゃん……って言ってくれないんだろう。

本当、毎回付き合い悪い子だ。


この私がせっかく邪眼の男を演じたというのに。

あれか?頭がツンツンじゃないからか?

まぁ、大輝に桜井さんを黒焦げにできるほどの電撃とか出せるとは思えないから、仕方ないよね。

でも、桜井さんは人を切り刻むのが趣味、みたいな裏の顔があっても少し納得できちゃうかもしれない。


「は、春海……!?何でここに……」

「私はなぁんでも知ってるんだよ?」


そう言った私の顔を怯えた様な表情で見る大輝と、私が現れたことに驚きつつも少し冷静さを取り戻した桜井さん。


「春海ちゃん……ごめん……」

「いいよ、何となくわかってはいたから」


これも予定通りだからね。

というかまだそうしてくれないと困るっていうか。


「あ、あの……俺いつまでこうしてればいいの?空気椅子、ちょっと辛いんだけど」

「大輝……これで、狂座はもう二度と巡らない」

「え?あ、うん……色々混ざってるけどとりあえず場所変えないか?ちょっとばかり人目を集めすぎだろ」


大輝にはおじいちゃんの遺体を処分してもらわないと……。

なんて考えていると、大輝の言う通りそれなりの人数の観衆がいる。

教員らしき人物もちらほら見えるし、ここらが潮時か。


「あれ?大輝って見られて燃えるドM野郎じゃなかった?」

「んな設定ねーよ。ほれ、早く移動しようぜ。桜井も、いいよな?」


毎回思うけど、冷たいよ。

もう少しくらい付き合ってくれてもいいと思うの。

付き合いの悪い大輝はほっといて、ひとまず先日鉢合わせした時と同じファミレスに行くことにする。


「ドリンクバーとケーキでいいよね。ここの払いは任せて」


私としては単に奢ってあげるね、って意味で言ったんだけど、大輝はどうやらマジックテープの財布を連想している様だ。

さっさと注文を済ませて、私が飲み物を取りに行って、ちょっとズルをしてコップを一瞬で満たして戻り、二人の前に飲み物を置いた。

二人は目を丸くして私を見ていたが、ここでそんなことを説明している暇はない。


「さて」


私も着席して口を開くと、桜井さんが唾を飲みこむ音が聞こえた。

大輝も身動きできない様だ。

そこまで怯えなくてもいいのに……。


「まず大輝。桜井さんに関しては前にも言ったよね?何も考えてなかったの?」


だけど大事なことだし、確認しておかないと。

そして答える前に、もう顔に答えが書いてある大輝。


「確かにそうなんだけど……正直に言って、何も考えてなかった」

「桜井さんが何を言おうとしていたのかっていうのは、もうわかってるよね?」

「えっと……まぁ、多分……?」


多分って何?って言いたくなるんだけど、多分でも察することができる程度には成長してる様だし、そこは認めてあげよう。


「だったら、どうするかって決まってないの?」


軽く、詰める様に言うと大輝が更に怯む。

桜井さんも多少怯えて見える。

私が悪い人みたいだからそういうの、やめてよね……。


「ちょっと、突然過ぎたというか……何も考えてなかったってのもあるけど……」

「何で迷ってるの?桜井さんのこと好きなの?私とはキスより先に進む勇気もないくせに?もしかして二股かけたい願望でもあるの?」


きついなぁ、と言っている本人も思っているわけだが、これだって必要がなかったら言わない。

正直私個人の願望としては、大輝が死なないんだったら際限なく甘やかしてやりたいのだ。


「そうじゃないよ。本人の前で言うのも何だけど、元々友達としか認識してなかった相手だし……ここでばっさりやったら、後々の関係に溝が……とか……」


はっきり言うかと思えば語尾がヘタレるという。

何度見てもイラっとくる。


「とか?とかって何?」

「あ、いえ……」


尻すぼみになって行って、俯いてしまう大輝は可愛いんだけど、今はそれどころじゃない。


「まぁ、こんなこと言ってても仕方ないから聞くけど、大輝はこれからどうしたいの?誰も傷つけずに生きていくなんてことが可能だって思ってる?私との関係はそのままに桜井さんを友達のままで、っていうのはかなり残酷な答えだと思うんだけど」


ここで桜井さんのことも考えてますよアピールをしておく。

そうじゃないとハーレム作ろう、っていう提案自体が不自然になってしまうからだ。

もちろんこの後の大輝の返答にも一度イラっとさせられるんだけど。


「お、俺がどうしたい、っていうのはひとまず置いとくとしてだな……春海の考える最善って、どんなイメージなんだ?」


はいきました。

わかっていても本当、イラっとする。

エロいことばっか考えてる脳みそでも、健康な脳みそあるんだから少しくらい考えなよ、とか思わないこともない。


だけどそれを言っても解決しないし、ちゃんと気づける様に導く必要があるのだ。


「最善なんてあると思ってるの?大体、大輝がどうしたいか、っていうのが今回の最重要項目なのに、それを置いとくっていうのがそもそもおかしいと思わない?」


これを言うことで、大輝はちゃんと気づく。

大輝を少し睨む様に見ていた桜井さんも、途中からうんうん、と頷いたりし始めるのだ。


「……わかった。これからちょっと最低なこと言うかもしれないけど、落ち着いて聞いてほしい。受け止めるかどうかは任せるから」


大丈夫、ハーレム作るって言う提案の方が大分最低だと思うから。

だから安心してその最低なことを申すが良いぞ。

ケーキをつつきながらふと桜井さんを見ると、桜井さんは熱く大輝を見つめていて、大輝はそれを見てドキドキし始めている。


「俺は、これからも春海と付き合っていきたいし、だけど桜井と仲悪くなるのも嫌だ。本当、最低だと思うけど、これが偽らざる俺の本音だと思う」


この大輝の発言を受けて、桜井さんの表情が若干柔らかいものに変わる。

現金な子だなぁ、と思わなくもないが見方を変えれば可愛いものだとも思えてくる。


「大輝の考えは大体わかった。じゃあ直球で行くからね、桜井さん。大輝のことどう思ってるの?」


答えにくいのはもちろん承知の上だ。

大輝がハラハラした顔で私と桜井さんを交互に見ている。


「あ、あの春海……」

「大輝、今は桜井さんのターンだから。ちょっと黙ってて」

「あ、はい」


私に軽く凄まれて小さくなる大輝。

私としても若干余裕がなくなってきている。


「私……私は……」


桜井さんが口を開くも、答えあぐねている。

よし、ここで……。


「聞き方が悪かったなら、質問変えるね。大輝のこと、好きなんだよね?」


こうしてズバリと切り込むことで桜井さんは答えられる様になる。

逆にこうしないと、桜井さんはゲームのNPCみたいにずっと私私言ってる。


「うん、好き……なの……」


少し俯いて、顔を赤くしながら答える桜井さんは、正直私から見ても可愛いと思える。

大輝も顔を赤くして桜井さんを見てるし、同じ様なこと考えてるんだろうな。


「そう、わかった。で、大輝は今のを聞いて、どう思ったの?」

「あ、俺?えっと……」


ただただ見とれてました、みたいな顔してる。

まぁ、答えにくいよね、彼女の前なんだし。

だけど今日は手加減してあげない。


「ちゃんと、はっきり答えてね。それによって対応変わるから」


大輝の顔からさっと血の気が引く。

これからの付き合い方を変える、って意味で言っただけなんだけど、大輝は焼き入れられる、とか考えてる。


「何とも、思わなかったの?」


こう言わないと、大輝は答えられない。

手のかかることだ。


「い、いや、そんなことは……」

「ヘタレも程々にしないと、身を滅ぼすことがあるんだよ?」


まぁヘタレだから大輝なんだけど、決める時はびしっと決める男になってほしいじゃない?

どうせ大輝は私に滅ぼされるとか思ってるんだろうけど。


「しょ、正直なことを言えば……驚いたよ。う、嬉しいって気持ちもあるんだと思う……」


唇が震えて上手い事発音できない様だ。

そんなに私が怖いのか……まぁ話の内容が内容だから仕方ないけど。


「そうだよね、よくできました」


ちゃんと言えたことそのものは褒めてあげないとね。


「それで、大輝のことが好きな桜井さん」


敢えてトゲを見せる。

あなたは彼女の前でこんなことを言ったんだよ、ということを意識づける為に。

さすがに恥ずかしいのか、桜井さんは大輝を見ようともしていない。


「大輝とどうなりたいのか、私がいるのを理解している前提で聞かせてもらっていい?」


まだだ、焦るな……!

ハーレム作ろうぜ!!なんてここで焦って言ったらどんな未来が待ってるか予想もできない。


「それは……」

「それは?」


ちょっと食い気味に聞き返す。

がっついてるなんて思われるかもしれないが、こちらも必死であることをアピールしなければならないのだ。


「私も、宇堂と付き合いたい!!」


決意したかの様な目を見せたあと、桜井さんが叫ぶ。

根性あるなぁ、と思った。


「だって、好きなんだもん!!この気持ち、どうしようもないんだもん!!」


更に桜井さんは叫んで、またも俯いた。

店内がややざわついたのがわかる。


「桜井さんの言い分も気持ちも、よくわかった」


思っていた通り本気だった様で何よりだ。

ここまで人がいるところで、あれだけ言えるのであれば本物だと認めてもいいだろう。

まだ見ぬ未来への恐怖がないでもないが、この子に賭けてみるしかないのだ。


「大輝はどうしたいの?どっちかを選ぶの?それともどっちも選ばない?」

「お、俺は……」


そろそろ来るはずだ、運命の分岐点の伝令が。



『ここが運命の分かれ道。あなたが取る行動を、次の内から選んでください』


A 私を選ぶなら、大輝のしたいこと、全部してあげる。

B 桜井さんを選ぶなら、今日ここでさよなら、だね。

C 迷ったら両方、そんなの買い物でも何でもセオリーでしょ。



さて、とうとうきちゃったよこれ……。

今まではAとBしか選んでなくて、Bはやっぱり胸糞悪いから、ってAをひたすら繰り返したりしていた。

Cを選ばなかった理由は散々言ってきたが、私としては大輝を独り占めしたかった。


だからAを繰り返していたのだが、Aは大輝のデスルートだ。

Bは途中で見なくなったこともあってわからないが、私が幸せになれないということは容易に想像できた。


だから今日、ここで私はCを選ぶ。

今まで一度も選択されることのなかった、ハーレムルート。

大輝を究極に甘やかすことになるであろう、ハーレムルート。


その先のことなんかわからない。

だけど、大輝が唯一生存しながら私と一緒にいてくれるルート。

これを選ぶ為に、それだけの為に、私は今日のこの日を待ちわびていたのだ。


さぁ、開け運命の扉よ!!

私に、幸せな未来を見せるがいい!!



「それとも」


私はフォークを置いて大輝を真っすぐに見つめる。

大輝が息をのんで私を見ている。

桜井さんが理解したのか、はっとした顔で私を見ている。


「二人ともと付き合う?」


今まで、一度たりとて発せられることのなかった言葉。

この言葉が、今まで動いていなかった時を動かす。

思えば、この二万回にも及ぶやり直しはこの瞬間の為だったのかもしれない。


大輝の驚愕する表情が、桜井さんのはっとした顔が、店員さんが他のテーブルに食事を持っていく動作が。

全てがスローに見えた。

私は今日、漸く到着することができたのだ。


おっと、あまりの達成感に危うく追撃を忘れるところだった。

とどめはきっちり刺さないと。


「さっき桜井さんは、私『も』宇堂と付き合いたいって言った。これって、世間的に言う二号さんとか二人目の彼女として、ってことじゃないの?」


大輝はこの言葉に、ハーレム形成からの死亡エンドが、とか考えているだろうが、ここからハーレムができてしまえばもう、その心配はない。


「……それでも、いい。宇堂が私をちゃんと、女の子として見て、付き合ってくれるんだったら」


よしきた……そうこなくちゃ……!

私は信じていたよ!!

努めて顔には出さないが、心の中ではガッツポーズだ。


ここまできたらもう、私の勝ちは確定したも同然。

運命よ、ひれ伏すがいい!!

異常とさえ思われるほどの執念の成果、今日ここで見せてくれる!!


「おい待て桜井。とても正気とは思えんぞ、今のは……俺たちまだ中二だろ?無責任な言い方しちゃうけど、この先俺なんかよりももっとずっといい男と出会えるかもしれないんだぞ!?」

「そんなことわかってる!!だけど、今はもう宇堂しか見えないの……」


いい流れだ。

大輝はまだちょっと煮え切らないが、時間の問題だろう。

まぁ、桜井さんには今後私も見てもらう必要が出てくるわけだけど。


「桜井さんは答えを出した……それがどれだけの痛みだったか、大輝にわかる?」


あの顔半分だけ隠す仮面カッコいいよね。

今度探してみようかな。

癒しの炎で消滅させられるとか考えてる大輝に、少しずつ安心してもらわにゃ。


「大輝、私はね」


気の抜けたコーラをちゅーっとすする。

うん、不味い……もう一杯。


「色々考えて、桜井さんとなら一緒に付き合うのもありかなって思う。だって桜井さんはきっと、大輝のこと私と同じくらい大事にしてくれるはずだから」


昨夜必死で考えたセリフだが、今は割と本音に近いと言えるかもしれない。

大体事実だしね。

これだけ大輝のことで頭一杯なら、きっかけ一つでヤンデレ化する懸念はあるけど……まぁ、何とかなるでしょ。


「だ、だけどお前……」

「大輝、よく考えて?ここで桜井さんを友達として押しとどめることが、桜井さんにとっても私たちにとっても、幸せな結果になると思う?」

「それは……」


もう一押しだ。

桜井さんはもう、落ちたも同然。

大輝に関しては揺さぶりをかければ行けるはずだ。


「友達でいようってなれば、きっと桜井さんは何処かで捻じ曲がってしまう。それは今日のことで良く分かったんじゃない?」

「…………」

「確かに、二人で大輝と付き合うって選択をしたからって、捻じ曲がらないなんて保証はないよ。だけど、現状私と桜井さんの利害は一致してる。何も失うことなく、大輝を共有できるんだから。なら上手く行く公算の方が大きいし、その可能性に賭ける方が前向きだって私は思う」

「それはそうかもしれないけど……それだと俺にとって都合がよすぎないか?」

「二人がそうしたいから、そうするんだって。それじゃ納得できる理由にはならない?」


桜井さんが口を挟む。

なかなかいいこと言ってくれる。

今日からお前はハレメンナンバー003だ、桜井朋美よ!!


早く楽になっちゃえばいいのに、って思うけど、こうしてウダウダ悩むのも大輝のいいところだよね。


「大輝はきっと、俺に桜井を大事にできるのか、とか考えてるんだろうね」


だから私は少しでも前に進みやすい様に道を作って、導いてあげる。

一緒に生きていくって、決めたんだから。


「私はね、大輝ならできるって思ってるよ。私と同時進行でもきっと大輝はどっちも蔑ろにできない」

「何で、そう言い切れるんだ?」

「何事もいい加減にできない不器用男、それが宇堂大輝という人間だから」


決まった、と思った。

今日の私は、これまでで一番輝いている。

何なら発光して見せてもいい。


「私……今はまだいろんな部分で春海ちゃんに敵わないと思う。でも、私は私なりにこれからもっと宇堂のこと知っていきたい。だから、宇堂さえ良いなら……」


おっと?

とどめ持ってくつもり?

まぁいいや、今日くらいは譲ってやろう。


「……わかった。応えていける様に努力するよ。あと、春海」

「どうしたの?」

「本当ならお前に独り占めさせてやりたかったんだけどな……ごめん、俺がはっきりしないからこんな結果になっちまって」


大輝が深々と頭を下げる。

それは普段みたいにふざけ半分なのと違って、真剣味の感じられる誠実さを持っていた。

ていうかふざけ半分で頭下げるってのもどうかと思うけど……。


「ああ、それなんだけど」

「何かいい案でもあるのか?」

「桜井さん、これからの付き合いに当たって、いくつか条件出してもいい?」

「えっと……痛いのとかじゃなければ……」


これも、私が昨夜必死で考えた内容だ。

何が何でも飲んでもらわないと困る。


まぁ、大輝の初めては譲れない、っていうのとか、桜井さんと大輝が二人で会う時は必ず連絡してね、とか週に一度は三人で親睦を深めようぜ、とか週末は基本的に私の日だけど、三人で会うこともあるよ、っていう内容。

例外は連絡してくれれば大体応じる。

破ったら即ご破算……とは言うけど、ちゃんと次が、つまり桜井さんの代わりが見つからないとだから、何だかんだ言ってそうはならないだろう。

次が見つからないまま大輝と桜井さんを別れさせることは、それ自体が大輝の死を意味する事になる。


「随分と優しい条件じゃないか?」

「だって、私の生活は大輝が全てだもん。だから大輝の為になることだったら私、何でもするつもりでいるよ?」


優しいかな?

マメに連絡とったりって割と窮屈かな、とか思いながら考えただけに、少し意外な感想だった。


「あとは……みんな名前で呼び合おうか。苗字じゃ何か他人行儀だし」


これだけは、って昨夜から思ってた。

やっぱり同じ男を愛する者同士、仲良くやっていきたいしね。


それから、この桜井さんが学校で巻き起こした暴走騒動に関しては、現状維持に落ち着いたことにしてもらうことにした。

そうじゃないと私の大輝が中学卒業も危ぶまれてしまう。

二股してるなんて学校でバレるのはさすがにまずい。


もちろんもみ消しなんて訳もないが、できれば穏便に行きたい。

一応気を付ける様に朋美にも釘は刺して、学校では二人の問題は二人で解決しないといけないんだということを理解させた。


ともあれ永遠とも思えるほど長かった私の戦いは、ここへきてやっとひと段落する。

ハーレムは今、ここに成立した。

そしてこれにより大輝の死は回避され、幸せな未来が約束されたのだ。


ここからの流れは完全に未知数だが、絶対に乗り切って大輝と一緒に幸せになってみせる。

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