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リラックス
気づけば季節が一つ終わる
毎日脇目も振らず一直線に走り抜けてきた
周りに何があったかなんて覚えているわけないだろう
よそ見をしてる暇などなかったのだから
それでいいんだとずっと思ってきた
後悔なんてしてないよ でも気づいたんだ
いつも通ってた道にはこんなきれいな花が咲いてたんだって
気づけばもう今年も終わる
毎日全力投球で誰よりも一生懸命に生きてきた
どれだけ時が経ったかなんて覚えてるわけないだろう
振り返ってる暇などなかったのだから
今までそうやってずっと生きてきた
後悔なんてしてないよ でも思ったんだ
もう少しくらいゆっくり進んでいってもいいんじゃないかなって
毎日同じ景色だけを見てきたけれど
肩の力を抜いて周りを見渡すとそこには全然違う景色が広がって
その感覚があまりにも新鮮で…
「たまには脇道もいいかもしれない」と思わず言ってしまうほど
でもそのくらいこんなにもたくさんの素晴らしい景色を
見逃してたのかなってゆっくり生きることも
少しくらい悪くないんじゃないかなってそう思えてきたんだ