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幻奏楽団キリギリス  作者: 語部 もどき
307/834

無力なこの手は

僕には過ぎた願いだったんだ “幸せになりたい”だなんて…


だから僕は決めた 僕は誰の幸せも望まない

それが僕自身の幸せを追求することになるのならば…


求めて伸ばすだけ

空を切るこの手は何かを掴む為の手じゃないんだ

きっと だったら僕は何も掴まなくていい

この手は触れたものを傷つけるだけなのだから



僕には捨てた願いがあるんだ 取り戻そうとも思わない


だけど僕は弱い 僕は誰の不幸も望めない

それは僕自身が幸せへの未練を断ち切れていないから…?


何度も誰かを僕自身を傷つけてきたこの手で

何ができるというんだ? 今更僕は過去に戻る気なんてない

この手は大切なものを守れないのだから



僕は誰の幸せも不幸も望まない 望めない


僕の道が不幸でも苦しみがないならそれでいい

そんな寂しい道だけが唯一の選択肢だなんて

僕は自分の存在自体を悲劇としか思えない

この手に入れたものはそんなむなしいものばかりなのだから

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