70/834
殻から
今は何も考えたくない お願いだからほっといて 一人にして
涙さえ流す気にもならない
布団に横たわって眠っても夢の中にまで追いかけてくる
僕という存在は誰かに必要とされているのか? 助けて
僕の言葉が人を傷つける力しか持たないのなら
もう何も話したくない
今は何も思い出したくない お願いだからほっといて 一人にして
一粒の涙さえ流れはしない
涙を流す権利さえ僕にはあるはずないのだと思った
僕という存在は誰かを傷つけることしかできない 助けて
僕の存在が人を傷つけることしかできないのなら
もういっそ消えてしまいたい
“カラカラに干からびた空の殻から
カラカラと辛くも逃げそびれた烏の躯が絡まる音がするから…”
僕という存在は誰かに必要とされているのか?
だって僕がいなくても地球は回る だけど僕がいても地球は回る
僕という存在は誰かを傷つけることしかできない
それでも僕に少しでも人を救える可能性があるのなら
もう一度だけでいい どうかチャンスをください




