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紅蓮の命
悲しいくらいに完璧な紺碧を穢す紅蓮 その証に消えない銃創
まだ迷っているんでしょ?
淋漓と迸る鮮血が海になる
それが逃げ水のように惑わして使命すら忘れさせるから
内罰的な感傷 温度を失う瞳に捧ぐために
縺れる舌で紡ぐ懺悔の言葉を
まるで嘲笑うかのように灼き尽くしていくだけ
非情なくらいに鉄壁で潔癖で 染める紅蓮 その記憶を漂う硝煙
それでも進むんでしょ?
倫理に囚われた魂は空に散る
それが誘い水となって狂わして悲鳴すら上げられないから
外罰的に干渉 湿度を疑うくらいに喉が渇く
自分が正しくないと保てないから
否定する者を容赦なく灼き尽くしていくだけ
徹底的に痛めつけて絶壁を伝う紅蓮
燐火は志を問うて大地を去る
無罰的に鑑賞 程度を考える必要なんてない
闘うことに怯えて誤魔化していた弱すぎる心も
すべて灼き尽くしていくだけ
たとえ何一つなくなったとしても紅蓮の命を燃やして生きるだけ
ただそれだけ




