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タイム・カプセル
目の前で元気に駆けまわる子供達 なぜか昔の自分を思い出す
こんな時代があったっけ
その笑顔はまるで太陽のように僕を照らす
遠い遠い昔の忘れ物 ずっと閉じたままだったタイム・カプセル
僕らはみんな何かを忘れている
忘れたことさえ忘れてしまっている そんな自分が空しくて
目の前で互いに喧嘩する子供達 なぜか昔の自分を思い出す
こんな時代があったっけ
くだらない理由でぶつかるその顔は誰よりも本気で
遠い遠い昔の忘れ物
開きかけたタイム・カプセルは必死に僕らに何かを訴えている
「生きることさえ本気になれないのか」 そう言われている気がして
ようやく手をかけたタイム・カプセルには
いろいろなモノが詰まっていて波のように僕に押し寄せて来る
遠い遠い昔の忘れ物
ようやく開いたタイム・カプセルには幼い僕のたくさんの思いが
忘れたことさえ忘れてしまっていた温かい思い出があった




