退魔師組織の協力 2
ここまで大空視点
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「今回の任務は俺の父さんが来るってことだ」
「な!? そりゃまじかよ?」
龍富の言葉に古賀松の驚きの声が響き、大空は頬杖を外す。
「ん? どうした? 何か不服が?」
「あ、ああ、いや全然。有名人の護衛かと予想してな、予想を裏切られてビックリなわけさ」
龍富が疑問を呟くと、古賀松は手振りも加えて否定の言葉を話す。
古賀松は視線を外して、一瞬だけ残念な表情を見せる。
気持ちをゴミ箱に捨てるような様子を大空は見逃さなかった。
(王駕くんが弄りづらくなっちまった……って心情だね、間違いなく)
大空は心の中で古賀松の心情を悟る。
「ってことは、親父さんも退魔師って事か」
「そ。俺たちが束になって2セット、3セットと倍になっても勝ち目がないくらいに強い人さ。俺も良く世話になる人だよ」
大空は龍富を見て疑問を話すと、柄池が代わりに答えてくれる。
強い父親という柄池の話に大空はやや興味が湧いて来る。
「今回の任務は父さんが是非ってことで俺たちも同行してくれと言っているんだ。見張りでも来てくれっていう理由はそこが一番でかい」
龍富が同行してもらいたい理由について話す。
「これからも王駕が世話になる人だから、僕もあってよろしくと言いたいな、って言葉があっただろ、リュート」
「そうなんだ、そんなことを言っていた」
龍富の父がいうであろう言葉を柄池が代弁して、龍富はそうだと肯定を話す。
龍富と長いこと連んでいるだろう柄池が言う言葉には説得力がある。
「って言うわけで、今回の任務に行ける人は」
「俺としては危険な任務でもあるから強制はしない、無理には来なくていい」
「それとおやつ代は300円までだ、肝に命じておくこと」
龍富は任務について来れる人につての話をする。
が、無理強いはしないとの言葉は古賀松が龍富の口調を真似た言葉で、おやつ代は八雲がこれまた真似した言葉である。
「おい、俺の言葉を勝手に使うな」
「おや? 俺の真似がうまくて嫉妬かい? 王駕くん」
龍富は苛立ちも含んだ視線と言葉を古賀松に送ると、古賀松は嫉妬かと返答した。
続けて古賀松は話す。
「それに今回もこういう言葉だったろ? 俺はちなみに王駕くんのお父さんに挨拶しに行くからな」
「う、否定は出来ない……」
古賀松は龍富の出す言葉を確認して行く意思も伝える。
龍富は苦い顔で言葉を否定できず、大空としても龍富がいいそうな言葉だと思ってはいた。
「アタシは行けるんでよろしくな」
「問題なしよ」
「はーい、私も」
「俺も当然行く」
続いて大空、大越、愛川、そして龍富の声真似のまま八雲は意思を伝える。
御堂は聞かなくても決まっているだろうので、これで全員が行くことを示した。
「今回もこういうわけだし……な?」
柄池は龍富に意思を伝えた状況について言葉をかけると、龍富は引き続き、苦い顔を続けてから言葉を出す。
「分かった、みんなが来ることでいい。あと、任務は休みの日になると思うからそれだけは忘れないでくれ」
「あとは細かいところ決めるだけなんだけど、他に何か話したいことはあるかい?」
龍富はやむを得ないとも言いたげな顔で言葉を出し、柄池は他の話がないかと聞く。
その言葉で御堂は手を挙げて口を開いた。
「あ、じゃあ、俺からいいか? 連絡システムの機能のことで話す事が……」
「何か新しい機能か?」
御堂は連絡システムについての話を切り出すと、柄池は新しい機能かと期待の言葉を寄せる。
「今回の機能は試験的な追加でもあるんだけどな、簡単な意思疎通ができるシステムなんだ」
御堂は機能の追加についての話をスマホを上に掲げて話す。
「まず、簡単な動作で色の信号を送れるシステムだ。これは手信号の代わりになれるようにって入れたものだ」
「ああ、あの時、隠れての奇襲で必要になったからかしら」
御堂は色の信号を送るシステムについて話し、八雲は前回の奇襲の話も交えて言葉を出す。
前回の奇襲は話では聞いていて、御堂の話上では便利そうなきのであると大空も考える。
「まあ、そんなところかな。何にせよ手短な動作で意思疎通出来る手段はあったほうがいいと思ってね」
「ああ、確かにあの時にあると便利だよな。手信号だって視界にある範囲でやれるとは限らないから」
八雲を見て頷きつつ御堂は解説し、龍富も必要性について語った。
「ただ、この機能はあると便利だと思ったが、使う場面が限られているってこともあるから、そこは調整して使える場面を増やしたいってところだな。そういう意味で試験的だな」
「サブロー、使い方ってどんな感じかな?」
御堂は機能について更に話すと、柄池は使い方について追求した。
「使い方だけど、アプリを開いて色のボタンを押すだけでいいから。そうすれば、皆んなに押したボタンの色が伝わるから」
「おお、それだけでいいんだな。かなりシンプルだ」
柄池の言葉の返答として御堂は使い方を説明し、柄池は簡単な操作に小さく驚く言葉を出す。
「あと、もう少し具体的な指示を出したいって時は、ボタンの他に短い文章も付け加える事ができるから、色ボタンを押す前に文章を登録してくれ。色ごとに個別で登録できるから、文章は」
「んー……となると、いろんな言葉をやり取りする会話には不向きな感じだね」
御堂は文章も飛ばせると解説を知ると、愛川から不向きな部分もあるという意見が出てきた。
大空としてはこれくらいでも不満はない機能追加であった。
「そうだね、飽くまで手短な意思疎通を手早くやる為に作ったからね。そこはやむを得ないとこだね」
「あ、サブロー、ちょっといいか?」
御堂は機能の追加の目的について話した後、古賀松から話を振られる。
「前回の任務話で俺が言ってた機能はどうだ?」
「ああ、あれは付けようとは思っているから。もうちょっと待ってくれ」
機能のことで古賀松は話を振ると、御堂からは実装予定だと答えが返ってきた。
(あの時なんか話していると思ったけど、何かの機能の追加についてか)
大空は前回の任務話であった御堂と古賀松との話について心の中で呟く。
何の機能かは気になってはいたが、そのうちの追加までは待つのもいいかと思って、敢えて聞かないことにした。
「俺からは以上だけど、みんなはシステムの更新をやってね。あと今回は試験的だし、動作も地味でシンプルだから俺からの実践はないからね」
御堂からの話は自身から区切りを伝えられ、更新の呼びかけも行う。
それから、任務の日時などの細かい話を決めて解散となった。
余談だが、後に八雲が今回の追加システムで連続した余計な信号を送ったことがあり、御堂と八雲からお詫びの信号が入ったこともあった、とのことである。




